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2006年5月7日日曜日

差別って何か。 (mixi05-u459989-200605071932)

ミクシ内で書かれた旧おかあつ日記を紹介します。
差別って何か。
2006年05月07日19:32
例えば、名古屋に新幹線が止まらないことを怒っている名古屋の人がいたとして、東京の人が「名古屋は利用者が少ないから止まりません」と言ったとする。多分名古屋の人はすごい怒ると思う。

だから、東京の人が気を使って、「名古屋の人の前で新幹線の話をするのは差別だからやめましょう」って言ったら、逆に、激怒がバクハツすると思う。 お前ら、何もワカットラン!って。

差別ってそういうことじゃないだろうか。

まぁ、何でそんな過剰反応するんだ、っていう意見が大半だと思うけど、そうじゃないんだと思う。


【注意】この日記は、私がある方の日記のコメント用に書いた文章ですが、自分で結構気に入ったので転載しました。

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http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=32874&media_id=2

<聖書>「らい病」表記を改める活動 岡山の牧師
(毎日新聞 - 05月06日 19:00)
約10年にわたり、聖書の表記変更を求め活動してきた大嶋さん=岡山県瀬戸内市の長島曙教会で
約10年にわたり、聖書の表記変更を求め活動してきた大嶋さん=岡山県瀬戸内市の長島曙教会で


 岡山県瀬戸内市邑久町の国立療養所「長島愛生園」にある長島曙(あけぼの)教会の牧師、大嶋得雄さん(65)が、聖書中の「らい病」「重い皮膚病」などの表記を改める活動をしている。普及率の高い聖書で表記をやめたケースもある。今年は、らい予防法廃止から10年。大嶋さんは「らい予防法以外にも差別を醸成してきたものはある」と話している。

 旧約聖書のレビ記には「ツァラアトの者は(中略)『汚(けが)れたもの、汚(けが)れたもの』と叫ばなければならない」「衣服にツァラアトが生じた時は(中略)その物を火で焼かなければならない」などとある。「ツァラアト」はヘブライ語で、日本語訳では「らい病」、英語などでもハンセン病と訳されてきた。

 大嶋さんは83年6月、同教会牧師となって間もなく、教会員を連れて別の教会に行き、伝道師が「らい病」を罪の象徴のように語るのを聞いた。教会員から「私らが特別に重い罪を犯したわけやない」と訴えられ、最初は同様の説教を録音したテープの販売中止を、97年ごろからは聖書の出版元に働きかけを始めた。

 大嶋さんは00年から2年間、米国の神学校に留学。「ツァラアト」がハンセン病を限定的に意味するのではなく、人間の皮膚や衣服、家の壁などの表面が損なわれた状態だったことを確認した。世界の神学者の間でも否定的見解が表明されており、医学的にも「患部の毛が『白く変わる』など、ハンセン病と一致しない」という指摘があるという。

 予防法廃止と大嶋さんらの活動で、出版元も見直しに着手。国内で普及する4種の聖書のうち一つは「らい病」の表記を「ツァラアト」に、二つが「重い皮膚病」に改訂した。大嶋さんは「『重い皮膚病』でもハンセン病を連想する。皮膚病患者も新たな被害者になる」と懸念。「無理に訳さず、原語の使用を」と訴えている。

 教会員の男性(79)は「聖書の中の『らい』という言葉を読むたび、複雑な心境だった。大嶋先生たちの活動によって記述がなくなり、心につかえたものが取り除かれた思いがする」と話している。【佐藤慶】
コメント一覧
New Type   2006年05月08日 15:17
全然、お会いしたこともないのですが、
ニュースコメントで来ました。
文章を読んで、とても的を射たご意見だと思い、読ませてもらって感謝しました。
差別をしたくないし、差別が無いようになったらと思いました。
簡単ではないとは思いましたが…。
おかあつ   2006年05月08日 18:46
初めまして...。

以前、盲目の友達が、「数学が苦手とか英語が苦手とか、そういうのは誰でもあると思う。 盲目っていうのは見るのが苦手なだけなんだ」ということを言ってました。

必要なのは、普通に扱う事だけなんですよね。

逆に、特別扱いするのは結構失礼な事でもあるんですが、それが失礼だ、ということを感じる感受性ってなかなかつかめないんですよね。 体験が無いと...。
New Type   2006年05月08日 18:53
再びですが…、おっしゃる通りだと思います。
特別扱いと思いやりの違いなど、難しい気もしますが、今回のニュースの件にも当てはまるところがあるような気がします。
そして、「感受性」…。自分もおかあつさんのコメントに表れているような的を射ることの出来る感受性を持ちたいと思いました。
 
出展 2006年05月07日19:32 『差別って何か。』

著者オカアツシについて


小学生の頃からプログラミングが趣味。都内でジャズギタリストからプログラマに転身。プログラマをやめて、ラオス国境周辺で語学武者修行。12年に渡る辺境での放浪生活から生還し、都内でジャズギタリストとしてリベンジ中 ─── そういう僕が気付いた『言語と音楽』の不思議な関係についてご紹介します。

特技は、即興演奏・作曲家・エッセイスト・言語研究者・コンピュータープログラマ・話せる言語・ラオ語・タイ語(東北イサーン方言)・中国語・英語/使えるシステム/PostgreSQL 15 / React.js / Node.js 等々




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