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2010年9月22日水曜日

「チャランポランなタイ人」について (mixi05-u459989-201009220031)

ミクシ内で書かれた旧おかあつ日記を紹介します。
「チャランポランなタイ人」について
2010年09月22日00:31
日本人がタイ人を見ると必ず「てきとう」という形容詞が出てくる。 衣食住に楽観的であまり深刻に考えないところがあり、お金などに無頓着なところがあるからだ。 彼らに、尽くして必死にお金の大切さを説いても、まったく理解しない。 日本人は、そんなタイ人を見て「バカ」という形容詞をよく使う。 この様に、タイ人のノンキな脳ミソには、どうやってもインプット出来ない事柄が存在する。 それを見て、日本人はタイ人をバカだと言うのだ。

一方、僕はタイに長くすんで(と言っても足掛け5年程度だけど) タイの風習を色々見ていて思うのだけど、日本人も、これと同様なノンキさを持っている。 日本人のノンキな脳ミソに、どうやってもインプット出来ない事柄が、確実に存在している。 それを見て、タイ人は日本人をバカだと思っている。


日本人の認知できない事というのは、ずばり「政治駆け引き」だ。 島国で外国文化の脅威に晒された事がないので、こういう汚い世界に対してまったく脆弱なのだ。(もっとも、この点、関西人はそうではないと思うけど。)

タイで色々面倒な用事を片付けているときなどに日本人を見ると、それだけで腹が立ってくる。 ノンキで無防備で妙にブラブラしているので、ことわけ目立つ。 タイ人が絶対にしないような、無防備な行動を日本人は取る。 明らさまなウソも疑わない。 大陸の人が常識的につくようなウソでも簡単に信じてしまう。 そういう日本人は、大陸に住む人たちにとって、とってもチョロく見える。



そんな日本人は、日本で、明らかに間違った報道・明らかに偏向した報道を見ても、それをまったく疑うことなく、それを信じてしまう。 これが、僕は一番怖い。 タイ人その他、大陸に住む中国人・ヨーロッパ人などは、擦れているので、そうやって偏向された報道を見ても、「また、何か言ってんな」程度にしか見ておらず、それを信じていないところがある。 ところが、日本人は、見たものをそのまま鵜呑みにしてしまう。この事を、日本人の脳ミソには、どうやってもインプット出来ない。 僕はこの点日本人はどうにもならない程、おバカでノンキで適当だと思う。


こういう事を書いても、真剣に自分の足元をチェックしようとする人など居ないのだろう。 比べる物(他国の文化に対する経験)を持っていないので、チェックのしようもない。

もっとも皮肉な事に、比べる物をたくさん持っている人ほど、なかなかチェックしたがらないものだ。 僕にとって、これが一番腹立たしい。 比べる物を持て余す程持っている足元をチェックすべき人がチェックせず、当然の様に足元をチェックしている人ほど比べる物が欠乏している。 この事が僕にはどうしようもなく、腹立たしい。 (僕の言っている事の意味がわかるだろうか。)


これこそが、ノンキでおバカで能天気な日本人の姿なのだ。

これを直視出来るか、出来ないかが、ポイントだと僕は思う。

今後のボーダーレスな世の中を生き抜く為には。

コメント一覧
まはヴぃーら   2010年09月22日 01:47
日本は「追いつけ追い越せ」の国。どうも聖徳太子の昔からそうらしいです。
白人に戦争で負けたら、黒人にダンスバトルで負けたら、タイ人にムエタイで負けたら、、、

そこそこ勝てるようになるのはすごいんだけど、惨敗するまで分からない。
やっぱり馬鹿かも、、、
ジャコビ   2010年09月22日 03:38
日本人って本当に駆け引きをして生き残るのがヘタだと思います。日本政府の外交をニュースで知るにつけ、完全にナメられているんだろうなと思います。これって、もう日本人の体質的なものなんでしょうか。

でも、関西人は駆け引きを呼吸するようにできるし(値切るようなもの)、なにしろ生命力があります。ニューヨークでも長く住んでいる人は殆ど関西出身です。彼らは英語がそれほど上手じゃなくても気にしないでちゃんとコミュニケーションを取ってたりします。コミュニケーション能力って語学力とは全く別の所にあると思いました。

かくいう私も、逗子のようにのほほんとした土地で生まれ育ったので、ボケた要素を持っていますが、どういうわけか私も妹もアメリカに住んでいます。それは、やはり家庭が特殊だったから(お世辞にも居心地が良いとは言えない家庭)だと思います。

人間って本能で駆け引きの場を嗅ぎ分ける事ができると思います。ただ、自分にウソをついてそれを見て見ぬ振りをして出し抜かれ続けるか、それとも出し抜かれた事を勇気を出して自覚して、次こそはと切磋琢磨するか。その違いだと思います。私は関西人ではないので、駆け引きなどアメリカに来るまでやった事はありませんでしたが、私のような者でも、やれば少しずつできるようになるものです。
しまけん(チカツ)   2010年09月22日 04:15
関西人だって一くくりにできないです。
ウソを鵜呑みにするようなアホもいるし、そうでないのもいる。
それだけ関西人が政治的駆け引きがうまかったら
今頃京都が首都になって、関西の方が日本の中心になってると思います。
土地の問題じゃないと思いますよ。境遇かと。

恵まれない境遇の中で自分と周囲の環境、人間というものを直視し、把握していくことで、駆け引きなり生き抜く能力が付くものじゃないかと思います。
自分が所属する集団を持っていて、そこの中で生きれれば、外のことを考えなくてもいいやという習慣だと、呑気なバカになってしまう。
それは、関西だろうが東京だろうが、タイの日本人社会でもあり得ることでしょうね。
 
出展 2010年09月22日00:31 『「チャランポランなタイ人」について』

著者オカアツシについて


小学生の頃からプログラミングが趣味。都内でジャズギタリストからプログラマに転身。プログラマをやめて、ラオス国境周辺で語学武者修行。12年に渡る辺境での放浪生活から生還し、都内でジャズギタリストとしてリベンジ中 ─── そういう僕が気付いた『言語と音楽』の不思議な関係についてご紹介します。

特技は、即興演奏・作曲家・エッセイスト・言語研究者・コンピュータープログラマ・話せる言語・ラオ語・タイ語(東北イサーン方言)・中国語・英語/使えるシステム/PostgreSQL 15 / React.js / Node.js 等々




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