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2010年4月25日日曜日

タイ民族、恐るべし。 (isaan05-c987254-201004250021)

おかあつがミクシコミュニティータイ東北イサーン語研究会として著した記事を紹介します。
タイ民族、恐るべし。 (おかあつ)
2010年04月25日 00:21
今日電話で聞いた話について書こうと思う。実は、今回のタイ政変による軍と赤シャツの衝突で亡くなった人は報道で発表されているよりもはるかに多いらしい。 先日サラデーン駅で爆発があったけど、ここのすぐそばにフアランポーン寺という非常に有名なお寺がある。 軍とデモ隊の衝突の直後、ここに遺体が安置されていたという話を聞いた。 その時、ここのお寺に、報道にあった70人(だったか?)を大幅に上回る数の遺体が安置されていたらしい。 それを見たという人から話を聞いた。 テレビではそういう事が報道されていない。

軍の兵隊の多くはイサーン地方(農村部)から来ている人たちだ。 なんでかというと、タイの兵役はお金を払うと免除にできるからだ。 話によると大体三万バーツ(10万円)くらいで免除にできるらしいが、つまり三万バーツぐらいポンと出せる都心の人は兵役にはいかないし、三万バーツを稼ぐのに何年もかかるイサーン人は兵隊に行った方が得策という話になるだろう。だから兵隊にいく人の多くはイサーン地方から来ている。 兵役で来ているわけだから彼らは若い。

一方で、軍の敵である赤シャツもほとんどの人がイサーン地方から来ている。彼らの多くはハイソで都会的な政府要人のまったく農業という物をわかっていないトンチンカンな農政に大きな不満を持っている。 農民のおじさんたちだ。

タイの軍隊とデモ隊の衝突というのは、つまり、お父さんと子供で殺し合いをやっている様なものなのだ。

これは信じ難い、ひどい状況である。



政治的に見ると、つまり、殺すのも殺されるのもイサーン人なのだ。バンコク人(タイ民族や潮州系華僑)にとって、まったく痛くも痒くもない。 正に敵の力で敵を倒す政治的背負い投げである。 軍部・警察にいるタイ民族のエリートというのは、相当にしたたかだと言える。 もちろんこういう話が世論で盛り上がってしまうと、国が真っ二つに割れてしまうので、こういう話は念入りに報道規制されている。



タクシン派(客家系華僑)も負けてない。 軍とまともにやりあっても絶対に勝てない事を知っているので、傭兵を雇って送り込んで入れ知恵しているようだ。 これを悪と見るか、妥当と見るか。

タイというのは国民全員「フリーライダー(ただ乗り野郎)」の国だ。 もらう物は喜んでもらうが、お返しは絶対にしない。 タイは外国人をどんどん国に入れる。 タイ人をバカにしてかわいそうに思っている外人。 感謝して外人に国をどんどん開発させるタイ人。 で、 出来上がった物は大抵、いつのまにか、ちゃっかりタイ人が横取りしている。 お返しはない。 これはもらった物だから、とあたり前のような顔をしている。 苦労して作った外人はまったく取り分もない。 苦労して頭を痛めて作り上げた外人は、バカにしていたタイ人よりずっと見すぼらしい生活をしているのに、何も助けてくれない。

タクシンもこれをやられたようなところがある。 つまりタクシンは私財を国に投じて道を作り電車を作り電話を作り... 国を作ってきた。 出来上がったところで、バンコク人はみんな当たり前の様にそれを使っている。 しかも、この間裁判所の判決が出て、全部合法的に横取りしてしまった。

みんなタクシンが大嫌いだけど、BTS(タイの最新の高架電車)は大好きだ。 みんなタクシンが大嫌いだけど、新しい最新のスワンナプーム空港は大好きだ。 これらはみんなタクシンがお金を調達してタクシンが作った物だ。 だけど、タクシンは「汚職と談合」をやったので、タイ人が全部没収。 華僑(しかも少数派の客家系)で、本当はタイ人じゃないタクシンには 何にも残らず。 タクシンじゃなくても、黙って「あぁそぅでござんすか」とは引き下がらないだろう。

本当はそういうことだけど、上手に報道を規制してそういう意見が国中を席巻しないようにしてもいる。 タイ民族(広義のタイ人とは実際には色々な民族が混ざっているので)っていうのは知れば知るほどしたたかだと思う。
コメント一覧
[1]   KINGまー   2010年08月26日 07:46
私は無知すぎて
トピに対するコメントは出来かねますが、
とても心が痛いですね…
 
出展 2010年04月25日 00:21 『タイ民族、恐るべし。』