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2006年5月21日日曜日

コンピューターの専門家 (mixi05-u459989-200605212104)

ミクシ内で書かれた旧おかあつ日記を紹介します。
コンピューターの専門家
2006年05月21日21:04
この記事、メチャメチャ面白い!!!

しっかし、いかに世の中でコンピューターが正しく理解されていないか、ということを如実に表した事件だといえないだろうか。

僕も、いろいろ考えていろいろ話す(書く)けど、なんか反応さっぱりだし、誤解もされるし...

でも、いつか理解されると信じて頑張ろう。

http://x51.org/x/06/05/1656.php

タクシー運転手がコンピューター専門家と間違われて生放送に出演 → 何となく音楽ダウンロードの未来を語る

今月8日、英BBC放送の生放送番組にて、たまたまスタジオ入り口に居合わせ、コンピューター専門家と間違われたタクシー運転手が生放送に出演、激しく動揺しながらも音楽ダウンロードの未来について何となく語ったとのこと。そして昨日、BBCは人間違いであったことを認め、公式に謝罪したという。「我々は違う人物にインタビューを行ってしまいました。視聴者の方々を混乱させご迷惑をおかけしました。」生放送が行われたのは今月8日、通称アップルVSアップル裁判の最高裁判決が出たその晩のことである。番組は今回の判決を受け、コンピューター専門家、ガイ・キューニー氏の見解を伺うというものだった。

司会者の女性はまずタクシー運転手である男性を紹介し、インタビューを開始した。冒頭では男性が激しく動揺し、半ばパニック状態になりながらも何かを説明しようと、慌てて口をパクパクする様子が映し出されている。そしてインタビューは司会者の次の質問ではじまった。「今日の判決には驚きましたか?」

男性は動揺を抑えながら答えた。「判決を聞いたときは、本当に驚きました。全く予想していませんでしたね・・・。」男性はひどいフランス訛りの英語で喋り、慣れないスタジオのまぶしいライトに目をぱちくりさせた。しかし徐々にスタジオの雰囲気に慣れ始めるなり、男性は果敢にも、音楽ダウンロードの未来について、自らの意見を何となく述べ始めたのである。

【放送時の映像】

※上の映像がが見られない場合は→http://img.dailymail.co.uk/video/cabbie.wmv

そんな奇妙な放送が続く最中、本物のキューニー氏はスタジオの待合室で愕然としながら番組のモニターを見つめていた。全く見知らぬ誰かが、今まさに彼が語るべき音楽ダウンロードについて、彼の名を借りておどおどと語っていたからである。

「想像できるかい?自分は冷たい待合室の椅子に座っているのに、自分自身である誰かが生放送で喋っているのを目にした時の気分。こりゃ驚いた、なんてもんじゃないね。」事件後、本物のキューニー氏は自身のブログにそう綴っている。

キューニー氏は、はじめは面白いと感じたものの、その後すぐに不安な気持ちになったという。それは視聴者が間違いに気づかず、彼を(その分野において)全くの無知だと誤解し、名前に傷が付くのはないかと感じ始めたからである。

これまでBBC放送は今回の人間違いがいかにして起こったのか、詳しい説明はしていない。しかしキューニー氏が調べたところによれば、その日の収録開始直前、スタジオ・マネージャーがキューニー氏の待機する待合室ではなく、何故かスタジオの受付に電話したことが全ての間違いの始まりだったという。そしてタイミング良く、そこにキューニー氏と良く似た名の、タクシー運転手が居合わせていたのである。

また放送途中からプロデューサーらは明らかに”何かとんでもなくまずいことが起きている”と感づいたものの、とりあえず放送を続行、インタビューは終了した。そして放送後、プロデューサーは男性に”何か問題があったのか?”と訊ねたのである。「すると彼はこう言ったんだ。”うん、まあまあの出来だった。ただちょっとばかり慌ててしまったかな。”」


【後日談】

※今回の事件について、CNN、ロイター通信、AP通信ほか大手通信社は一斉に男性のことをタクシー運転手であると報じたが、言わば被害者であるキューニー(Guy Kewney)氏の本日付のブログ記事によれば、彼と間違えられた男性はコンゴ出身のガイ・ゴーマ(Guy Goma)という名の男性で、タクシー運転手ではなく、データ・クレンジングを専門とするBBCの技術職志望の人物であったことが明らかになったという(つまり男性はガイ・キューニー氏であるとしてテレビで紹介され、その後は更にタクシー運転手であるとして報じられ、二重に間違われていた)。

またその日、彼はインタビュー(面接)を受けるべく放送局受付を訪れていたために、余計に事態は複雑化し、突然のテレビ出演依頼に驚きながらも何となくインタビュー(取材)に応じてしまったものと予想される(また恐らくゴーマ氏の英語が未熟であった故に、名前の間違えに気づかず<或いは発音上のアクセントの違いと考えたか>、スタジオまで行ってしまったものと考えられる)。ゴーマ氏は放送終了後、まだ自分が別の誰かと間違えられていたことに気づかず、”データ・クレンジングについて何もインタビューされなかったことに多少腹を立てていた”とのこと。
コメント一覧
つっきー   2006年05月21日 22:33
みんな「専門家」っていう肩書きがつかないと人の話きかんからな。
吹雪   2006年05月22日 00:14
このニュース、TVで見てつい大爆笑してしまいましたが本人は大変だったでしょうねえ(笑)
おかあつ   2006年05月22日 14:55
>吹雪さま
テレビでもやってたんだー ... 僕は下のつっきー氏に教えてもらいました。よんだとき激しく笑いました。 かなりすごい事件ですよね。

>つっきー氏
>みんな「専門家」っていう肩書きがつかないと人の話きかんからな。

ね。 無名の人でも妥当な意見を言っているのであれば積極的に評価していく風土がほしいよね。
禅   2006年05月23日 17:17
たのしい勘違いだよね。
でも間違ったプロデューサーは飛ばされているだろうな(汗
 
出展 2006年05月21日21:04 『コンピューターの専門家』

著者オカアツシについて


小学生の頃からプログラミングが趣味。都内でジャズギタリストからプログラマに転身。プログラマをやめて、ラオス国境周辺で語学武者修行。12年に渡る辺境での放浪生活から生還し、都内でジャズギタリストとしてリベンジ中 ─── そういう僕が気付いた『言語と音楽』の不思議な関係についてご紹介します。

特技は、即興演奏・作曲家・エッセイスト・言語研究者・コンピュータープログラマ・話せる言語・ラオ語・タイ語(東北イサーン方言)・中国語・英語/使えるシステム/PostgreSQL 15 / React.js / Node.js 等々




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