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2007年5月18日金曜日

ムカツク はっきりしろツーの (isaan05-c987254-200705180333)

おかあつがミクシコミュニティータイ東北イサーン語研究会として著した記事を紹介します。
ムカツク はっきりしろツーの (おかあつ)
2007年05月18日 03:33
ムチャムチャ怒っているときに書いた日記なのですが、管理人は今日酔っ払っているので、勢いで公開してしまいます。8割ぐらい割り引いて下さい。 すみません。

◇  ◇  ◇

2007年05月17日 03:34

とにかく、ムカツク。 タイ人。

別にいいんだが、技術者のクセして、問題を放置して、笑顔で「じゃ!さよなら!」って帰っていくのは、非常にムカツク。

今日は電気屋さんを呼んで色々電気周りを見てもらっていた。 電気屋さんはもう二人試していて、高いお金を取る割りに、やり直しが多いというか、手際が悪く、そのくせやり直しのたびに高いお金を請求するので、その二人に頼むのはやめることにした。

今回は友達の友達という事でお願いして、色々とテキパキやってもらって良い感じだった。

今、ショート事故以降使えなくなっている電気系統が2~3系統あって、これの原因が知りたかった。 だから配電盤を見てもらうことになっていた。

見てもらったのだが、いつものお約束のパターンで苦しんだ。 実は、イサーン語でとっくの昔に話はついており、それは既に済んだ話として話は進んでいく。 そのくせ、まったくタイ語に訳してくれないのだ。 こちらは何がどうなってるのか訳がわからないという、あのパターンだ。

こういう状況になると、本当にいらだつ。 こちらとしては、全く手も足も出ない。 イサーン語を話されると理解できないだけでなく、翻訳する方法も勉強する方法もない。 それにちょっとくらいわかったとしても、向こうはネイティブだからどんどん形を変えてくるし、とにかく話が速くて、全然聞こえない。

イサーン語で話が進んでいるとき「タイ語に訳せ」って言うと「ちょっとまって」という言葉が返ってくれば運が良い方で、大概、その言葉自体、黙殺される。 (※:これは日本人が日本語で話をしている時に外人が来て英語で話しかけても黙殺されてしまうのと似ている)

それで、話が大方ついたところで思い出したようにいきなりタイ語を話し始めるのだが、既にイサーン語で話がかなりついた後で、その話を大前提に話が進む。 それでイサーン語の話しを踏まえて、タイ語で「まぁそんなわけだけど、いいよね?」とか言われても、わからんつーの。

マジ、ムカツク。 日本につれていって同じ苦しみをあじあわせてやりたい。

◇ ◇ ◇

それで、配電盤のチェックは出来ないという。

何故かと聞いた。そうしたら、道具が無いからだという。

道具はいつとりに行くのかと聞いた。 取りに行かないという。

何故かと聞く。 今日は客も居るし人もいるし仕事にならないからだという。

じゃぁいつならいいのかと聞く。 店を閉める日だという。

改装を予定しているのだが、それは大分先の話だ。 そんなものを待っているわけには行かない。すぐにでも直さなければならない。 では夜はこれるかと聞く。 これないという。

じゃぁ、どうするのかときく。 どうもしない、という。

次はいつ来るのかと聞くが、こないらしい。

僕は少なくとも、この問題の原因がトリマにあるのか、ブレーカーにあるのかだけは切り分けて欲しかったのだけど、うやむやにされてしまった。

それだけではなくて、折角心配して色々考えているこちらの神経を逆なでするように「まー大丈夫だから」というし、「大ジョブじゃネーだろが」という僕の方が気違い扱いされるのはどういうことだ。 マジで腹が立つ。 みんな死んでしまえ。 心配するだけ損だ。


非常に腹が立ったが、これは、どうやらタイ風の断り方らしい。

「今日は後に予定が詰まっているので都合が悪い」という代わりに「今日は道具が無い」とか「今日は客が多い」とか、そういう別な理由を挙げるのが、柔らかい断り方であるらしい。

だが! だが! それでいいのか、タイ人よ!

それでは、問題の原因がナンなのかわからないばかりでなく、問題はそのまま放置かよ!

それで笑顔で「じゃ!」とか言われても、こちらは笑えないよ!



俺はタイ人じゃねーつーの。

タイ語は基本的に形容詞が後ろに来る言葉だけど、口語だと順序がバラバラになるものらしい。 これがネイティブじゃない僕にはキツイ。

「(ある人)がアンディーに電話をかけた」という文章が、順序がバラバラになって、全然違う意味の「アンディーが電話を探しにきた」という文章になっても、タイ人であれば、文脈から正しく推測して理解出来るらしい。

会うなり「今日はお金儲かった?何か従業員に物を買ってあげた?」という言葉を聞くと「今日一日営業して最後に締めたときキャッシャーで20バーツお金が合わなかったのだけど、今日キャッシャーからお金出して何か物を買ったりした?」という風なことが組み立てられるらしい。

一緒に居たわけじゃねーのにわかんねーよ。 そんなの。

イサーン人はという風にいうのだけど ... それってホントかよ! 信じられん。 これが、そうやって真に受けて聞いていると、実はイサーン人だけの場合があるので、非常にタチが悪い。んなの、外人には見分けがつかんて。 バンコクにいたときは ... すくなくともあんまりそういう言い方は聞いたことが無い... と思うんだけど...。

こちとら、文章の断片から文の全体を組み立てている外国人なわけで、そんな文章をぶつけられても困る。

だから、僕は、こういうときの基本なのだけど「xxxなのか、そうじゃないのか」 ということを確認するような事を聞くのだけど、そうすると、非常に曖昧な答えが返ってきて余計わからなくなる。

例えば...「いや、実は ××× が○○○になっちゃって、○○○は△△△だから... △△△は◇◇◇で、... これが... まぁそのー そんな感じで ... わかった?」 という感じ。

「だから! どっちなんだよ!」 といいたくなる。

イラつく!

で、悪いのは俺かよ。 マジでイラつく。

くそー 、 この難しさを、一口でもいいから食らわせてやりたい。

◇  ◇  ◇

終わりです。

あとがきコメント:

日本人と同じで、悪いとわかっているんだけど言わなくちゃいけないみたいな、若干言いづらい事はこうやって遠まわしに言うみたいです。 未熟なので怒ってしまいます。 まだまだ努力が必要です。
コメント一覧
[1]   gop   2007年05月18日 13:01
ガス抜きは必要です。
どこにいても。
程度の差はあれ。

吠えちゃってください。
[2]   おかあつ   2007年05月23日 18:06
返事遅れました ...

ありがとうございます。
頑張ります。
 
出展 2007年05月18日 03:33 『ムカツク はっきりしろツーの』

著者オカアツシについて


小学生の頃からプログラミングが趣味。都内でジャズギタリストからプログラマに転身。プログラマをやめて、ラオス国境周辺で語学武者修行。12年に渡る辺境での放浪生活から生還し、都内でジャズギタリストとしてリベンジ中 ─── そういう僕が気付いた『言語と音楽』の不思議な関係についてご紹介します。

特技は、即興演奏・作曲家・エッセイスト・言語研究者・コンピュータープログラマ・話せる言語・ラオ語・タイ語(東北イサーン方言)・中国語・英語/使えるシステム/PostgreSQL 15 / React.js / Node.js 等々




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