FLAGS

MENU

NOTICE

2006年10月4日水曜日

オークパンサーの鬼火 (isaan05-c987254-200610042331)

おかあつがミクシコミュニティータイ東北イサーン語研究会として著した記事を紹介します。
オークパンサーの鬼火 (おかあつ)
2006年10月04日 23:31
自分も最近知ったのですが、10月にはオークパンサーというタイのお祭りの様なものがあるそうです。 毎年この時期は国を挙げて禁酒になるので、バーなどお酒を扱う店は閉まるのですが、それはそれとして、毎年オークパンサーになると、タイ・ラオスの国境を流れるメコン川から無数に鬼火が上るという怪現象が発生するそうなのです。

幻の竜が来て火を噴くとか、なんとかかんとか、言われているのだそうですが、何故そういうことが、しかもオークパンサーの時だけに起こるのか、誰も知らないんだそうです。

何年か前に、タイの科学者が集まって調査もしたのだそうですが、結果、メタンガスが原因だとか、やらせだとか ... 色々言われているけど、結局、原因はまだはっきりしていないのだそうです。いずれにしても200年以上前からそういう現象が起こっているのだそうで... やらせではないのではないか、といわれているようです。

これは面白そうだ! ... というわけで、7日、自分も見に行く事にしました!

ビデオも取れたらとってきたいと思います!

どうなることやら... 結果、請うご期待!
コメント一覧
[1]   サイ   2006年10月05日 15:11
僕もまだ見たことないね、いつも見に行く、行くと言ったけど、結局今までまだ一回も見てない。ぜひ見せてください
[2]   みゃう   2006年10月05日 16:07
うらやましいです!
機会あればぜひ拝見したいです
今月から来月にかけ、コンケン~ロイエッ
久々に行く予定です(ロイカトン前後?)
[3]   竹風鈴   2006年10月11日 13:32
鬼火どうなったんですかぁ?鬼火。
[4]   おかあつ   2006年10月19日 12:54
例によって返事が遅くなってしまいました。

実は、この日、結局、みれなかったのです。

「みれませんでした!」で終わりではなんなので
(^-^;;;
そのいきさつを書いてみたいと思います。

────────────────────────────

オークパンサーの鬼火は、バンファイパヤナー...だったかな? なんか長い名前で忘れてしまったのですが、まぼろしでもなんでもなくて、本当にあるもので、ものすごい有名なんだそうです。

僕は、地球の歩き方ラオス編で、チラッと読んだだけで、何にも判らなかったので、取り敢えず、行ったことがある人を探して話を聞いてみる事にしたのです。

聞いてみれば、僕が住んでいるホテルの従業員さん(というか友達)に3人もバンファイをみた事がある人がいました。 中には、目の前で火が上っていくのをみた事があるよ!という人まで居て、驚きました。

これが、面白い事に、火が出るのは毎年、オークパンサー当日の夕方5時から10時までに限るのだそうです。 また、メコン川のあらゆる場所で見られるとのことでした。

不思議!

とにかく、従業員さんのアドバイスに従って、行く事にしたのです。

ところが、ここで、一緒に行く人と話がずれてかみ合わなくなってしまい、何故か夜の11時に見に行く話に変わってしまいました。 ぜったい5時に行かないとダメだよ!と言ったのですが、押し通されて 夜11時になってしまいました。

僕は、11時というのは相当遅いので、驚いて5時じゃないとダメだよと押し通そうとしたのですが、後で聞いたところによると、その夜11時というのは、一緒に行く人の仕事の関係だったので、それに気がつかなかった僕との間で、結構激しいケンカになってしまいました。

後から思えば、みんな、夕方5時に行かないと見れないという事を知らなかったのに、僕の方が気がついていなかったのが、まずかったのです。 現地人なんだから、当然知っているだろう、という気がしていたのです。 ここで、僕が、「いや、実は、バンファイは5時に行かないと見れないから、ダメだよ!」とリーダーシップを発揮すればよかったのですが、なんか気が引けて、しなかったのです。 またそのときは聞いたばかりで、はっきり知っているわけでもなかったですし...。

なんというか、現地人より僕のほうが良く知っているという状況が、自分の中で想定不能で、うまく立ち振る舞えなかったんだと思います。

結果的にいい勉強になりました。

まぁ、とはいえ、遠くから一緒に行くために夜遅く郊外からウドン市内まで出てきている友達もいたので、結局、夜11時にはなってしまいましたが、一応残った人で車にのって見に行く事にしました。

ノンカイには、面白い事に「バンファイ⇒こっち」 とか看板まで出ていて、もうバンファイは幻か否かという討論は「ある」の方向で確定済みの感がありました。(^-^;;

とりあえず、メコン川のあるノンカイ周辺はすごいクルマの量でした。乗用車トラック・果ては例の巨大バスまで列をなして、帰ってくる途中でした。 しかも、あまりのクルマの量からか、街への流入制限を行っており、1時間ぐらい待ちぼうけになってしまいました。

しばらくしたら入れるようになって、一応現場までいってみました。 そうしたら、モーラムのステージあり、出店ありでお祭り状態でしたが、終わって、片づけ中で、正に後の祭り状態でした。

メコン川沿いで物知り顔してビールを飲んでいるおじさんたちと話を聞いた(というか聞いてもらった)ところによると、今年は、あまり飛ばなかったのだそうです。

面白い事に、毎年、この日は、雨の事が多いのだそうで、この日も午前中は結構雨が降っていました。 雨が降ったせいか今年はあまり火が出なかったようです。

結局のところ見れませんでした。 非常に残念です。
(-_-;


鬼火を見たことがあるという人によると、5~6分に一度、ひゅーっと火がまっすぐに上っていくのが見えるのだそうです。 その火は、あの、例の、料亭で小さな鍋物を温めるのにつかう、小型燃料のぼんやりした火と同じような感じだ、という話です。 (この例え、イサーンの人が言ったたとえそのままなのですが、判り易いです
(^-^;;

また、オークパンサーは、こよみ上満月?(この辺未確認)なので それが関連しているのかな、とも思いました。

──────────────────────────────

あと、この日、偶然なのか、それとも鬼火を見に来ていたのか、ノンカイにパラチニーが、来ていたのだそうです。 ひょっとしたら、これの為に道を封鎖していたのかもしれないのですが、パラチニーが乗っている巨大なバスを見てしまいました。

帰ろうとしたら、警察が来て、これからパラチニーが来るから、ここで待ってろといわれたのです。 立ってしばらく待っていたら、座れといわれました。 パラチニーの車の前では座らなければならないのだそうです。

しばらく座っていたら、前後に100台近いバイク・リムジン・白バイを引き連れた巨大なバスがやってきて、壮大なパレードのようでした。

翌日テレビでパラチニーがノンカイに来たことを伝えるニュースをやっていました。

────────────────────

結果的に、鬼火は見れなかったのですが、個人的には色々勉強になりました。
[5]   竹風鈴   2006年10月21日 18:56
不思議ですねー。オークパンサーの前後、というならまだしも火が出るのはこの火だけなんでしょう?来年は是非5時に行ってビデオ撮ってきてください。

 ところでパラチニーってどなた?王族の方ですか?
[6]   Takashi   2006年10月23日 19:31
ども、初めまして。自分が以前読んだ不思議本には「伝説の~」なんて書いてあったので、多分伝説なんだろうと思ってそのまま忘れ去っていた「鬼火」ですが、マジであるんですね。ぜひ見に行きたい、来年こそは、ぜひ、ぜひ、見に行くぞ!って仕事休めそうにないしなぁ…ハァ。
[7]   竹風鈴   2006年10月23日 19:37
>この火だけなんでしょう?

訂正→「この日だけなんでしょう?」の間違いでした。
 
出展 2006年10月04日 23:31 『オークパンサーの鬼火』

著者オカアツシについて


小学生の頃からプログラミングが趣味。都内でジャズギタリストからプログラマに転身。プログラマをやめて、ラオス国境周辺で語学武者修行。12年に渡る辺境での放浪生活から生還し、都内でジャズギタリストとしてリベンジ中 ─── そういう僕が気付いた『言語と音楽』の不思議な関係についてご紹介します。

特技は、即興演奏・作曲家・エッセイスト・言語研究者・コンピュータープログラマ・話せる言語・ラオ語・タイ語(東北イサーン方言)・中国語・英語/使えるシステム/PostgreSQL 15 / React.js / Node.js 等々




おかあつ日記メニューバーをリセット


©2022 オカアツシ ALL RIGHT RESERVED