塩で食べる (おかあつ)
2008年10月22日 02:27
同じ単語でも、言語が違うと随分ちがった意味になってしまうことがよくありますが、 最近知った中で面白いなと思った言葉は「塩」です。
タイ語で「塩でご飯を食べる」っていう言い方があるんだそうです。 最初なんのことかさっぱりわからなかったんですが、聞けば塩でご飯を食べるというのは、ジリ貧の典型なんだそうです。 塩といえば安いものの代名詞であり、お金がないのでおかずを買えない、だから仕方なく塩をかけてご飯を食べる、という意味なんだそうです。
日本では塩といえば「清浄」のイメージです。相撲を取る時土俵にまいたり、商売をするとき店先に盛ったりします。 また同時に貴重品でもあり、昔は塩の取引で商売をした人も居ました。 WIKIで見てみると、日本では塩は今でも貴重品なのだそうで自給率は立ったの15%なんだそうです。
で、タイの塩なのですが、これが実にありふれた存在なのです。 この話を聞いたとき、思い出したのはウドンタニーに住んでいたときに、近所に塩田があったことです。 住んでいたところの近所に見渡す限りの広大な空き地があったんですが、そこで塩がいくらでも取れるっていうんです。 日本では、海から水を引いて乾かしたり煮詰めたり時間をかけてようやっと塩を手に入れるわけですが、この国は塩が地面から沸いて出てくるのか、と非常に感銘を受けたことがあります。 というわけで、塩というのはタイでは安く手に入れられるものの代名詞になんだそうです。
値段ですが、タイは物価が安く、それにもまして食料費が安い国ですが、塩の値段は更にもまして安いです。 そこらのスーパーで300グラム20円ぐらいで売ってます。 ムチャムチャ安いです。 大量買いすればもっと安くなると思います。
◇
話は変わってカウニャオの話です。 僕はどうもカウニャオが苦手で食べると漠然とおなかが痛くなることが多かったんです。 もち米はもち米なんですが、硬目に炊いてあるので、微妙に胃がもたれるのです。 それで食べづらいなと思っていたのです。
で、おととい、街の屋台の立ち食い焼き鳥屋でカウニャオとサイクロークを食べていたんですが、その日はおなかが空いていたので、カウニャオを二人前頼んだのです。 しかし食べている途中でおなかがいっぱいになってしまい、捨てちゃうのももったいないのでカバンに入れて持って帰ることにしました。
夜中、おなかが減って何か食べようと思ったとき、あ、そういえばカウニャオがあったなと思ったんです。 でも、おかずないしなぁ...と思っていたんですが、ふと、醤油をかけて食べたらどうなるかと思ったんです。
やってみた結果...
... 「ウマい!」 (^-^;;;
予想をはるかに上回るウマさでした。 というか、味は正に安部川餅でした。 海苔を巻いて食べたら、多分そのまま安倍川餅だったと思います。 もち米なので当たり前といえば当たり前なんですが、いつもいつもピンチを救ってくれる謎の月光仮面の正体が実はうちのおばあちゃんだったというぐらいの意外性を持った、実に親しみのある味でした。
で、折角なので、貧乏食の代表ともいえるこのカウニャオを、この貧乏食品の代表である塩で食べてみようと思い、実際やってみました。
で、その結果は...
「ウマい! というか、これ、赤飯じゃん。」
豆が入ってないので厳密には赤飯じゃないですが、味や食感・香りはまったく赤飯そのものでした。 ま、赤飯ももち米なので当たり前といえば、実にあたりまえなんですが...。
◇
というわけで、当初、ものめずらしさで一杯だったイサーン料理が、なんかいきなり極親しい、何の珍しさもない当たり前なものに変わってしまい、興味深いというか、実にごく当たり前なつまらない結果になってしまったわけです。
これからはおなかが減ったら、カウニャオに塩。 これで全く日本に居る時と同じ味が楽しめます。
お金にゆとりがあれば、醤油を添加。 更に 海苔で巻きます。
時間にゆとりがあれば、杵と臼を自作してついてもいいと思います。
カウニャオは保存が利くので一旦ついてしまえば数ヶ月は持つでしょう。
あるいはタイでも実に簡単に入手できる大豆を混ぜて炊けばそのまま赤飯にもなります。
ここに黄な粉があれば完璧なんですが...。
大豆は売ってるんですが、粉に挽いてある物は無いので、自作する必要があるのです。
ここは今後の課題とすることにします。
タイ語で「塩でご飯を食べる」っていう言い方があるんだそうです。 最初なんのことかさっぱりわからなかったんですが、聞けば塩でご飯を食べるというのは、ジリ貧の典型なんだそうです。 塩といえば安いものの代名詞であり、お金がないのでおかずを買えない、だから仕方なく塩をかけてご飯を食べる、という意味なんだそうです。
日本では塩といえば「清浄」のイメージです。相撲を取る時土俵にまいたり、商売をするとき店先に盛ったりします。 また同時に貴重品でもあり、昔は塩の取引で商売をした人も居ました。 WIKIで見てみると、日本では塩は今でも貴重品なのだそうで自給率は立ったの15%なんだそうです。
で、タイの塩なのですが、これが実にありふれた存在なのです。 この話を聞いたとき、思い出したのはウドンタニーに住んでいたときに、近所に塩田があったことです。 住んでいたところの近所に見渡す限りの広大な空き地があったんですが、そこで塩がいくらでも取れるっていうんです。 日本では、海から水を引いて乾かしたり煮詰めたり時間をかけてようやっと塩を手に入れるわけですが、この国は塩が地面から沸いて出てくるのか、と非常に感銘を受けたことがあります。 というわけで、塩というのはタイでは安く手に入れられるものの代名詞になんだそうです。
値段ですが、タイは物価が安く、それにもまして食料費が安い国ですが、塩の値段は更にもまして安いです。 そこらのスーパーで300グラム20円ぐらいで売ってます。 ムチャムチャ安いです。 大量買いすればもっと安くなると思います。
◇
話は変わってカウニャオの話です。 僕はどうもカウニャオが苦手で食べると漠然とおなかが痛くなることが多かったんです。 もち米はもち米なんですが、硬目に炊いてあるので、微妙に胃がもたれるのです。 それで食べづらいなと思っていたのです。
で、おととい、街の屋台の立ち食い焼き鳥屋でカウニャオとサイクロークを食べていたんですが、その日はおなかが空いていたので、カウニャオを二人前頼んだのです。 しかし食べている途中でおなかがいっぱいになってしまい、捨てちゃうのももったいないのでカバンに入れて持って帰ることにしました。
夜中、おなかが減って何か食べようと思ったとき、あ、そういえばカウニャオがあったなと思ったんです。 でも、おかずないしなぁ...と思っていたんですが、ふと、醤油をかけて食べたらどうなるかと思ったんです。
やってみた結果...
... 「ウマい!」 (^-^;;;
予想をはるかに上回るウマさでした。 というか、味は正に安部川餅でした。 海苔を巻いて食べたら、多分そのまま安倍川餅だったと思います。 もち米なので当たり前といえば当たり前なんですが、いつもいつもピンチを救ってくれる謎の月光仮面の正体が実はうちのおばあちゃんだったというぐらいの意外性を持った、実に親しみのある味でした。
で、折角なので、貧乏食の代表ともいえるこのカウニャオを、この貧乏食品の代表である塩で食べてみようと思い、実際やってみました。
で、その結果は...
「ウマい! というか、これ、赤飯じゃん。」
豆が入ってないので厳密には赤飯じゃないですが、味や食感・香りはまったく赤飯そのものでした。 ま、赤飯ももち米なので当たり前といえば、実にあたりまえなんですが...。
◇
というわけで、当初、ものめずらしさで一杯だったイサーン料理が、なんかいきなり極親しい、何の珍しさもない当たり前なものに変わってしまい、興味深いというか、実にごく当たり前なつまらない結果になってしまったわけです。
これからはおなかが減ったら、カウニャオに塩。 これで全く日本に居る時と同じ味が楽しめます。
お金にゆとりがあれば、醤油を添加。 更に 海苔で巻きます。
時間にゆとりがあれば、杵と臼を自作してついてもいいと思います。
カウニャオは保存が利くので一旦ついてしまえば数ヶ月は持つでしょう。
あるいはタイでも実に簡単に入手できる大豆を混ぜて炊けばそのまま赤飯にもなります。
ここに黄な粉があれば完璧なんですが...。
大豆は売ってるんですが、粉に挽いてある物は無いので、自作する必要があるのです。
ここは今後の課題とすることにします。
コメント一覧
[1] ちさとkissMe!! 2008年10月22日 03:02
20円ということは7B前後ですよね。コーラよりも安い…
[2] おかあつ 2008年10月22日 03:49
>20円ということは7B前後ですよね。コーラよりも安い…
マジ安いです。 コーラどころか、園芸用の砂より安い勢いです。(^-^;;;
マジ安いです。 コーラどころか、園芸用の砂より安い勢いです。(^-^;;;
[3] GKC 2008年10月26日 03:19
うちの周囲も塩田があります。
そして、この辺の人たちは「土が塩辛いから、××の栽培に向かない」といいます。
塩が大地から取れるのはイサーンに来て初めて知りました。
そして、この辺の人たちは「土が塩辛いから、××の栽培に向かない」といいます。
塩が大地から取れるのはイサーンに来て初めて知りました。