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2006年9月9日土曜日

「キレない大人」の原因探れ、食事・睡眠など追跡調査へ (mixi05-u459989-200609091628)

ミクシ内で書かれた旧おかあつ日記を紹介します。
「キレない大人」の原因探れ、食事・睡眠など追跡調査へ
2006年09月09日16:28
 教師やサラリーマンの職業に就く大人が、何十年にもわたって過酷な長時間労働をしても「キレない」原因を解明しようと、全国の小中学生により組織されるボランティア調査団体は2007年度から、「定点観測」調査に乗り出す。

 食事、テレビ視聴、キャバクラ通い、援助交際などの生活習慣や家庭環境が「キレない大人」現象にどう影響しているかを探ることで、生活・学習指導に役立てるのが狙いだ。

 同団体は来年度予算の概算要求に約1億5000万円の関連経費を盛り込んでおり、今後、モデル会社や調査テーマ設定などに着手したいとしている。

 近年、ビジネス街などの仕事現場で、酒を飲んで暴れ始めるサラリーマンの増加や、子供から注意を受けて、突然「うるさい」と食ってかかったり、子供に暴力を絶対振るったりする教師が、子供の「キレる」心理を理解できないという事自体が、小中学生から不可解視されている。


(フィクションです。念の為。)


■「キレる子」の原因探れ、食事・睡眠など追跡調査へ(読売新聞 - 09月09日 14:41)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=84609&media_id=20

「キレる子」の原因探れ、食事・睡眠など追跡調査へ
(読売新聞 - 09月09日 14:41)

 児童・生徒が授業中などに突然、「キレる」原因を解明しようと、文部科学省は2007年度から、「定点観測」調査に乗り出す。

 食事、テレビ視聴などの生活習慣や家庭環境が「キレる」現象にどう影響しているかを探ることで、生活・学習指導に役立てるのが狙いだ。

 同省は来年度予算の概算要求に約1億5000万円の関連経費を盛り込んでおり、今後、モデル校や調査テーマ設定などに着手したいとしている。

 小中学校などの学校現場では、近年、普段はおとなしい児童・生徒が教師から注意を受けると、突然、「うるさい」と食ってかかったり、教師に暴力を振るったりする「キレる」行動の増加が問題になっている。
コメント一覧
ガクムラ   2006年09月09日 21:49
「キレない大人」が小中学生から不可解視されているっていうジョークが面白くコメントさせて頂きます。今、味の素スタジアムで行なわれたFC東京対甲府の試合を観て帰ってきたところです。帰ってきてこの文章を読んで最初、おかしくて笑い、二度目に笑いごとじゃないことに気付きました。Jリーグですが、どこの試合に行っても「やじる大人」を「不思議そうに見ている子ども」がいます。冗談じゃなく、「キレる大人」の手本が子どもの隣にあるのです。僕はひとりで観に行くのですが、「選手をやじる」「所かまわず怒鳴る」応援を見ていると、将来、子どもをサッカー場に連れて行くことはないと思います。子どもにせがまれたら行くと思いますが…。今は「キレる大人」に自分が含まれていないことを祈っています(笑)。
おかあつ   2006年09月09日 23:07
今の時代どう考えたってオヤジが多数派でコドモは少数派じゃない。

コドモの世代は高齢化問題が深刻だ。 高い税金=3人で1人オヤジの面倒をみなくてはいけないとか。それに社会はどんどん厳しくなってる。コストダウンのすごく厳しい競争にさらされてるから、高いスキルを求められてるわりに、給与はすごく低かったり。

何にも明るい話題が無いのに、オヤジたちは大丈夫なので逃げ切り状態なんだよね。

しかも、日本文化って言うのは少数派の意見がかき消されてしまいやすい性質があるから、余計そういうコドモの意見が伝わりづらい。 そんななかで、コドモが将来に希望が持てるわけないよ。

大人はそんななかでも、そうやっていろいろズルくガス抜きしているのに、子供にはなんにもない。 せいぜい、空想のゲームの世界に逃げ込むぐらいで...。

正直、このニュースは僕にとっては、滑稽だった。 誰だって同じような立場になれば、同じように感じるものだ。 それなのに、ここまで、大人と子供の間で意識がずれるものかと思った。
矢本   2006年09月09日 23:44
食事がすごく影響していると思う。とくに添加物…。調味料や香料で違う味のように感じさせているけど、見た目や保存状態をよくするために、どんな加工食品にも同じ添加物が大量に入っているのです。
ハムなんか、脱色しているのに薬漬けにしてうまそうな色に着色している。コンビニのおにぎりも、お湯に漬けると油みたいなものが浮いてきます。
運動不足で栄養のバランスが崩れている上に、化学物質を少量でも継続的にとっているんだから、生命体として、体のみならず思考や感情に変調をきたさない訳がない!と思うのです…。ほんと、こわいなあ。
おかあつ   2006年09月10日 00:59
また違う視点だけど... 確かに怖いね。

タイにいて、あぁよかったなぁって思うのは結構食事かもしれない。ま、確かに不衛生だったり、選ばないとすごい化学調味料が入っていたりすることもあるので、一概には言えないんだけど、少なくとも、果物とかの天然食品がすぐ気軽に超安く大量に手に入る。

確かに、日本のやつと比べると、色が悪かったり、あまり甘くなかったり、香りが少なかったりもするんだけど、逆に自然っぽくて安心できるし、なんつってもたくさん食べられる。 日本、果物高いじゃない。

食が不安定だと、それだけで、かなり気持ちが不安定になるしね...。

なんと言う薬品だったか...アスパルテームだったかな... 昔某CC社の主力商品シュガーレスのジュースにそういう人工甘味料がたくさん入っていたんだそうだけど、これをたくさんとった人の中にナルコレプシーの人が多いというのは、ほとんど公然の秘密なんだと聞いた事がある。

最近何にでもスクラロースが入っているのがすごく気になる。ウィダーインゼリー(プロテイン)がすごい好きだったんだけど、この間日本かえって食べたら衝撃を受けた。味が変わってた。正直マズい。内容をみたらスクラロースが入ってた。 なんで、わざわざまずくするのかと思った。

でも、そういう風に、人工甘味料とか着色料が入って刺激が強い食べ物の方がよく売れるっていう消費者の構図もあるのではないかと思った。



キレやすい子供か...。

大人になれば、自分が抱えている問題や自分の特殊性を理解する力があり、それを人に説明する力もある。そういう能力を使って社会の中でバランスをとっていくじゃない。でも、子供にはそんな能力あるわけないから、漠然と不安だったり不愉快だったりするんだと思う。しかも、自分が原因の問題もあれば、自分以外の原因の問題もある。それらが、分別がつかないまま、すべてが自分の原因のように子供にのしかかってくる。

そういう中で、怒りがつのっていって、ちょっとしたきっかけで突然爆発する、って言うのは、十分あり得るように僕は感じる。

実際いろいろなケースがあると思うけど、少なくとも、僕は20年前そうだった。


特に家庭もいろいろと複雑化し、地域格差があっていろいろ複雑化しているところでは、よりそうなのではないかと、僕は想像するけど、実際はどうかわからない。
おかあつ   2006年09月12日 16:57
あれからいろいろ考えてみた。僕は今の人を見ているわけではないので、実際はどうなのかしらない。

想像してみる。僕が、まだ10代だとして、何かのきっかけでキレているときに、「今の若い子はキレやすくて困るわ。食べ物が原因ね。」っていわれたら、たぶん、ブチキレて殺しているのではないかと思う。

食べ物の影響ね、とはいわれたことはないが、テレビの影響ね、っていう言葉はよく言われた事がある。それでよけいイライラしたことがあるような気がする。

僕の家は複雑だったから、生活にいろいろな影響があった。 だからあの頃も、がんばっていろいろな人に説明しようとしていたけど、なかなか理解されなかった。 テレビの影響ね、とか「おまえ、人生、若いうちはそんなものだよ!」とか、「うちも同じだ!がんばれよ!」とか、何だかよくわからない説明で片付けられて、よけいイライラした覚えがある。

そんなこんなで、馬鹿な大人にずいぶん苦しめられたという印象を持ってしまってはいる。


人間、同じような環境に落ちれば、だいたい同じような行動をとるものだ。 最近の若者はキレやすい、何でだか判らない、っていうけど、そんなことをいっている人だって、全く同じ環境に落ちたら、絶対にキレやすくなるはずだと思う。

人にせよ、異文化にせよ、この考え方が全ての基本になると僕は思ってる。

だいたい、僕みたいにおしゃべりなヤツっていうのは少ない。そういう複雑な環境に落ちると、ほとんどの人は、そのことについて語りたがらないものだ。 そういう人は、イライラしている理由、それどころか、イライラしていること自体、人に見せない。 もう限界まで我慢している人が、些細なことがきっかけでブチキレてしまう、っていうのは十分あり得るように思う。


僕は知らないので、全ては想像でしかないし、僕個人の経験を元にして考えているので、全ての人がそうだとは限らない...。

でも、最近の若者がキレやすい、っていうとき、いや、それは、ごはんのせいですよ、っていうことは、恐ろしいことかもしれないと思った。すっかりなっとくして、それ以上考えなくなってしまう、っていうのは、すごく危ないことではないか、と僕は思ってしまった。


厳しい意見でスマソ
ごーやん   2006年09月17日 12:43
興味深い内容なのでコメントさせてください。

>がんばっていろいろな人に説明しようとしていたけど、
>なかなか理解されなかった。

>何だかよくわからない説明で片付けられて、よけい
>イライラした覚えがある。

>そんなこんなで、馬鹿な大人にずいぶん苦しめられた
>という印象を持ってしまってはいる。

じゃあ実際、賢い大人ってどれくらいいるんでしょう?

人間は自分が共感できないものを理解しようとするのはものすごく苦手だと思うんです。だから世代が違ったり、性が違ったり、国が違ったりするととたんに相互理解が難しくなる。

だから若者はこうあるべき、女はこうあるべきみたいな社会のルールというか考えがあるんやと思います。みんながそのルールに乗っ取って行動していればお互いを理解することなしに世の中がまわるからです。

仮に問題をかかえた若者が、ある大人に「俺の気持ち・状況を分かってくれよ!」と投げかけたとします。

このような状況で、この若者の話を黙ってしっかり聞ける人はものすごい人だと思います。というかすごく稀でしょう。自分が経験してないことですから、共感できないのはむしろ当たり前で、それを頑張って聞き続けるというのは難しいことです。

陥りやすい傾向としては、すぐ自分の経験に照らし合わせて「あー、俺もそういうことあったよ」と自分の「箱」に収めこんだり、「若い間はすぐつまらぬことで暑くなる」、「若者は理想主義的で現実がまだ分かってない」というclicheに逃れてこの若者を判断してしまったりします。

でもこれはこの大人がアホなのではなくて、むしろナチュラルな行動だと思うのです。だからそれでいいとは言ってません。

相手の意見に白黒をつけず、グレーでいられるのは立派というか勇気のある行動だとしかいいようがありません。その中で相手も自分の考えや感情を余計なプレッシャーなしで語ることができ、そうやって対話を続けることで、二人の会話のケミストリーによってこの若者の気持ちや状況が前向きに展開していくのだと思うのです。

だから相手をステレオタイプにはめ込むような態度は、この若者を失望させるだけでなんの効果もないでしょう。でもこれはこの大人からすれば精神衛生上、非常に快適な行動です。

ここのところを理解して勇気もをって何の先入観もなしに話を聞こう!と思える大人が何人いるか。身の回りに一人か二人いれば本当にラッキーでしょうね。

現在の食生活がキレる若者の理由の一つである可能性はあるでしょう。それを改善する努力もいいことだと思います。

ではそれ以外になにができるか。我々大人がもっと勇気を持って先入観なく世の中のことをありのままに見ようとする態度が必要だと僕は思います。

分からないことを分からないまま無視せずグレーのまま受け止めて、それとともに歩んでいく中でじっくり答えを出していく。そういうことを常にやってやっておかないといざキレる若者に出会ったときに太刀打ちできないでしょう。

こういう態度は世代間の問題でけでなく、男女・文化間の問題にも有効だと思います。
 
出展 2006年09月09日16:28 『「キレない大人」の原因探れ、食事・睡眠など追跡調査へ』

著者オカアツシについて


小学生の頃からプログラミングが趣味。都内でジャズギタリストからプログラマに転身。プログラマをやめて、ラオス国境周辺で語学武者修行。12年に渡る辺境での放浪生活から生還し、都内でジャズギタリストとしてリベンジ中 ─── そういう僕が気付いた『言語と音楽』の不思議な関係についてご紹介します。

特技は、即興演奏・作曲家・エッセイスト・言語研究者・コンピュータープログラマ・話せる言語・ラオ語・タイ語(東北イサーン方言)・中国語・英語/使えるシステム/PostgreSQL 15 / React.js / Node.js 等々




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