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2007年10月12日金曜日

まっすぐ走る (mixi05-u459989-200710120733)

ミクシ内で書かれた旧おかあつ日記を紹介します。
まっすぐ走る
2007年10月12日07:33
みんな「あいつはバカだ...」って思ってる.。 例えば、日本人はタイ人をバカだって思っているけど、タイ人はタイ人で日本人をバカだと思ってる。 ○○者は ××者をバカだと思ってるけど、××者は××者で○○者をバカだと思ってる。 全てそうだ。

みんなそれぞれいいところがある。 みんなそれぞれわるいところもある。 人間だからそれはしかたがない。 みな得手・不得手がある。 だから、誰が素晴らしくて誰が劣っているということはない。

それが、僕が、ジャズの世界でもまれて、アイスホッケーの世界でもまれて、プログラミングの世界でもまれて、関西人にもまれて、夜間大学でもまれて、アメリカでもまれて、タイでもまれて、イサーンでもまれ、ラオスでもまれて、ロシア人にもまれて、語学仲間にもまれて、ハーフの人にもまれて、道楽国際人にもまれて... インターネットでもまれて、思うことだ。

ネンキや経験なんて関係ない。 その時点で知っているか、知らないか、それだけだ。

だから「お前はそんなこともしらんのか」 っていうのも、全く意味がない。 と同時に、知らないということを恥ずかしがるのも良くない。 知らないことは知らないことで、その時に知る努力をすればいいだけの話だ。

確かに人に教えるというのは大変なことだ。 しかし、相手が間違っているのに気がついて、教える気がないなら、通り過ぎればいい。 知らないことは無能とは違う。

本当に大切な事は知っていることじゃない。 考えることだ。 考える力さえあれば、知らなくても知ることが出来る。 体験しなくても想像することが出来る。 ないものをつくりだすことができる。 問題を解決する事ができる。

なんで、日本人はF1カーばかりが理想なんだろうか。

日本人は、悪路を走るF1カーを不憫に思い、F1カーのために舗装路を整備する。
そして、そこでオフロードカーと競争させて、オフロードカーをさげすますのだ。

F1カーは物凄く速い。 芸術的に速い。 そこにはあらゆるテクノロジーが集結されている。 だが準備されたきまりきった舗装路しか走れない。 完全に予想できる範囲の道を限りなく高速でグルグル回る。

オフロードカーはスピードは出ない。 だけど、道がなくても走れる。 ゆっくりだがどこでも走れる。 どこまでもまっすぐに走り続ける事ができる。 新たに進むべき方向を探す事ができる。 新しいものを見つけることが出来る。 どこに舗装路を作るべきなのか示す事ができる。

しかし、何故か、日本人は、オフロードカーを舗装路で走らせることばかりする。

それだけは、僕はどうしても理解できない。


僕は、日本が好きだ。 僕はもう日本をバカにはしない。 だけど、日本っていうのは、そういう新しい考え方に慣れていないのだと思う。 だから、少なくとも僕だけは、ちょっと強情だけど、ガンコに抵抗してみようと思う。 それは憎しみではなく。 ささやかだけど、これから。


コメント一覧
風我   2007年10月12日 21:59
F1カーばかりだと臨機応変が難しくなってきますよね。
技術的にも正確さにおいても申し分ないのですが...
チャイコフスキーコンクールで優勝するような日本人奏者の演奏を聴いても同じ。
技術面において満点なんだけど、もはや音楽じゃない...みたいなw
当日はみんな緊張してるからきっといつもより硬直した演奏でしょうけど、
スピードが出てる分、脱線したらコワイ。
bobcat   2007年10月13日 01:45
しかし…えらく自信満々な人ですねぇ┐(´ー`)┌
ITベンチャーとやらのエライ人ってのはみんなあんなんなのかにゃ?
(それくらいでないと下のモンがついてこないとか)
結局いいたいのは「わからんヤツがえらそーにゆーな!」ってことなんでしょうか?
う~ん それってちょっと違うとおもうけど…
ただねぇ,その「中」にどっぷり漬かってると,物事の本質ってのが見えなくなると思うのですよ。
ま 本人が「見なくていい!突っ走るだけ」と思てるようなので,それはそれでいいのかにゃ(?_?)
おかあつ   2007年10月14日 02:54
fugaさん、
>スピードが出てる分、脱線したらコワイ。

そうですね... 。 人生、色々なことが起こりますし...。



実は、余談なんですが、最近つくったコミュで、非常に視野が狭いタイプの秀才がシャウトしてまして、ちょっとそのことも念頭にあったんです。 頭はメチャメチャいいんだけど ... なにぶん他人が見えてない。 世界に自分しかいない感じで、やっぱり、見ていて寂しくなるんですよね... 。 こういう人って。

こういうヤツに他人が見えてないことを説明すると「俺は誰にでも正しい事を言うんだ」って突っ返してくるので、誰にでも正しい事を言う、っていうのと相手構わず言いたいことを言うというのと、どこが違うのかを説明しようと思ったんですが...。


>bobcatさん、
>ITベンチャーとやらのエライ人ってのはみんなあんなんなのかにゃ?

そんなことないとおもいます。 彼はすごく頭のいい人ですが... 人生そんなに甘くないですからね... 。 そのうちどこかに頭をブツけて、気がつくでしょう。

なんでブログ書きってああいう人の話聞かないタイプが多いんだろう。 理解できないとすぐ「お前はバカだ」って逃げちゃう。 ブログで討論すると、よくああいうタイプにつかまって、いっつもあんな感じで終わりますが、とっても疲れるんですよね...。

bobcat   2007年10月14日 08:53
ああ 彼はしょせん「秀才」だからですよ…「天才」じゃない。
天才ってのは,もっとブッ飛んでて,悪気がないものです。
んで,相手に合わせて無段階に自分のレベルを(自動的に)上下させられるものですから。
そこんとこが,自分でも無意識のうちにわかっていて,まわりに対して攻撃的になるんじゃないでしょうか?
どっかでアタマぶつけてくれないと,まわりで振り回されてる人が不幸ですね(^_^;)
 
出展 2007年10月12日07:33 『まっすぐ走る』

著者オカアツシについて


小学生の頃からプログラミングが趣味。都内でジャズギタリストからプログラマに転身。プログラマをやめて、ラオス国境周辺で語学武者修行。12年に渡る辺境での放浪生活から生還し、都内でジャズギタリストとしてリベンジ中 ─── そういう僕が気付いた『言語と音楽』の不思議な関係についてご紹介します。

特技は、即興演奏・作曲家・エッセイスト・言語研究者・コンピュータープログラマ・話せる言語・ラオ語・タイ語(東北イサーン方言)・中国語・英語/使えるシステム/PostgreSQL 15 / React.js / Node.js 等々




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