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2007年7月11日水曜日

問題が多い日本 (mixi05-u459989-200707110250)

ミクシ内で書かれた旧おかあつ日記を紹介します。
問題が多い日本
2007年07月11日02:50
日本は問題が多い。 何故だろうか。



日本は社会問題がよく起こる。 例えば、ポスドク問題なんかが社会問題のひとつではないかとおもう。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%89%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%83%BC

数年前、日本の教育水準を上げるためとか、何とかいう名目で大学院生を協力にバックアップした時代があったのだそうだ。 こうして超高学歴で優秀で卓越した専門知識を持つ人が増えたのだが、肝心の受け皿就職口が増えていないので、超高学歴のプータローが街にたくさんあぶれてしまった。

当然だけど、これを「ひとりひとり、もっと努力して就職口を探すべきだ!」 と言う人はいない。 なぜかといえば、これは「国の政策」によって生まれた問題で、個人の努力を超えた問題=「社会問題」だからではないだろうか。 個人の資質や努力でコントロールできる範囲を超えた状況がこのような問題を生み出し、これが特定の個人を超えた数万人というオーダーで表れるからだ。



ところで、タイの話しになるけども、僕はクーデター前、タイで養豚をやっていた。 そうこうしているあいだに、クーデターが起こった。 新しいクーデター政権は、どうも、地方経済はおろか、経済のケの字もわかってないようで、ツルの一声で、色々な流通機構をストップしてしまった。

これの地方経済に与える影響は、正直絶大なものがあった。 僕の周囲でも、ものすごくたくさんの人が養豚を廃業して、路頭に迷った。 クーデター以前は、養豚は結構よい働き口だった。 ものすごく儲かるわけではないけども、安定して稼げたので、このあたりの農民は養豚で細々と暮らしていけた。 ところが、クーデター以降、おかしな政策のおかげで、豚の値段が暴落したり、餌の値段が高騰したり、市場がストップしたりしたので、どう工夫しても利益が出なくなってしまった。 ブタはすごい量の餌を食べる動物だ。 そういう状況になっても毎日バクバク食べる。 とてもじゃないけどやっていられないというわけで、みな廃業して路頭に迷った。

僕は、これは、明らかに社会問題だと思うのだけど、奇妙なことに、これを社会問題と叫ぶ人はいない。 それどころか、ここまでハデに問題が起こっているのに、この間ブタの価格が「需要と供給のバランスが崩れた」為に暴落しましたというニュースがあっただけだった。 それによりどれくらい経済に影響があったとか、どれくらい失業者が増えたとかいうような、もう一歩踏み込んだ説明はなかった。

これは間違いなく日本で起こったら絶対にどうにかしないといけない大きな問題だろう。 でも、しかし、タイの人はなんというか問題を問題と思ってないとでもいったような雰囲気であった。



問題が起こるのはなぜか。

それは、人々の「問題意識」が高いからではないだろうか。

そういえば、タイの中でもチェンマイは意外と問題が多い。 大気汚染が深刻だとか、森林破壊がどうとか、そういうニュースが花盛りだ。 じゃぁチェンマイが格別大気汚染が深刻化というと、絶対にそんなことはない。 他の地方のほうが絶対深刻だ。 それはきっと、タイの中でも独自な古い歴史と文化のあるチェンマイの人は他のタイの他の地方の人よりも『問題意識』が高いからなんだと思う。 だから問題がよく起こる。

ところが、バンコクを含めてタイの他の地方の人は、極端に問題意識が低い。 だから、あまり問題が起こらないのではないか。 もちろん問題はそこにあるのだけど、まったく話題に上らないので部外者からは問題が起こっていないように見えるのだ。 実際には、バンコクの排気ガス公害だってまったく解決していない。 僕は、タイって大気汚染がなかったらどんなにいい国だろうと思うんだけど、誰も問題と思ってない。思ってても手をこまねいて問題が深刻になるのを待っている。



そうでなくても、取り敢えず、今、すごいバーツ高だ。 でも、タイ人ときたら、なんだかノンキ※だ。

※ 何もしませんよ... ってあなた。
http://www.newsclip.be/news/2007703_012222.html

これが日本だったら大変なことになるだろう。 こんなことをほうっておいたら、国内の産業がズタズタになってしまう。 取り敢えず、バンコクは外資系が多いのでオッケーなんだろうか。 でも、僕が知っている限り、すくなくとも地方経済はズタズタになっている。 お金をごっそり落としていく外人がヒーヒー行ってタイから逃げ出している。 それに追い討ちをかける様に、外国人労働者の供託金を上げたり、優待ビザの料金を上げたりしている。 これじゃ商売どころではない。滞在すら難しい。 あたりまえである。 これは明らかに社会問題だ。 タイ人は外人を追い出してせいせいしているのだろうか。とんでもない。 最終的に損をするのはタイ人だ。 ごっそりお金を落とす優良客を失うわけだから。 じっさいそれでみんなキュウキュウしている。 それなのに、タイ人は誰も社会問題と口にしない。



とかかいていたら、ちょうどこういうニュースが出ていた。

http://www.newsclip.be/news/2007710_012330.html

日・タイ通貨スワップ協定、日本の支援額60億ドルに
2007/7/10 (17:08)| 経済
VSIN

【タイ】日本銀行とタイ中央銀行は10日、第3次2国間通貨スワップ取極(BSA)の締結に合意した。日・タイ両国は、短期流動性の支援を必要とする場合、通貨当局間で、それぞれの自国通貨(タイバーツまたは日本円)を米ドルに交換することが可能で、上限額は日本からタイがこれまでの倍の60億ドル、タイから日本が30億ドルとなる。また、国際通貨基金(IMF)の支援プログラムなしで引き出し可能なスワップ額は、取極上の上限額の10%から20%に拡大される。

 BSAは通貨危機の再来を防ぐための枠組みで、日タイ両国は2001年に日本からタイへ最大で30億ドルを供与する1方向のスワップ協定を結び、05年に双方向の取り決めに変更した。



これは、非常に嫌な予感がするニュースで、気がついている人はとっくの昔に気がついており、既に大急ぎであちこち走り回っているのではないだろうか...。 何に気が付くって... もちろん「為替大暴落・アジア経済大クラッシュの気配」に決まってる。

また、このタイミングで増額って... これがタイお得意の他力本願でないことを祈る気持ちでいっぱいな感じ。 例の... 問題が起こりそうでも「気にしない」「気にしない」の一点張りで、いざ問題が深刻になると人に助けを求めてくる、アレだ。



話しがずいぶんそれてしまったけど、そういう意味で行くと、日本人っていうのは、格別「問題意識」が高い文化ではないかと思う。 だから、問題が山積なのではないか。 きっとそれはいいことなのだと思う。


ただ、ひとつだけ思うのは、問題というのは、往々にして「時間が解決してくれる」ことも少なくない、ということだ。 こういう問題を躍起になって解決しようとすると、往々にして更に問題が深刻化する。 そして、他人に深い傷を与えたり、自分も深い傷を負ったりするものだ。


コメント一覧
かつお   2007年07月11日 08:07
タイで豚が売れないというのは、FTA(自由貿易協定)の影響はあるのでしょうか?安価な中国産の農作物、豪州産の牛乳が輸入されて、タイの農業、畜産業は打撃を受けているようですが。タイは華人が多いから、豚の消費量も多いのでは。
這いよる謎の犬ピース   2007年07月11日 10:43
豚の餌の原料として多く使われているトウモロコシが、エコ燃料の原料としての消費が伸びて、高騰もしているそうです。

誰かの問題を解決しようとしすぎると痛い目に・・・僕も時々あります(汗

問題意識も、器用に扱わないといけない時があるのかなと気づきました。
おかあつ   2007年07月11日 13:59
かつおさん、

>安価な中国産の農作物、豪州産の牛乳が輸入されて、タイの農業、畜産業は打撃を受けているようですが。

知りませんでした。 情報ソースがものすごく知りたいです。

取り敢えず、タイであちこち見て回ったけど原因に関する情報はまったく皆無でした。 タイの公共機関ってそういう都合の悪い情報は知らせないんだと思います。 ちなみにブタの餌はラム(米ぬか)なのですが、これが異様な値段で取引されてます。 僕もあちこち聞いて回ったけど値段が上がった理由は、結局わかりませんでした。 ラオスの飢饉の影響だとか雨の影響だとか...どれもなんだかなぁという感じです。

つーか、これだけ農作物が豊富で超安価なタイが外国から食料を輸入するってナンデスカ? どなたのご判断!? 国内農業破壊キャンペーン!? なにやってんの?!


東京犬さん、
>豚の餌の原料として多く使われているトウモロコシが、エコ燃料の原料としての消費が伸びて、高騰もしているそうです。

そうなんですってね。 色々うまくいかないもんですね。


問題って直そうとすると逆に悪化しちゃうときって、ありますよね ... 僕は神経質なほうなのでそんなのばっかりです。

おかあつ   2007年07月11日 14:24
もしあの政権が本気で農業にダメージを与えるつもりだとしたら、ひょっとしたら、それは暗に農業で生計を立てているイサーンが力を付けないための手段の一つとして確信犯的にやっているんでしょうね...。 口にこそしなくとも、国を統治するためという、大義名分があるのかもしれませんね。

別に僕の国じゃないから構わないんですが。
かつお   2007年07月11日 15:06
おかあつさん情報ソース「中国新聞」連載の「ムラは問う」。中国新聞のホームページから確認できます。2007.5.18第7部 「メコンの憂うつ」2007.5.19「消えた牛」携帯からなので、お手数ですが、ご自分で探してください。ローカル新聞ながら、よい情報が書いてます。こういう情報って現地だと入手しにくいものですよね。
おかあつ   2007年07月11日 15:41
>携帯からなので、お手数ですが、ご自分で探してください。

中国新聞だったんですね。 それがわかるだけで十分です。情報ありがとうございます。

>こういう情報って現地だと入手しにくいものですよね。

言い訳するわけじゃないのですが、本当にそうです。 こういう言い方はよくないのですが、日本人から見ると、現地に住む人は、みんな自分たちのことをよくわかってないです。 聞いてもみんな知らないのです。

もちろん日本に住む以上僕らも日本について知らないことがあるわけですが...。

退会したユーザー   2007年07月11日 23:53
私は社会問題を考える時、探らないと分からないように意図的にしてあるんだと思う。無知→状況が把握出来ない→無関心→自分への跳返り、という輪の中に入れられて大半が生きていると思う。今ちょうど仕事の内容が行政絡みな事もあり、同じ様な悩みを私も抱いている。答えは未だに見つからない。でも学ばないと分からないように作られたシステムの中で生活に追われ、疑いを持つ余裕もなくされて一体どれだけの人が前向きに存在し続けていられるだろうか?難しくない事を難しく見せて現状維持を続けている時代なんだと思う。表面上の国の問題は目に見える現象で、それを越えて世界がかなり力をなくしてしまったと思う。
 
出展 2007年07月11日02:50 『問題が多い日本』

著者オカアツシについて


小学生の頃からプログラミングが趣味。都内でジャズギタリストからプログラマに転身。プログラマをやめて、ラオス国境周辺で語学武者修行。12年に渡る辺境での放浪生活から生還し、都内でジャズギタリストとしてリベンジ中 ─── そういう僕が気付いた『言語と音楽』の不思議な関係についてご紹介します。

特技は、即興演奏・作曲家・エッセイスト・言語研究者・コンピュータープログラマ・話せる言語・ラオ語・タイ語(東北イサーン方言)・中国語・英語/使えるシステム/PostgreSQL 15 / React.js / Node.js 等々




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