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2008年10月19日日曜日

嫌われるほうが悪い (isaan05-c987254-200810190546)

おかあつがミクシコミュニティータイ東北イサーン語研究会として著した記事を紹介します。
嫌われるほうが悪い (おかあつ)
2008年10月19日 05:46
また、雑記のような文章なのですが、せっかく書いたのでこっちにも転記しておきます。

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今僕は家でネットをする環境がない。 一応部屋にWIFIが来るようになっているのだけど、電波が弱くてパソコン机のあるところまで電波が届かない。 今日、24階の部屋から6階にあるロビーまで下りてくれば、ネットにつながることがわかった。

でも、あまりちゃんとした家から持ち出せるPCがないので、長い文章を書くことは難しい。 だから今回はコネタである。

で、今日ニュースでどこかの事業家が裁判沙汰になったので裁判に出席しようとしたらいきがけ殺し屋に射殺されてしまったという話を聞いた。なんというか、この話を聞いてあまり法治がよくないタイのバンコクのことを思ったりもしたけど、それ以上に、やっぱりなんと言うか、タイというのは「怒らせたら負け」なんだなぁと言うようなことを思った。

政治の話を見ていても同じことを思う。どんなによい政治をやってみんなから慕われていても、ある特定のグループから嫌われると責任を問われることがある。たとえば、そのグループがワーワー騒いで問題を起こすと、それがどんなに不条理で飲めない条件を要求していても、その嫌われた政治家が責任を取って辞任する事態に追い込まれることが多いみたいだ。

実際に仕事をしていても、同じことを思う。 相手がどんなに不条理なことでゴネていても、それを頭ごなしに怒鳴りつけたりしたら、アウトなのだ。赤子をあやすように相手をなだめて怒りを納めるようにしなければいけない。ある意味、理屈を言わなくていいので楽ではあるが、正論でも絶対納得しないのである意味面倒でもある。


日本人がタイで仕事をすると、まるで、高校スポーツ部の鬼監督の様になってしまって、ひたすら大声で怒鳴り散らすという状況に陥りやすい。実際僕もしょっちゅうなる。でも、ここでグッと怒りを抑えて、さも子供をあやすように相手をなだめて、言うことを聞かせるようにするのは、結構大切なスキルのような気がする。

ま、それでも、最終的にどうしても言うことを聞いてくれなかったら、クビにしたり裁判でやっつけたりしないといけないわけだけど、そうなる前に、その人の心を尊重する言葉があるかないかで、後の処理がずいぶん違うような気がする。

僕もしょっちゅう怒ってしまうが、ここをグッとこらえて、相手を尊重するような言葉をかけたりすると、とたんに相手の態度が軟化したりすることもある。

このスキルは一瞬「何で俺がそんなヤワなヤツの気をつかわなきゃならんのだ」という気もする。しかし、このスキルを極めると、どんなに相手にとって不条理な条件でもうまく飲ませてしまうという、女殺しのジゴロのようなことをすることもユメではない。 ある意味、 究極の営業マンである。

しかし、視点を変えるとこうもいえる。まだビジネスが小規模なうちはいいけど、これからビジネスがだんだん大規模になっていくと、自分がいかに正しくても、相手からねたまれたり恨まれたりすることも多くなるんではないだろうか。 ここで、鬼監督のように怒鳴り散らしてしまうときっと、この射殺された実業家のようになってしまうのではないか、というような気がする。

人間、心の修行が大切である。

なんちって。
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出展 2008年10月19日 05:46 『嫌われるほうが悪い』

著者オカアツシについて


小学生の頃からプログラミングが趣味。都内でジャズギタリストからプログラマに転身。プログラマをやめて、ラオス国境周辺で語学武者修行。12年に渡る辺境での放浪生活から生還し、都内でジャズギタリストとしてリベンジ中 ─── そういう僕が気付いた『言語と音楽』の不思議な関係についてご紹介します。

特技は、即興演奏・作曲家・エッセイスト・言語研究者・コンピュータープログラマ・話せる言語・ラオ語・タイ語(東北イサーン方言)・中国語・英語/使えるシステム/PostgreSQL 15 / React.js / Node.js 等々




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