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2011年2月13日日曜日

発展が遅れて可哀想なラオス人についてコメント (mixi05-u459989-201102130007)

ミクシ内で書かれた旧おかあつ日記を紹介します。
発展が遅れて可哀想なラオス人についてコメント
2011年02月13日00:07
─── いつも思うんですが、○○○さんの言うことって、激しく矛盾していると思います。 タイの発展していない素朴なところが好きだ、といいつつ、それを貧富の差と呼んで「可哀想だ」と憐憫を感じているところは、明らかに矛盾しています。

彼らは別に発展したいとは思っていないし、発展する為に努力をしたいなんてまっぴらごめんと思っている人ばかりです。 そればかりか、バンコクに行ったら生活する為にお金が必要なのだ、という事を知らない人も少なくありません。 何故ならば、ラオ文化はその根本が資本主義に根ざしていないからです。

それは決して可哀想だという事ではなく、ラオの人が未だに古くからの伝統を守っているから素晴らしいのだ、とも言えます。 資本主義社会に毒されていない古い文化が保存されているからこそ、ラオの生活は時間に追われる事もなく、毎日ゆっくりとした時間の中で農耕作業を続ける事が出来る訳です。 その点、日本にはないかけがえの無いものを現代もなお守り続けているのだ、と見ることが出来るでしょう。

それは、貧しいんでしょうか。 ラオの生活は日本と全然違います。 広い家。 豊かな土壌。 豊かな食べ物。 暖かい気候。 安い物価。 ゆっくりした時間。 生活の豊さを比べたら、日本よりずっと豊かです。 お金を使って生活ががんじがらめにされている日本とどちらが豊かでしょうか。

それを貧しくて可哀想だ、と評するのはラオの人に失礼です。 実際ラオの人はニコニコしながら、そういう失礼さを非常に敏感に見抜いています。 手痛いしっぺ返しを喰らう前に気がつかないとマズいでしょう。 実際、多くのラオ人は、日本人を可哀想な人たちだと感じています。 ───

コメント一覧
小姐   2011年02月13日 00:54
確かに、私もタイにいて、食べ物が本当に豊富な国だと感じました。

海も山も川も自然がいっぱい。

豊かさは日本より上かもしれないですね・・・



あ、北京いつごろつきそうですか?
かつお   2011年02月13日 04:22
ラオスは、2008年にニューヨークタイムズ紙が『旅行で行くべきところ』で1位になっています。欧米人は自然が好きだし、時間の使い方がうまいなぁと思います。ルアンパバーンの街並みや、北部の少数民族、メコン川のスローボート下りなどいいですよ。ラオスは自然が豊かだから、自給自足ができるのです。
ダヌパット   2011年02月13日 08:47
おかあつさんが、私のタイテレビCMの日記をご覧になっての
感想なら、

>>>それを貧富の差と呼んで「可哀想だ」と憐憫を感じている

とは、思ってもいないし、書いてもいない。

短いCMに酒をやめて成功していく姿が「面白い」と
思って紹介したに、過ぎません。

「可哀相だ」とは一言も言ってません。

私もラオス族が日本人よりはるかに豊かな生活をしていると
常々思っていますので・・・誤解ないように。
おかあつ   2011年02月13日 13:03
> 短いCMに酒をやめて成功していく姿が「面白い」と思って紹介したに、過ぎません。「可哀相だ」とは一言も言ってません。

反論するなら、はっきり指摘します。「酒を止めて働く」という考え方を面白いと感じる感性自体が、差別的な視点だという事に注意しましょう。 もっとも、それを差別的じゃないと感じるのは、とても日本人的な感性で自然な事です。 僕はそれを否定するものではありません。 僕自身はダヌパットさんがその様にお考えでも全く構いません。

ですが、それはラオ人にとっては非常に侮辱的な視点です。そういう視点を持っているということを、間違いなくラオの人は見抜きます。 ダヌパットさんは、もう長らくイサーンに住んでいらっしゃる訳ですから「発展しないといけない」と考えている事自体が差別的なのだ、という事に気がついてもよい時期に来ていると思われます。 でなければ、「あぁ日本人ってアホだなぁ」って確実に思われます。

イサーンに住むに当たって「あぁ日本人ってアホだなぁ」って思われていると、将来、確実に看過できない大きな問題を生み出します。 ダヌさんが将来日本に帰ろうと考えているなら、僕もこういう事を言いません。 永住する気があるなら、その考え方は危険です。 僕は、ダヌパットさんを心配しているからこそ、こういう事を言うのです。

他人が説明しても絶対理解出来ない物です。 実際に看過できない問題に直面するとすぐに理解できる物ですが、その頃には既に手遅れなんですよ。


>私もラオス族が日本人よりはるかに豊かな生活をしていると常々思っていますので・・・誤解ないように。

ご自分に嘘をついています。 もしも本当にそう思っていたら、あのビデオを面白いと思わない筈です。 もし本当にそう思っていたなら、あのビデオをむしろ不愉快に感じる物です。 そう思って居ないということが、他人からは、自分が思っている以上に、丸見えなんですよ。

ラオの人は、そんな心の動きに敏感です。 差別的な視点を持っているということは、僕以上に見抜くでしょう。 ヤクザを相手にしている時と同じように接するべきです。 そんな対応じゃ一発で指落とされちゃいます。
 
出展 2011年02月13日00:07 『発展が遅れて可哀想なラオス人についてコメント』

著者オカアツシについて


小学生の頃からプログラミングが趣味。都内でジャズギタリストからプログラマに転身。プログラマをやめて、ラオス国境周辺で語学武者修行。12年に渡る辺境での放浪生活から生還し、都内でジャズギタリストとしてリベンジ中 ─── そういう僕が気付いた『言語と音楽』の不思議な関係についてご紹介します。

特技は、即興演奏・作曲家・エッセイスト・言語研究者・コンピュータープログラマ・話せる言語・ラオ語・タイ語(東北イサーン方言)・中国語・英語/使えるシステム/PostgreSQL 15 / React.js / Node.js 等々




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