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2006年11月13日月曜日

FMW、謎の再放送 (mixi05-u459989-200611130542)

ミクシ内で書かれた旧おかあつ日記を紹介します。
FMW、謎の再放送
2006年11月13日05:42
タイに来て、何故か、あのプロレスのFMWが好きになったのは何故かというと、有線放送でひたすらFMWの古い奴を流しているからなのですが、これが結構面白いのです。

画面下には中国語字幕が付いています。 恐らくはFMWの倒産の話とも無縁ではないのだと思うのですが、色々ないきさつがあって権利が中国の放送局にわたってきたものに、中国語字幕をつけて流しているものが、有線放送に乗ってタイまでやってくるのかもしれません。


僕は、中国語はわからないのですが、キャプションは広東語みたいです。 字体が旧字体だからです。 だから、読んでいると、なんとなく意味が解かります。


日本語の名前などは、そのままの字を当てるみたいです。 また、西洋名は 同じ様な発音の字を語感を考えてつけるみたいです。 スタンハンセンは、漢森でした。(ってこれは全日本ですが) そういうのは見ていて、へへーと思います。 ベイダーがなんだっけ... 貝蛇だったかな...。 結構見ていると連想ゲームみたいで面白いです。



ところで... 読んでいると、字幕が、けっこー、間違っているのです。

FMWといえば、やっぱりあの杉作J太郎の解説が面白いと思うのです。 奇抜に凝ったストーリーもそうです。 ところが、スランギーで早口だったり、 ちょっと面白い言い方をしていたりすると、似た音だけど違う意味の漢字が字幕に出てきたりします。

例えばですが、「...というわけで第三戦です!!!」 とか言うと、字幕では「...是大参戦也!!」とか表示されていたりするので、は?とか思います。


全部理解できるわけではないのでわからないのですが、カットの入れ方とかを見ているとストーリー全く無視しているような感じがあるので、恐らく、実際には、流れまでは理解されてないのではないか、と思います。

なんだかなぁ... って思うのですが...

もし僕が中国語しかわからなかったら、どういう風に思うんだろうな... とふと思ったのです。

だって、やっぱり、プロレスはストーリーがあるから面白いと思うんです。 ストーリーがなかったらただの凶暴なショーでしかないじゃないですか...。



ここで、ふと、日本の「奥様は魔女」事を思い出してしまったのです。


僕は、英語を勉強したての頃、『来週には単身アメリカに行って誰の助けも無くホテル等探したりして生活を始めた上で、3ヶ月以内に喋れるようになり、更に受付の人とやり取りして大学の入学許可を頂いた上で帰る』という窮地に立たされていました。

何とかしなきゃ、と思ったのですが、僕は、何を血迷ったか『奥様は魔女』をカセットテープに録音して、聞き取って紙に書くということをやってました。 それで、聞き取れないところや間違っているところを、夜間高校にいた親切なアメリカ人の先生に教えてもらっていました。

それはともかく、そうやって聞き取っていくうちにわかった事は、「なんだ、全然普通のギャグじゃん」でした。

アメリカンジョークといえば、なんだかよくわからない、っていう印象があります。 アメリカのドラマの吹き替えは、なんか、すごく良くわからないシュールなギャグを言うと、観客がどーっと笑ったりするので、更にシュールさを煽ります。

特に『奥様は魔女』は結構その傾向が強いように思うのですが... それはともかく、当時はそんな事は全然知らなかったので、いざはじめて英語で聞いてみたら、全然普通のギャグだったので、すごく驚いた覚えがあるのです。


僕は、この中国字幕つきのFMWの放送をみて、「ひょっとしたら、中国人には、日本の『アメリカンジョーク』のようにみょーにシュールなストーリーとして見えているのでは...」 とそんな想像をしてしまったのでした。



コメント一覧
ガクムラ   2006年11月14日 23:41
村上春樹の随筆にドイツかどこかで(詳しくは忘れてしまった)日本映画を観たことがあるそうです。
字幕付きの侍映画だったらしいのですが、「しかじかはそうであるか?拙者はでは、いざまいろう」という台詞などをどうやってドイツ語に(ドイツ語か不確かです笑)訳しているのかすごく気になったという内容の文章が載っていました。
なんとなくおかあつさんのFMWの字幕はどうやらアレンジされているのだと思いました(笑)。
でも、それで楽しければまぁいいのかなあとも思う。
 
出展 2006年11月13日05:42 『FMW、謎の再放送』

著者オカアツシについて


小学生の頃からプログラミングが趣味。都内でジャズギタリストからプログラマに転身。プログラマをやめて、ラオス国境周辺で語学武者修行。12年に渡る辺境での放浪生活から生還し、都内でジャズギタリストとしてリベンジ中 ─── そういう僕が気付いた『言語と音楽』の不思議な関係についてご紹介します。

特技は、即興演奏・作曲家・エッセイスト・言語研究者・コンピュータープログラマ・話せる言語・ラオ語・タイ語(東北イサーン方言)・中国語・英語/使えるシステム/PostgreSQL 15 / React.js / Node.js 等々




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