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2009年6月16日火曜日

メコンのナガス退治 (mixi05-u459989-200906160112)

ミクシ内で書かれた旧おかあつ日記を紹介します。
メコンのナガス退治
2009年06月16日01:12
メコン川でダム建設の計画があるらしく、それに対して反対署名が集めている人たちがいるらしい...。
http://www.savethemekong.org/issue_detail.php?sid=21

以下、独り言... :

(前略) ... 僕はかなりラオス語がわかるほうです。 この地方、メコン流域の人々の生活に詳しいですし、詳しいだけでなくなじみもあります。 そして自分自身の生活の場でもあります。 批判というものは、きちんと内容をみてよく吟味してからでなければすべきではないと思うのですが...

> メコン河は危機にひんしています。 カンボジア、ラオス、そしてタイの政府は今、 メコン河の本流に11の大規模な水力発電ダムを建設することを検討しています。

- これがまず本当なのか知りたいです。 これまで、実はいっぱい計画が立っては立ち消えになっていたりしないんでしょうか。 タイの政府は日本の政府と比べて厳密度がかなり低いので、やるといっても、ほんとにやることは希です。 やる、という背後には各国からのプレッシャーがあったりして、プレッシャーをかわすために「やるぞ」と掛け声だけかけることはあります。 が、たいていやりません。 (やる、といって本当にやる政府だったら、今頃、空港まで電車が走ってることでしょう。)

- この手の計画が出てくる背景には、日本のゼネコンが深く絡んでいたりしますが、そういうことはないんでしょうか。 だとすると書名を渡す先が違うような気もします。

- それ以前の問題として、あの辺では砂利の採取がすごいです。 近郊の砂利採取会社が川べりを猛烈な勢いで掘り返しています。 かなり環境に影響あると思います。 こっちは黙殺して、何でやるかどうかもわからないダム建設だけを攻撃するんでしょうか。

- 今タイは電力不足でかなり悩んでいます。 ダムを作るのはやめろ、というのは自由ですが、経済発展の足かせにならないのでしょうか。 オーストラリア人がカンガルーをさんざんぶっ殺しておきながら、他国に捕鯨はやめろという滑稽さの繰り返しにはなっていないのでしょうか。

- デベロッパー一覧を見ると、LaoPDRの名前が並んでいるのに気がつきます。 タイよりもむしろベトナム・ラオス・中国と共産圏の国が多いようにみえます ... 情報が意図的に政治的な偏りを持っている可能性はないんでしょうか。 開発の主体がタイでないとすると、アピシットに書名を渡すのはまさに人違いで、受け取るとしたらタイ人の得意技「怒れる人のガス抜き」でしかないはずです。


こういう話を聞くと、メコンのほとりにあるお寺で見た写真のことを思い出します。 アメリカ兵がメコン川で捕まえたナガスの写真です。 お寺のお坊さんはパヤナー(メコン川に居ると信じられている伝説の竜。毎年夏に川に現れて火を吹くと考えられている。) は本当にいるんだよ、という証拠写真として張っていたんですが、西洋人はこういう辺境まできて無意味に貴重な自然の生き物を追い詰め、捕まえて殺してしまうのか、と思いました。 残虐だと感じました。

大体、現状を間近で見ていると思うのは、本気で自然をぶっ壊してるのはたいていタイ人じゃなくて西洋人だ、っていうことなんですよね。 それはともかく、何でその破壊王の張本人である西洋人がわざわざタイ人をつかまえて、そうやって「自然破壊はやめろ」っていうのか、たまにわからなくなることがあります。 ... (後略)

以上、独り言終わり

みなそれぞれ、善意で行動しているわけで、それを悪く言えば、当然気を悪くされると思う。 だから悪いことを言うべきではない。 だけど、善意で行動している人の周り人は悪意で行動する人が集まりやすい。 善意の中に悪意を滑り込ませようとするのだ。 善意で行動する人が悪意のある人の影響を受けると、結果として意図せず誰かを傷つけてしまうことはある。 こうして、悪意を持つものは手を汚さずに目的を達成する。 それがまさに悪意の狙いである。

その偽善性を指摘すると、結果的に善意で行動する人の無知を指摘することになる。 これも非常に相手の気を悪くする行動だ。 悪意のある人は相手の無知を指摘しないで利用するわけで、 気を悪くしたとしても、言ってあげたほうがよほどやさしさのある行動のはずだが、そのやさしさが理解されることは決してない。


実際この署名活動が、どういうものなのかはわからないけど、よく吟味する必要はあると思った。

コメント一覧
カオソーイ   2009年06月16日 01:47
日本のゼネコンは多分円借款でもつかなければ、国際競争力がないのではないでしょうか。
大成建設はカンボジアでメコン川にかかる橋梁を受注しましたが、これは円借款だったから可能だっただけで、ノンカイービエンチャン間の友好橋は、日本の援助でフィージビリティ・スタディを日本工営コンサルティング(元チッソの子会社)でやったあげく、日本工営がはじいた予算の半分の金額でオーストラリア企業が受注してます。

何故日本のゼネコンが受注できないかというと、必要な建機一式を常に新品で見積もるから。オーストラリア企業は中古建機を使ってます。

で、上記署名を日本で呼びかけている人は、ビエンチャンにボランティアで3年いたから、現地のことは結構わかっていると思いますよ。






 
出展 2009年06月16日01:12 『メコンのナガス退治』