トランスフォーマーを見た
2009年07月23日04:51
今日、初めてバンコクにあるサイアムパラゴンというアジア一と名高い高級ショッピングモールの最上階にある映画館に入った。
僕は英語の映画を字幕なしで見てストーリーが追えるほど英語が堪能でなく、映画のタイ語字幕をスラスラ問題なく読めるほどタイ語にも堪能でない。 タイで映画を見るのは安くない。 一回見ると160バーツくらいかかる。 高いし、見ても意味がわからないかもしれないし、見た事が無かった。
でも、よく考えてみると160バーツって500円しないわけで、500円しないで、日本には絶対無いような高級な映画館(ベッドルームとかボックス席とかある)で、しかもでかい画面で映画を見れるなら、安いともいえる。 それで見に行った。
映画はちょうどタイで公開されているトランスフォーマーにした。
見た。 みんな超早口でなに言っているかさっぱりわからなかったけど、ムチャムチャ面白かった。 トランスフォーマーは映画館で見たほうが面白いと思う。 でかいロボットが暴れまわる様子が迫力があって、とても楽しめた。
英語は何を言っているかさっぱりわからない。 それでがんばって英語を聞き取ろうと努力していると、例の病気が始まる。 気がつかないうちにタイ語が話せなくなってしまうのだ。 これは日本語のニュースとかを聞き取っているときも起こる。
タイ語・英語・日本語って、言葉が違う以上に、性格が大幅に違う。 聞き取るときの音域が違う。 物の言いまわしが全然違う。 気遣いが違う。 これをみっつパッパッと切り替えられる人というのは、あまりいないと思う。 (タイ人でも英語がうまい人はやっぱりちょっとタイ人っぽくないところあると思うし)
◇
小さいロボットが沢山集まって、ひとつの大きなロボットになるシーンがあった。 こういうのを何といったか... プログラムにも同じ方法がある。 小さいものを沢山集めてひとつの大きなロジックを動かすというのは、実に面白いテクニックで、どれかが処理でこけても他のヤツが代理で処理をしたりして、個々の処理はうまくいったり失敗したりバラツキがあるのだけど、全体でみると確率的に目的の動作を果たす。
このような動作を行うように個々の要素を設計するのはとても難しい。 個々の要素が自己診断・自己復旧の能力を持っており、自立して動作する能力を持っている事などが、条件となってくる。 こういう自立したプログラムを作るのはとても難しい。
また、全体の動作をデザインして、それをどうやって実現するのか、というのはとても難しい課題だ。 個々の要素に確率的に性質を与えることで、全体の動作を管理することになるのだけど、それは、とても難しく、かつとても魅力的で興味深い課題だ。
映画で出てきたみたいに、ロボットでも同じ事が出来たらすごいな、と思った。
でも、これは考えてみたら、動物の細胞と同じものなのかもしれない、とも思った。
◇
タイの映画館では、映画が始まる前、かならず国歌が流れる。 国歌が流れている間は、起立して静止しなければいけない。
国歌が流れるその間、きれいな映像が流れる。 みんなで仲良くしましょう、病気の人も、怪我をした人も、苦労している中でも、みんなで助け合いましょう、王様の下に集結し、タイ人としての誇りを持ってがんばりましょう、という内容の映像が流れる。
色々な国では色々な偏ったプロパガンダが流れるものだけど、タイみたいに「仲良くして助け合いましょう」という内容のプロパガンダというのは、いろいろな意味で珍しいんじゃないか、と思う。
僕は英語の映画を字幕なしで見てストーリーが追えるほど英語が堪能でなく、映画のタイ語字幕をスラスラ問題なく読めるほどタイ語にも堪能でない。 タイで映画を見るのは安くない。 一回見ると160バーツくらいかかる。 高いし、見ても意味がわからないかもしれないし、見た事が無かった。
でも、よく考えてみると160バーツって500円しないわけで、500円しないで、日本には絶対無いような高級な映画館(ベッドルームとかボックス席とかある)で、しかもでかい画面で映画を見れるなら、安いともいえる。 それで見に行った。
映画はちょうどタイで公開されているトランスフォーマーにした。
見た。 みんな超早口でなに言っているかさっぱりわからなかったけど、ムチャムチャ面白かった。 トランスフォーマーは映画館で見たほうが面白いと思う。 でかいロボットが暴れまわる様子が迫力があって、とても楽しめた。
英語は何を言っているかさっぱりわからない。 それでがんばって英語を聞き取ろうと努力していると、例の病気が始まる。 気がつかないうちにタイ語が話せなくなってしまうのだ。 これは日本語のニュースとかを聞き取っているときも起こる。
タイ語・英語・日本語って、言葉が違う以上に、性格が大幅に違う。 聞き取るときの音域が違う。 物の言いまわしが全然違う。 気遣いが違う。 これをみっつパッパッと切り替えられる人というのは、あまりいないと思う。 (タイ人でも英語がうまい人はやっぱりちょっとタイ人っぽくないところあると思うし)
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小さいロボットが沢山集まって、ひとつの大きなロボットになるシーンがあった。 こういうのを何といったか... プログラムにも同じ方法がある。 小さいものを沢山集めてひとつの大きなロジックを動かすというのは、実に面白いテクニックで、どれかが処理でこけても他のヤツが代理で処理をしたりして、個々の処理はうまくいったり失敗したりバラツキがあるのだけど、全体でみると確率的に目的の動作を果たす。
このような動作を行うように個々の要素を設計するのはとても難しい。 個々の要素が自己診断・自己復旧の能力を持っており、自立して動作する能力を持っている事などが、条件となってくる。 こういう自立したプログラムを作るのはとても難しい。
また、全体の動作をデザインして、それをどうやって実現するのか、というのはとても難しい課題だ。 個々の要素に確率的に性質を与えることで、全体の動作を管理することになるのだけど、それは、とても難しく、かつとても魅力的で興味深い課題だ。
映画で出てきたみたいに、ロボットでも同じ事が出来たらすごいな、と思った。
でも、これは考えてみたら、動物の細胞と同じものなのかもしれない、とも思った。
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タイの映画館では、映画が始まる前、かならず国歌が流れる。 国歌が流れている間は、起立して静止しなければいけない。
国歌が流れるその間、きれいな映像が流れる。 みんなで仲良くしましょう、病気の人も、怪我をした人も、苦労している中でも、みんなで助け合いましょう、王様の下に集結し、タイ人としての誇りを持ってがんばりましょう、という内容の映像が流れる。
色々な国では色々な偏ったプロパガンダが流れるものだけど、タイみたいに「仲良くして助け合いましょう」という内容のプロパガンダというのは、いろいろな意味で珍しいんじゃないか、と思う。
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