わきまえる
2008年06月17日22:57
猪瀬直樹が自民党に批判されたというニュースがあった。
テレビのインタビューで自民党の人が、猪瀬直樹が異論を唱えてる件について「これは今までの大勢の合意があって決まったことで、これに異論を唱えるのは間違っている。 周囲の意見をわきまえてもらいたい。 これはイエローカードだ。 」っていっていた。
「わきまえる」という言い方が面白いなと思った。 なんて便利な言い方だろう。 要は「お前は黙ってろ」っていうことなわけだけど、「きちんとわきまえて」っていえば、随分丁寧に聴こえるものだ。
「イエローカード」というのも面白い。 イエローカードというのは、普通、地位が平等の人からは出てこない。 サッカー試合中、相手チームからイエローカードを受けた、というのはありえない。 イエローカードは、あくまで審判から出てくるものだ。 つまり、自民党の彼は彼自身を猪瀬直樹とは対等ではない、オレは審判と同じだと言っていることになる。
民主主義というのは建前上、平等で話し合いで解決することが大切とされている。 しかし、これは、あくまでもタテマエで、確かに事実上は民主的ではないかもしれない。 だけど、民主主義じゃない、って断言してしまうと、いろいろ問題があるので普通そうは言わない。
でも、自民党の彼はこのタテマエもかなぐり捨てて、なりふり構わず攻撃しているわけで、これじゃ、タイの政治家となにも変わらないよね。
「自覚に欠ける」 猪瀬副知事を自民都議が批判
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080617-00000957-san-pol
共産党と「格差是正問題」について大論争を繰り広げるなど、個性的な言動で注目を集めている東京都の猪瀬直樹副知事が、17日の都議会本会議で、自民党都議から「副知事としての自覚に欠ける」「パフォーマンスだ」「言動が都民に無用な混乱や誤解を与えている」と痛烈な批判を受けた。
静まり返っていた議場がざわめいたのは、17日午後1時から行われた自民党の代表質問の最中。質問に立った自民の服部征夫都議は、猪瀬副知事が参院議員宿舎の建て替え問題で、反対派住民と一緒に現地を視察し、緑地保全のために反対の論陣を張っている点を「著しく公平性を欠いている」と批判。このほか、インフラ面を中心とした国と都の13項目の協議事項について、猪瀬副知事が羽田空港の国際化のみに力点を置いていることを「作家、評論家としての言動かもしれないが副知事の職にある以上、責任ある発言と行動が求められる」と指摘した。 答弁に立った石原慎太郎知事は「博覧強記で優れた理論家。期待に違わず私を十分補佐してくれている」とかばい、「ご指摘はご指摘として、しかと受け止める」と冷静に話した。
一方、猪瀬副知事は都議会内で取材に応じ、「いろんな意見を言ってもらうことはいいこと」としたうえで、「羽田国際化も参院宿舎の建て替え反対も当たり前のことを言っているだけだ。(自民党は)何を言ってるのかわからない。フラストレーションがたまっているだけでしょ」と反論。 さらに「都の政策のPRを積極的にやってきたつもり」と強調し、「言いたいことがあったら僕の部屋(副知事室)に言いに来ていただいていい。それだけのこと。話し合えばわかる。こちらも(議会に)顔出しますよ」とぶぜんとした表情で答えた。
テレビのインタビューで自民党の人が、猪瀬直樹が異論を唱えてる件について「これは今までの大勢の合意があって決まったことで、これに異論を唱えるのは間違っている。 周囲の意見をわきまえてもらいたい。 これはイエローカードだ。 」っていっていた。
「わきまえる」という言い方が面白いなと思った。 なんて便利な言い方だろう。 要は「お前は黙ってろ」っていうことなわけだけど、「きちんとわきまえて」っていえば、随分丁寧に聴こえるものだ。
「イエローカード」というのも面白い。 イエローカードというのは、普通、地位が平等の人からは出てこない。 サッカー試合中、相手チームからイエローカードを受けた、というのはありえない。 イエローカードは、あくまで審判から出てくるものだ。 つまり、自民党の彼は彼自身を猪瀬直樹とは対等ではない、オレは審判と同じだと言っていることになる。
民主主義というのは建前上、平等で話し合いで解決することが大切とされている。 しかし、これは、あくまでもタテマエで、確かに事実上は民主的ではないかもしれない。 だけど、民主主義じゃない、って断言してしまうと、いろいろ問題があるので普通そうは言わない。
でも、自民党の彼はこのタテマエもかなぐり捨てて、なりふり構わず攻撃しているわけで、これじゃ、タイの政治家となにも変わらないよね。
「自覚に欠ける」 猪瀬副知事を自民都議が批判
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080617-00000957-san-pol
共産党と「格差是正問題」について大論争を繰り広げるなど、個性的な言動で注目を集めている東京都の猪瀬直樹副知事が、17日の都議会本会議で、自民党都議から「副知事としての自覚に欠ける」「パフォーマンスだ」「言動が都民に無用な混乱や誤解を与えている」と痛烈な批判を受けた。
静まり返っていた議場がざわめいたのは、17日午後1時から行われた自民党の代表質問の最中。質問に立った自民の服部征夫都議は、猪瀬副知事が参院議員宿舎の建て替え問題で、反対派住民と一緒に現地を視察し、緑地保全のために反対の論陣を張っている点を「著しく公平性を欠いている」と批判。このほか、インフラ面を中心とした国と都の13項目の協議事項について、猪瀬副知事が羽田空港の国際化のみに力点を置いていることを「作家、評論家としての言動かもしれないが副知事の職にある以上、責任ある発言と行動が求められる」と指摘した。 答弁に立った石原慎太郎知事は「博覧強記で優れた理論家。期待に違わず私を十分補佐してくれている」とかばい、「ご指摘はご指摘として、しかと受け止める」と冷静に話した。
一方、猪瀬副知事は都議会内で取材に応じ、「いろんな意見を言ってもらうことはいいこと」としたうえで、「羽田国際化も参院宿舎の建て替え反対も当たり前のことを言っているだけだ。(自民党は)何を言ってるのかわからない。フラストレーションがたまっているだけでしょ」と反論。 さらに「都の政策のPRを積極的にやってきたつもり」と強調し、「言いたいことがあったら僕の部屋(副知事室)に言いに来ていただいていい。それだけのこと。話し合えばわかる。こちらも(議会に)顔出しますよ」とぶぜんとした表情で答えた。
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