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2006年3月30日木曜日

(メモ)<タイ>政治混迷深まる中、2日に総選挙の投票 (mixi05-u459989-200603302230)

ミクシ内で書かれた旧おかあつ日記を紹介します。
(メモ)<タイ>政治混迷深まる中、2日に総選挙の投票
2006年03月30日22:30
毎日新聞の記事... いつも思うけど、毎日新聞のタイに関する記事っていつもどこかちょっと偏ってる。 確かに事実は事実なんだけど、野党が言っている本当のことも嘘のことも全部真に受けすぎてるし、タクシンが悪者であることが前提で文章が書かれているので、ちょっとおかしい。

タイの3チャンネルの方がよほどまともだと思う。

だけど、一応メモ。

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<タイ>政治混迷深まる中、2日に総選挙の投票

 【バンコク藤田悟】タイでは4月2日、タクシン首相に対する辞任要求が高まる政治混迷の中、総選挙の投票日を迎える。首相は選挙を「みそぎ」として政権維持を図る姿勢だが、主要野党がボイコットしたままの異常な選挙だけに正当性が問われるのは必至だ。首相辞任を求める市民団体は選挙後の大規模集会再開を表明しており、選挙が混乱収拾につながる見通しは立たない。
 2カ月近くにわたって集会やデモで辞任圧力を強めてきた市民団体「民主主義のための市民連合」は29~30日にかけてバンコク最大の繁華街で徹夜集会を開いた。しかし、首相は与党の支持が厚い農村部を中心に遊説を続けており、選挙を決行する構えだ。
 市民団体の焦燥感は「国王頼み」につながり、プミポン国王に暫定首相任命を求めている。だが、王室は沈黙を保ったままの状態だ。
 タイでは1970年代後半から90年代初めにかけ、流血事態などの際に国王が仲裁に乗り出した歴史がある。今回の政治混乱でも、テレビ各局が92年騒乱時に国王が関係者に和解をさとした場面の映像を一斉に流した(12日夜)▽国王の顧問機関である枢密院のプレム議長が早期事態収拾を呼びかけた(15日) ――という二つの出来事に国王の意向が反映されているとみられる。
 しかし、「国王の介入は民主主義の成熟のために好ましくない」との声もあり、国王が直接的な介入に乗り出す可能性は低いとの観測が強い。
 このまま投票が行われれば、与党が全500議席(比例代表100、小選挙区400)をほぼ独占するのは確実だ。首相は「与党の得票率が50%未満だった場合、次の首相には指名されない」と公言しているが、主要野党不在の選挙で与党が50%を下回ることは想定しにくい。しかし、小選挙区の150選挙区で与党候補だけという異常な選挙だけに、結果がそのまま国民に受け入れられるのは難しそうだ。
 投票は憲法で義務付けられているが、「どの候補(政党)にも投票しない」の欄を選び、事実上の白票を投じることもできる。選挙区に候補者が1人しかいない場合、当選には20%以上の得票率が必要。与党は前回選挙で、民主党の地盤の南部では20%以下の得票率にとどまった選挙区もあり、批判勢力は有権者に「白票」を呼びかけている。このため、欠員が生じて国会が開催できない事態に陥る可能性もある。
 首相は選挙後、政治改革姿勢を見せたり、野党に連立内閣を呼びかけるなどのさまざまな懐柔策を展開すると予想される。しかし、いったん火がついた首相辞任要求が収まる気配はなく、政治混乱は長期化する様相だ。
 ◇市民連合側に戦略的ミスも
 投票日までこぎつければ、首相は一つの勝利と見なし、選挙後にさまざまな策をろうして政治的生き残りを図るだろう。
 市民連合側には戦略的ミスがあった。多くの集会参加者を得たことで過大な自信を持ち、状況を見誤った。指導者の5人はかつての首相の盟友やNGO代表で、広範な国民の意思の受け皿となり得ていない。見通しを持たない連日の徹夜集会は疲弊を招いた。野党の選挙ボイコットも混乱に拍車をかけている。市民連合は選挙後、指導者と組織を立て直す必要に迫られるだろう。
 選挙によって政治混乱が終息するわけでは決してない。与党がほぼ全議席を占める国会は国民の意思を反映した姿ではない。首相に対して持たれている権力乱用や腐敗の数々の疑惑は何も払しょくされず、批判の声はさらに広がるだろう。
 首相は国王の動向をうかがいながら実に慎重に行動している。ひどい暴力的事態に陥らない限り国王の介入は想定できない。収拾の展望は見えず、混迷は続くだろう。
(毎日新聞) - 3月30日18時9分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060330-00000075-mai-int
コメント一覧
おかあつ   2006年03月30日 22:42
こういう記事を見つけた。 この記事を書いた藤田悟さんは もともと野党を中心に息の長い取材を続けている人のようだ。

何語で取材したのかがものすごく気になる。 タイ人って英語で話しかけるととたんにかっこつけ始めて、パフォーマンスが強くなるので、英語だとあまり本音が聞けないと思う。

藤田さんがいかにタイで優れた取材を続けていたとしても、藤田さんが、タイ語はともかくイサーン語を話せるとは考えづらい。 このイサーン語はタイではかなり巨大なポピュラリティーを持っている。

このあたりの人が英語を話すことはまず無いので、英語で取材をしているとしたら、この国の8割方以上は理解できていないとみなさなければいけないと思う。 この国ではそこまで突っ込んで取材しないと見方は偏ると思う。

http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/photojournal/news/20060309k0000m030128000c.html

タイ:最大野党・民主党のアピシット党首、毎日新聞と会見
会見に応じるアピシット党首=8日午後、バンコクの民主党本部で、藤田悟写す

 【バンコク藤田悟】タイの最大野党、民主党のアピシット党首(41)は8日、毎日新聞と会見し、総選挙をボイコットした野党の決定は「民主主義を守るための唯一の手段だった」と説明。政権に対してあくまで政治改革の実行を要求していく方針を明確にした。

 ◇総選挙ボイコットは「民主主義守るため」

 党首は、タクシン首相による下院解散を「政権延命のためのたくらみに過ぎない」と批判。「総選挙参加は腐敗政権の存続を許すことになり、民主主義の精神に反する」とボイコット理由を説明した。

 現政権について「タクシン首相はこの5年で、憲法をゆがめ、権力を監視する機能をことごとく破壊し続けてきた」と主張。その最大の例として首相一族による巨額株売却を挙げ、「さまざまな法違反や倫理違反が指摘されているにもかかわらず、それをチェックする機能が失われている」と指摘し、憲法改正も含む政治改革が肝要だとの考えを示した。

 野党不在の総選挙では与党が全議席を占める見通しだが、党首は「現在の腐敗体制を象徴する政権、国会となり、国民からの批判が強まるだろう」と述べた。また、政治の混迷を受けて国王による暫定首相任命を求める声が出始めていることについて「現時点ではないだろうが、将来的にはその可能性はある」との見方を示した。

毎日新聞 2006年3月8日 22時29分 (最終更新時間 3月8日 22時50分)
 
出展 2006年03月30日22:30 『(メモ)<タイ>政治混迷深まる中、2日に総選挙の投票』

著者オカアツシについて


小学生の頃からプログラミングが趣味。都内でジャズギタリストからプログラマに転身。プログラマをやめて、ラオス国境周辺で語学武者修行。12年に渡る辺境での放浪生活から生還し、都内でジャズギタリストとしてリベンジ中 ─── そういう僕が気付いた『言語と音楽』の不思議な関係についてご紹介します。

特技は、即興演奏・作曲家・エッセイスト・言語研究者・コンピュータープログラマ・話せる言語・ラオ語・タイ語(東北イサーン方言)・中国語・英語/使えるシステム/PostgreSQL 15 / React.js / Node.js 等々




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