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2011年3月1日火曜日

時間が経つのがどんどん速くなるのは何故か (mixi05-u459989-201103011327)

ミクシ内で書かれた旧おかあつ日記を紹介します。
時間が経つのがどんどん速くなるのは何故か
2011年03月01日13:27
年を取るにつれてどんどん時間が経つのが速くなるのは、誰もが言及するところだが、それは何故なのだろうか。 一説によると、これはそれまでに過ごした人生の長さとの比率によるという。 それは、30歳の時に過ごす1分は、10歳の時に過ごす1分と比較して、人生に於ける比率が違うだろう、という考えに基づく。

30歳の時に過ごす1分は、つまり
1 ÷(30年×365日×24時間×60分) = 1 ÷ 15,768,000 分

であり、

10歳の時に過ごす1分は、つまり
1 ÷(10年×365日×24時間×60分) = 1 ÷ 5,256,000 分

である。 こう考えると、同じ1分でも 人生に於ける重さは、実際に3倍 違う。 30歳の時に過ごす1分は、10歳の時に過ごす3分に相当することになる。 つまり、30歳の時の1時間は、10歳の時の3時間であり、30歳の時の1日は、10歳の時の3日間であり、30歳の時の1週間は、10歳の時の3週間であり、30歳の時の1ヶ月は、10歳の時の3ヶ月である。



そうなのかも知れない。 しかし、僕はふと思ったのだが、こういう風に考えることも出来るのではないだろうか。 というのも、確かに日本に居ると時間がどんどん速くなっていくのを感じるが、ラオに居るとそれは全く感じないからだ。 年齢を重ねても子供の時と同じように時間が流れるのだ。 何故なんだろう。

人間年を取るとどんどん過去が増えていく物だ。 過去というのは色々とコストがかかる。 維持費・メンテナンスする時間・整理してまとめる時間 などなど... 。 過去というのは、つまり、資産やモノ・人間関係・知識ではないかと思う。 知識も過去のひとつだ。 知識が無ければやらなかったことを、知識を持つとやりはじめる。 年を取ると、知識はどんどん増えていく。 そうするとやることがたくさん増えてしまって、時間がどんどんなくなっていく。 資産が増えると、資産を管理する為に大変なコストや時間がかかるようになる。 人間関係も同じところがあるように思う。 過去が多いと、それだけ忙しくなって時間がなくなるから、時間が短く感じるようになるのではないだろうか。

僕はひょっとしたら、こういうことなのではないか、と思う。

時間が経つのが速くなるのは、 自分が過ごしてきた時間と自分がこれから過ごす時間の比率によるのではないだろうか。 人間、年を重ねる毎にどんどんと残された時間は減っていく。 にも関わらず、過去はどんどん増えていくことにより、必要な時間はどんどん増えていく。

自分に残された時間がどれくらいあるのかなど、誰にもわからない。 だけど、どんどん減少していることだけは間違いない。 にも関わらず、誰にでもわかる形で過去は確実にどんどんと増えていく。 これが減ることは無い。

だから常に、過去よりも未来の方が長い様に物事を管理すれば、ひょっとしたら、時間の流れ方が変わるのではないか、という気がする。 要らない知識は捨てる。 要らない人間関係も捨てる。 要らない資産も捨てる。 身軽で何をするのも低コストですぐに始められる様にフットワークを軽くする。 足腰が弱くなってもすぐに立ち上がれる分の重さのものだけを身につけるようにする。

もちろん何も持たなかったら生きていけない。 ラオの人みたいに何も持たずに生活するのは理想だけど、都会に住むにはどうしても物が必要だということは、ある。 だけど、自分に取って絶対に必要な物を見極めてそれ以外の物は持たない様にする亊は、大切な気がする。

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出展 2011年03月01日13:27 『時間が経つのがどんどん速くなるのは何故か』

著者オカアツシについて


小学生の頃からプログラミングが趣味。都内でジャズギタリストからプログラマに転身。プログラマをやめて、ラオス国境周辺で語学武者修行。12年に渡る辺境での放浪生活から生還し、都内でジャズギタリストとしてリベンジ中 ─── そういう僕が気付いた『言語と音楽』の不思議な関係についてご紹介します。

特技は、即興演奏・作曲家・エッセイスト・言語研究者・コンピュータープログラマ・話せる言語・ラオ語・タイ語(東北イサーン方言)・中国語・英語/使えるシステム/PostgreSQL 15 / React.js / Node.js 等々




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