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2006年8月16日水曜日

うまくいかないんじゃないだろうか (mixi05-u459989-200608161747)

ミクシ内で書かれた旧おかあつ日記を紹介します。
うまくいかないんじゃないだろうか
2006年08月16日17:47
アートって言うのは、スポーツ・技術や科学と違って、人によっていろいろな感じ方があっていいのだと思う。

こういうコミュニティーがあると、自称アーティストがごっそり集まってきて、そういう中で、「誰はイイ」「誰はクソだ」という不毛な闘いが始まりがちだ。 価値観は人によって違うからそういう討論は前向きでない。 それがおこると、作家側も、消費者側も、とても疲弊する。

僕が知っているだけでも、オーディオマニアや日本のジャズ界 などがあり、現実のコミュニティーでそうして疲弊していった例は少なくないのではないかと思う。

実際にある程度必要最低限のファンを確保することに成功しているアーティストはそういう不毛な戦いに巻き込まれるのを本能的に察知して寄り付かないと思う。

そうして疲弊しない唯一の例が、分厚く特化した目の効く良質な消費者に支えられたアニメマニア界だと思う。

最初の段階である程度ポピュレーションが確保できれば、欲を出した商売アーティストがよってくるかもしれないが、そうでなければ、うまくいかないと、僕は思う。

そうならなかったのであれば、僕も使いたいと思う。



元ライブドア代表の山崎徳之さんの新会社がSNSを開始
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=72559&media_id=6

元ライブドア代表の山崎徳之さんの新会社がSNSを開始
(六本木経済新聞 - 08月15日 19:41)

 ライブドア(港区六本木6)元代表取締役の山崎徳之さんが代表取締役社長を務めるゼロスタートコミュニケーションズ(港区西麻布3)は8月15日、セルフプロデュース型のソーシャルネットワーキング「posh me!」のβサービスを開始した。

 同サービスは、従来のSNSと異なり、ソーシャルネットワークをインフラとして、個人ユーザから投稿されたコンテンツをベースに、投稿する人 (poshする人)と、それを応援する人が協力関係を持ち、コンテンツをマッシュアップしながら発信して作品のメジャー展開を支援していくもので、「自分を評価してもらいたい(poshしたい)、デビューしたい」「埋もれた才能を発見・評価し、プロデューサーになりたい、後援者になりたい」といったユーザーの欲求に適える「自己実現型サービス」となる。

 第一弾サービスとして15日、写真の投稿評価のサービスを提供を開始し、自分自身の写真やペット、子供などの写真を公開し、たくさんの人からの投票というカタチで反応や意見を集めることができるほか、集まった投票結果を元にランキングが作成され、ランキング上位者には、メジャーデビューのきっかけとなるステップアップキャンペーンを随時開催する。第二弾サービスとして、今後「サウンド」、「ビデオ」、「アニメ」、「笑い」、「テキスト」などの投稿を順次公開予定。同社では、「広告収入を基盤として、メジャー展開時のコンテンツ事業での売上も見込んでいきたい」としている。

 同社は、山崎さんとライブドアの元取締役の羽田寛さんが2006年6月に立ち上げたインターネットメディア事業やスタジオ運営事業などを手がける会社で、山崎さんは6月にライブドア代表取締役を退任しており、その後の活動が注目されていた。
コメント一覧
JUN   2006年08月16日 19:25
ネットの影響なのかコンテンツの足が速いので、メディア側は次から次へとネタが必要です。一方で自称アーティストは何時の代も腐るほど湧いてきます。それをマッチングして上手く行くかどうかともかく、サイトとして賑わいを見せれば広告業は成り立つと思います。
おかあつ   2006年08月17日 02:25
最初に、僕は、ネット上での活動の最終目的をお金と決めているわけではないので、かなり意見が違ってしまうと思います。失礼な表現が含まれていましたら、すみません。

... 自分の周囲には沢山の「自称アーティスト」がいるので、実感として思うのですが、彼らは避けるのではないか...興味を示しても、すぐには飛びつかないのではないかという気がします。

ある程度「自称アーティスト」歴が長くなってくると、作品の質が上がって来るのと同時に、世渡りもいろいろウマくなってきます。 そういう人は、余計なトラブルが多いところは避けたいというのが本音ではないでしょうか。

世の中いろいろな人がおり、そういう中でいろいろなトラブルも経験しているはずで、そういう熟練者は、玉石混在で無理解・つまらない批判を受けやすい場所にわざわざ自ら近づいたりはしないのではないかと、僕には思えます。

そのあたりの世渡りが上手でない人は、まだ作品のクオリティーがあがっていない人とも言えるわけで、そういう人たちがどれくらいリスナーをひきつけていられるのか... という気もします。

また「自称アーティスト」は「人と同じ」である事を極度に嫌いますし、ページとして個性を表現しづらいSNSで、そのあたりをどうやってクリアするのかも問題になってくると思います。

また、このようなアンダーグラウンド系が好きなリスナーは 、そのSNSの質が高いから・面白いから集まってくるわけではないと思えます。 リスナーは 極めて特定された「好きなあのバンド」がいるから集まってくることが多いように思います。 こうして近づいたリスナーは全体としてみたいバンドがいなければ自然と離れていきます。

自称アーティストは一杯います。 大人から見れば「どれもおんなじ様なもん」かもしれません。しかし彼らは微妙な違いに敏感であり、似たようなバンドがあれば好きになるだろう、というのもありえないように感じます。

確かに、うまく賑わいをみせる事ができれば メジャーを目指す「自称アーティスト」がファンを求めて集まってくる事もあるかもしれません。 しかし、音楽・映像・文芸等々コンテンツを作る人と、それを見る人のこういう本質をきっちり認識しなければ、長期的に賑わいを維持するのは困難ではないかと僕は思います。

コンテンツの足が速いというのは、現状の正しい認識でありとてもよく理解できます。しかし、そういう中にあって、長い間楽しめる質の高いコンテンツをどうやって提供していくのか、ということがこれからのインターネットの命題ではないでしょうか。

コンテンツを作るのは、コンピューターではなく人です。 短い文章からはなんともいえませんが、少なくとも このJUNさんの書き込みからはその視点が見えてきません...。
 
出展 2006年08月16日17:47 『うまくいかないんじゃないだろうか』

著者オカアツシについて


小学生の頃からプログラミングが趣味。都内でジャズギタリストからプログラマに転身。プログラマをやめて、ラオス国境周辺で語学武者修行。12年に渡る辺境での放浪生活から生還し、都内でジャズギタリストとしてリベンジ中 ─── そういう僕が気付いた『言語と音楽』の不思議な関係についてご紹介します。

特技は、即興演奏・作曲家・エッセイスト・言語研究者・コンピュータープログラマ・話せる言語・ラオ語・タイ語(東北イサーン方言)・中国語・英語/使えるシステム/PostgreSQL 15 / React.js / Node.js 等々




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