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2008年6月23日月曜日

差別と音楽 (mixi05-u459989-200806231033)

ミクシ内で書かれた旧おかあつ日記を紹介します。
差別と音楽
2008年06月23日10:33
僕はひょっとしたら差別に興味があるのかも知れないとおもった。
http://hellonegro.com/2008/06/21/wouldnt-you-like-to-be-a-nigger-too/

この曲は、強烈だ。

“I’m a nigger, he’s a nigger, she’s a nigger, we some niggers, wouldn’t you like to be a nigger too? They like to strangle niggers, blaming niggers, shooting niggers, hanging niggers, still you wanna be a nigger too?”

「オレ、黒人。 キミ、黒人。 彼女も黒人。 オレら黒人。キミも黒人になりたいか? みんな黒人を ... つるし上げて、罵って、射ち殺して、つるし上げるのが大好き。 それでも、キミは黒人になりたいか?」


僕は友達に黒人は居ないし、ニューヨークに住んだこともない。 だから黒人差別の事はわからない。 だけど、この歌詞、黒人 nigger の部分を色々な物に入れ替えると、自分の感覚として色々感じる。

僕なんかは「中卒」という言葉を入れると、しっくり来る。 日本の学歴差別は、ブランド志向の様なもので、中身は関係ない。 単に学歴があることが重要で、何を学んだかは問われない。 中卒は、事情は問わず、同様に何を学んだかは問わず、いずれにしてもゴミ以下の扱いを受ける。 だから、この歌詞の様な気分に閉じ込められている。

僕はタイに居たけど、黒人の部分をタイ東北人=イサーン人という風に入れ替えると、しっくり来る。 イサーン人は被差別グループで、国内でほとんど対等な地位を与えられていない。 ま イサーン人は黒人より、どっちかというと自虐の捨て身ギャグで対抗する風習があるので、ちょっとノリは違う。 だけど、この被差別という黒人との共通点をギャグに摩り替えた歌謡曲は結構多い。

あと、「オタク」とか、入れるとこれもまたしっくり来る様な気がする。

「オレ・オタク。 キミもオタク。 彼女もオタク。 オレら、オタク。 キミもオタクになりたいか? みんなオタクを、キモち悪がって、セクハラで訴えて、職質して、逮捕して、ニュースで曝し挙げる。 それでもキミはオタクになりたいか?」

僕はこれらは、全部 差別がなせる事だと思う。

みんな、自分は差別をしないと思っている。 だけど、誰もが差別をしたことがある。


で、被差別グループで独自の音楽文化が生まれることが多いことに気がつく。
そこに何かがあるんだと思う。
コメント一覧
ろんたりんくo(^-^)o   2008年06月23日 11:06
差別が本能に比較的近い(?)「好きor嫌い」的な部分
で稼働しているからでしょうか、○○には何を入れても
ある程度ピッタリ来ると思います。
チエ   2008年06月23日 11:11
自分は差別をしない、という感覚が実は非常に怖かったりするんですよね……。
ジャコビ   2008年06月23日 11:14
差別のない国は存在しないでしょう。差別が心の中に全くないひとも存在しないでしょう。人種だけでなく、性別、年令も大きな差別ですよね。

自分の心の中にある自分に対する差別ほど、ダメージが大きいものはありません。私も若い頃はそうだったので、良く分かります。その反面、差別だらけの世の中に生きていたとしても、自信がある人(自分が素晴らしい存在だと思える人)は、逆境をはねのけて成功する事ができます。

何世代もに渡る生まれながらの奴隷として生きて来て、その後も多くは貧困に喘ぎ二級市民としての生活を続けて来たアメリカの黒人がなかなか成功出来ないのに対して、アフリカやジャマイカからの新移民が比較的早くアメリカで成功を納めるのには、理由があります。

オバマが「本当の黒人ではない」と言われた所以もこの辺にあります。彼の父親はアフリカ出身、母親は貧困ではあったけれど教養のある白人であった為、彼は殆どの African American が持つ emotional baggage を抱えていないのです。アメリカでは、黒人であることは、人種ではなく、経験であるとよく言われます。
ゆきぼん   2008年06月23日 20:59
差別やコンプレックスに対抗して音楽を始めたというミュージシャン、結構いますよね。
アーティストも。

何かを作り出すパワーは負から生み出されることも多いと・・・。
クレ   2008年06月23日 22:39
おかあつさんはいろんな意味で、証明者だと思えます。
 
出展 2008年06月23日10:33 『差別と音楽』

著者オカアツシについて


小学生の頃からプログラミングが趣味。都内でジャズギタリストからプログラマに転身。プログラマをやめて、ラオス国境周辺で語学武者修行。12年に渡る辺境での放浪生活から生還し、都内でジャズギタリストとしてリベンジ中 ─── そういう僕が気付いた『言語と音楽』の不思議な関係についてご紹介します。

特技は、即興演奏・作曲家・エッセイスト・言語研究者・コンピュータープログラマ・話せる言語・ラオ語・タイ語(東北イサーン方言)・中国語・英語/使えるシステム/PostgreSQL 15 / React.js / Node.js 等々




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