Java OpenSource化! やっと来た!
2006年11月14日17:59
予告が出たのが今年の五月。 思ったよりも早かった! すごい! ここで勝手に解説します(^-^)これはこういう意味を持つのではないでしょうか。
Javaというのは2つの要素があります。 それは、どんなOS上でも動く高い互換性を持った理想的な天空の言語という要素と、現実世界で実際に地上で土にまみれてドロだらけで開発する実用言語という要素です。
Write Once Run Anywhere. 一度かいたらどこでも走る。 Javaの高い互換性は、とても魅力的です。ですが、そのおかげで、まるでお役所仕事のように面倒な手続きを強いられる事もあります。
現実的に開発に使うだんになれば、Javaの高い互換性なんてどうでもよくて、その社内のシステムで動けばあとはどうでもよいのです。 どんどん作って用済みになったら捨てるだけです。 そのほうがむしろ生産性が高く、都合がよいのです。
ところが、Javaは互換性を落とすような作り方を許さないことが非常に多いのです。
そのために、開発者は、使わない互換性を保つために、不毛で非常に面倒でお金のかかる作業を強いられます。 それに嫌気が差して多くの開発者はJavaから去って行ったのではないでしょうか。
私は、Javaが互換性を取るための完璧な機能を装備したあとは、それを壊す事もできないと、本来のパワーを発揮できないのではないか、と思います。
Javaがオープンソースになったということは、すなわち、その不毛な互換性を破壊して、プロジェクトに最適な形にJavaをカスタマイズできるという意味ではないでしょうか。
そういう柔軟さを持ちつつ、同時に、標準JREを利用するかぎりは、WEB上でAPPLETやJavaWebStartを使って、手軽にクロスプラットフォームアプリケーションを配布できてしまう堅牢な互換性の高さは、非常に魅力的といえないでしょうか。
Javaがオープンソース化されたことで、 高い互換性とドロだらけの実用性を両方兼ね備えた、究極の言語にJavaは生まれ変わるのだ、そんな気がします。
公式ページ
http://www.sun.com/software/opensource/java/
ちなみに、五月の記事は以下の通りでした。
────────────────────────────
サンフランシスコ発--Sun MicrosystemsはJavaをオープンソース化する予定であり、あとはその方法を検討するだけだと、同社の幹部が米国時間5月16日に語った。
ここ数年間、オープンソース支持者らはSunにJavaプログラミング言語をオープンソース化するよう強く求めてきたが、互換性やコントロール権が失われるおそれがあるとして、同社はこれを固辞してきた。だがここへきて、SunはようやくJavaのオープンソース化を確約した。
Sunのソフトウェア部門の新たなエグゼクティブバイスプレジデントに就任したRich Green氏は、現地で同社が主催している開発者向けの年次カンファレンス「JavaOne」で、「現時点における問題点は、オープンソース化するか否かではなく、いかにオープンソース化するかということだ」と述べた。
ただし、従前からあった懸念が解消されたわけではないと、5月初旬にSunに再入社したGreen氏は釘を刺している。同氏によれば、Java のオープンソース化を求める勢力と、互換性問題に不安を抱く一派の「2つの意見がせめぎ合っている」のが現状だという。「われわれは、こうした状態を収束していかねばならない」(Green氏)
Green氏は、Sunの取り組みに関して、その期限や具体的な内容については明らかにしなかった。続いて、Sunの最高経営責任者(CEO)であるJonathan Schwartz氏が登壇し、Green氏と同様の発言をした際には、聴衆から歓声が上がった。「オープンソース化の是非ではなく、方法を検討する段階に入っている」と、Schwartz氏はあらためて宣言した。
JavaOneでの基調講演後に記者会見を開いたSchwartz氏とGreen氏からは、ほかにも情報を得ることができた。Green氏は、「あらゆる開発コミュニティが関係してくる取り組みになる。まるで上司が1人から数千人に増えたような気分だ。いずれにしろ、この取り組みは組織的に進めなければならない」と話した。
また、単純な仕事ではないので、いつまでに終わらせるといった期限は提示できないと同氏は述べた。Schwartz氏はこれに対し、「なるべく早く完了するよう努力する、という意味だ」と補足している。
Sunは、JavaをOSI(Open Source Initiative)ライセンスに基づいて公開することで、ユーザー数の増加が見込めると期待している。「少なくとも、JavaがOSIライセンスに準拠するまでは利用しないと決めていた人々を取り込むことができるだろう。OSIはJavaコミュニティの規模を拡大させる選択肢である」(Schwartz氏)
RedMonkのアナリストであるJames Governor氏は、Schwartz氏の考えは的を射ていると話す。「信念の問題からJavaを利用しないという人々が存在しているなら、オープンソース化の意義は非常に大きいと言える」と同氏は指摘したが、Javaの企業ユーザーにとっては互換性が深刻な問題となるので、Sunは慎重に対応していかなければならないと述べた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060517-00000003-cnet-sci
http://news.com.com/2100-7344_3-6072760.html
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米サン、「Java EE」と「JavaSE」をオープンソース化
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=116859&media_id=17
(RBB TODAY - 11月14日 16:20)
米サン・マイクロシステムズは現地時間13日、GNU General Public License version two(GPLv2)に基づき、「Java Platform Standard Edition」(Java SE)と「Java Platform Micro Edition」(Java ME)のソースコードを公開すると発表した。
これにより、Java SEとJavaMEが無償で利用できるようになるほか、GPLに基づいて改変することも可能となる。
Javaというのは2つの要素があります。 それは、どんなOS上でも動く高い互換性を持った理想的な天空の言語という要素と、現実世界で実際に地上で土にまみれてドロだらけで開発する実用言語という要素です。
Write Once Run Anywhere. 一度かいたらどこでも走る。 Javaの高い互換性は、とても魅力的です。ですが、そのおかげで、まるでお役所仕事のように面倒な手続きを強いられる事もあります。
現実的に開発に使うだんになれば、Javaの高い互換性なんてどうでもよくて、その社内のシステムで動けばあとはどうでもよいのです。 どんどん作って用済みになったら捨てるだけです。 そのほうがむしろ生産性が高く、都合がよいのです。
ところが、Javaは互換性を落とすような作り方を許さないことが非常に多いのです。
そのために、開発者は、使わない互換性を保つために、不毛で非常に面倒でお金のかかる作業を強いられます。 それに嫌気が差して多くの開発者はJavaから去って行ったのではないでしょうか。
私は、Javaが互換性を取るための完璧な機能を装備したあとは、それを壊す事もできないと、本来のパワーを発揮できないのではないか、と思います。
Javaがオープンソースになったということは、すなわち、その不毛な互換性を破壊して、プロジェクトに最適な形にJavaをカスタマイズできるという意味ではないでしょうか。
そういう柔軟さを持ちつつ、同時に、標準JREを利用するかぎりは、WEB上でAPPLETやJavaWebStartを使って、手軽にクロスプラットフォームアプリケーションを配布できてしまう堅牢な互換性の高さは、非常に魅力的といえないでしょうか。
Javaがオープンソース化されたことで、 高い互換性とドロだらけの実用性を両方兼ね備えた、究極の言語にJavaは生まれ変わるのだ、そんな気がします。
公式ページ
http://www.sun.com/software/opensource/java/
ちなみに、五月の記事は以下の通りでした。
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サンフランシスコ発--Sun MicrosystemsはJavaをオープンソース化する予定であり、あとはその方法を検討するだけだと、同社の幹部が米国時間5月16日に語った。
ここ数年間、オープンソース支持者らはSunにJavaプログラミング言語をオープンソース化するよう強く求めてきたが、互換性やコントロール権が失われるおそれがあるとして、同社はこれを固辞してきた。だがここへきて、SunはようやくJavaのオープンソース化を確約した。
Sunのソフトウェア部門の新たなエグゼクティブバイスプレジデントに就任したRich Green氏は、現地で同社が主催している開発者向けの年次カンファレンス「JavaOne」で、「現時点における問題点は、オープンソース化するか否かではなく、いかにオープンソース化するかということだ」と述べた。
ただし、従前からあった懸念が解消されたわけではないと、5月初旬にSunに再入社したGreen氏は釘を刺している。同氏によれば、Java のオープンソース化を求める勢力と、互換性問題に不安を抱く一派の「2つの意見がせめぎ合っている」のが現状だという。「われわれは、こうした状態を収束していかねばならない」(Green氏)
Green氏は、Sunの取り組みに関して、その期限や具体的な内容については明らかにしなかった。続いて、Sunの最高経営責任者(CEO)であるJonathan Schwartz氏が登壇し、Green氏と同様の発言をした際には、聴衆から歓声が上がった。「オープンソース化の是非ではなく、方法を検討する段階に入っている」と、Schwartz氏はあらためて宣言した。
JavaOneでの基調講演後に記者会見を開いたSchwartz氏とGreen氏からは、ほかにも情報を得ることができた。Green氏は、「あらゆる開発コミュニティが関係してくる取り組みになる。まるで上司が1人から数千人に増えたような気分だ。いずれにしろ、この取り組みは組織的に進めなければならない」と話した。
また、単純な仕事ではないので、いつまでに終わらせるといった期限は提示できないと同氏は述べた。Schwartz氏はこれに対し、「なるべく早く完了するよう努力する、という意味だ」と補足している。
Sunは、JavaをOSI(Open Source Initiative)ライセンスに基づいて公開することで、ユーザー数の増加が見込めると期待している。「少なくとも、JavaがOSIライセンスに準拠するまでは利用しないと決めていた人々を取り込むことができるだろう。OSIはJavaコミュニティの規模を拡大させる選択肢である」(Schwartz氏)
RedMonkのアナリストであるJames Governor氏は、Schwartz氏の考えは的を射ていると話す。「信念の問題からJavaを利用しないという人々が存在しているなら、オープンソース化の意義は非常に大きいと言える」と同氏は指摘したが、Javaの企業ユーザーにとっては互換性が深刻な問題となるので、Sunは慎重に対応していかなければならないと述べた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060517-00000003-cnet-sci
http://news.com.com/2100-7344_3-6072760.html
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米サン、「Java EE」と「JavaSE」をオープンソース化
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=116859&media_id=17
(RBB TODAY - 11月14日 16:20)
米サン・マイクロシステムズは現地時間13日、GNU General Public License version two(GPLv2)に基づき、「Java Platform Standard Edition」(Java SE)と「Java Platform Micro Edition」(Java ME)のソースコードを公開すると発表した。
これにより、Java SEとJavaMEが無償で利用できるようになるほか、GPLに基づいて改変することも可能となる。
コメント一覧
ガクムラ 2006年11月14日 23:46
今日、帰りの電車の中で、日経の夕刊に「Java」技術無償公開と載っていました。
「あぁ、オープン化への流れというのはこういうのかな」と素人ながら感じました。
おかあつさんのこの日記から、素人が思っているより大きな変動なのかな?と感じました。
ごめんね、ただ、(日記の)全文読んでいないだ(笑)。
「あぁ、オープン化への流れというのはこういうのかな」と素人ながら感じました。
おかあつさんのこの日記から、素人が思っているより大きな変動なのかな?と感じました。
ごめんね、ただ、(日記の)全文読んでいないだ(笑)。