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2005年9月27日火曜日

アーティスト用ツールと 商売人ツール (mixi05-u459989-200509270205)

ミクシ内で書かれた旧おかあつ日記を紹介します。
アーティスト用ツールと 商売人ツール
2005年09月27日02:05
私が一番好きな技術、Flash8がリリースされました。 動画関連の技術が強化されている模様です。 競合他社のからも色々なコメントが出ています。 私は、RealAudioもWindowsMediaも好きではないんですが、面白いのでここで引用してみたいと思います。

http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000047715,20085932,00.htm

Macromediaと競合関係にある各社は、同ソフトウェアは内容的に不十分で、メディアの送り手と受け手の両方に対して重要な機能が十分に提供されていないと話す。

RealNetworksのMichael Schutzler(メディア担当シニアバイスプレジデント)は、「映画会社はDRMを重視しているが、Flashにはデジタル著作権管理機能がない。われわれは価値のある知的財産を重視しており、そこではDRMが重要になってくる。Flashは広告などの用途には良いが、映画会社はどこも採用しないだろう」と語っている。

 MicrosoftもWindows Media Playerを擁護し、同ソフトウェアにはFlashでは不可能な機能が多数盛り込まれているとし、具体的には15種類のコンテンツサービス、コンテンツ管理用のメディアライブラリ、デバイスの同期機能、そしてCD作成機能がある点を強調した。

 MicrosoftのKevin Unangst(Windows Digital Media担当ディレクター)は電子メールでのインタビューに答え、「現在、Flashはインターネットでかなり評判が良いが、短いストリームコンテンツ以外への応用では制限がある。これに対し、Windows Media Video 9(WMV9)は、そのスケーラビリティのおかげで、携帯電話機でのSDビデオから次世代DVDのHDビデオまで、極めて幅広い目的に応用できる」と述べた。

 Macromediaは、Microsoftと競合関係にあることをなかなか認めたがらず、FlashとWindows Mediaはターゲットとする市場が異なるとのMicrosoftの主張にもあまり反論していない。

 「FlashビデオとWindows Mediaが直接競合することはあまりないと思う」と同社のチーフ・ソフトウェア・アーキテクトのKevin Lynchは言う。「われわれがFlashビデオで進もうとしている方向はウェブビデオ--ウェブページに埋め込まれたビデオだ。これは、ダウンロードして観る長編映画とはまったく異なるセグメントだが、Windows Mediaの機能はそうした(ダウンロード)モデルに向けられている」(Lynch)

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引用終わり。

まだ、自分で会社を作って経営したりはしていないので、偉そうなコメントは出せない。

だけども、鋭いMacromediaの視点に対して、RealAudioもWindowsMediaも ピントがボケている印象はぬぐえない。

それは、何か。

音楽/映像の著作権に関しては、WindowsMediaやRealAudioが 飽くまでも「権利で食ってる商売人」の視点であるのに対して、Macromediaは飽くまでもアーティスト自身の視点だ。

そして、著作物を作っているのは商売人ではなく、アーティストなのだ。 そして、アーティストは、たとえ高額なギャラを支払っても、モチベーションをかき立てる何かがないと作れない。

だからこそ Macromediaは成功しているのだと思う。 あまり成功していないWindowsMediaやRealAudioは完全にそれを忘れている。
コメント一覧
mishi   2005年09月27日 02:58
囲い込むか囲い込まないか、マイクロソフトのWMV-HDはすごくいいと思いましたが、その普及政策でソニーの現行駄目駄目ウォークマンと同じ轍を踏んでしまう可能性大というわけですね。iPodの例じゃありませんが、クローズドに囲い込むやり方はもう先が長くないと思います。そして、オープンソースや囲い込みかたによってどう明暗が分かれていくかは、これから考えてみて面白いところかもしれません。実際、既にRealの現状は...ですね。
おかあつ   2005年09月27日 03:27
ただ、自分でも結構希望的観測も含まれている感があって、自信6割くらいです。

僕も、また、お金というのはガソリンみたいなものなので、切れると走らないものだとも考えています。 使い古された言葉ですが、オープンでどう課金するかは課題です。

今 僕が作っているシステムで、試行錯誤の繰り返しが速く、かつ低コストになれば、ある程度見えてくるものもあるかもしれないと考えています。

つまり、がんばります。
 
出展 2005年09月27日02:05 『アーティスト用ツールと 商売人ツール』

著者オカアツシについて


小学生の頃からプログラミングが趣味。都内でジャズギタリストからプログラマに転身。プログラマをやめて、ラオス国境周辺で語学武者修行。12年に渡る辺境での放浪生活から生還し、都内でジャズギタリストとしてリベンジ中 ─── そういう僕が気付いた『言語と音楽』の不思議な関係についてご紹介します。

特技は、即興演奏・作曲家・エッセイスト・言語研究者・コンピュータープログラマ・話せる言語・ラオ語・タイ語(東北イサーン方言)・中国語・英語/使えるシステム/PostgreSQL 15 / React.js / Node.js 等々




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