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2007年3月18日日曜日

ホワイトロッジでの闘い (isaan05-c987254-200703181709)

おかあつがミクシコミュニティータイ東北イサーン語研究会として著した記事を紹介します。
ホワイトロッジでの闘い (おかあつ)
2007年03月18日 17:09
実は、今所用でバンコクに出てきているのです。

コメントや日記に書き込んでいただいた方、この場をお借りしてお礼申し上げます。ありがとうございます! いつもいつも返事が遅れがちで申し訳ありません。

(ところで、いつも利用しているスタバのWIFIが、先週からシステムアップグレードに伴う不具合か何かで、利用できなくなっている気がするのですが、気のせいでしょうか...)

今MBKのネット屋に居るのですが、昨日起こった出来事について日記を書きました。 個人的なことですし、短時間で書いたので文章が乱暴で申し訳ないのですが、よろしければ、ご笑覧いただけたらと思います。


      ◇ ◇ ◇


... バンコクは国立競技場周辺にあるソイカセムサンという宿屋街にある、ホワイトロッジという割と評判のよいゲストハウスに、行った。

実際、前から、受付のおばさんは感じが悪いな、とは思っていたのだけど、安宿だし、あまり気にしていなかった。

でも、今回、こういうことがあったので、ブチキレタ。

部屋を確認してじゃあとまりますということになったとき、入り口でヤツが「パスポートをだしてくださーい」といっているのは聞こえていた。だけど、荷物が多いので、てこづっていた。

だが、友達のタイ人にも「パスポートだしなさーい」といっているのを目撃してしまった。「国民証でいいですか」といったら「駄目です」とか言っているのも聞いていた。

だが、それでも僕は怒らなかった。

そうしたら、パスポートを出すのにてこづっている僕が聞こえているのを知ってか知らずか「はーい、パスポートを出さないと、とめてあげませんよー」といっているのが聞こえてしまった。

タイ語がちょっと判るぐらいなら怒らないかもしれないが、常識的に見て、この言い方は明らかにナメている。

激怒して「ふざけるな!」と言って出てきてしまった。

ヤツは、外人の僕がタイ語が判らんと思って、そういう軽口をたたくのだろうが、そう思うと、余計腹が立った。

あまりに腹が立って、腹の虫が収まらなかったので、追撃しに、ホテルに戻った。


「ちょっと言いたいことがあるんだけど」
「なによ」
「僕はタイ語を二年勉強している。教えてもらいたいのだが『とめてあげませんよー』というのは、普通のタイ語か?」
「普通よ。タイ人にそういうことを言っても怒るわけないじゃない」
「僕は二年タイに住んでいるが一度も聞いたことがないぞ」
「あなた、ホテルに泊まるときパスポートを出すのは普通でしょ?」
「それは知ってる。だが、「とめてあげません」というのは、どうだ。」
「だから、ホテルに泊まるんだからパスポートを出すのは当たり前じゃない」(これは明らかにとぼけている。タイの人は結構この手を使う。)
「とぼけるな! 僕は言い方のことを言っているんだ。ちょっと(隣にたまたまいたおばさんに)『とめてあげませんよー』って普通だと思いますか?」
(隣のおばさん絶句)
「僕はウドンからきてるんけど、ウドンでそんな口きいたら、普通殴られるよ。」
「...」
「お前な、僕の上司でも親でもないんだから、それはおかしいだろう?」
「上司ってなに?わからない」
「とぼけるな。」
「あーもうききたくない、あなたが怒っていても私には関係ないことだし」
「関係ないのか?本当に関係ないんだな。 本当に気にしないんだな?」
「関係ない」
「よろしい。 じゃぁ言わせてもらうが、女も老け込むと口ばかり悪くなってしょうがないもんだね。」
(おばさん絶句)
「どうもありがとうございました。もう結構です。さようなら」


快勝してすっきりした。


先日ばったり出会ったカツオさんの話から、夜間受付で働いている感じのよい女の子はイサーン語を話すということを知っていたのだけど、夜、そのこに聞いてみたら、なんと彼女のいとこなんだそうだ。

少し驚いた。

しかし、ムカツク!

このオバサンは、15年近くこのホテルで働いているのだそうで、彼女が口が悪いのは周りの人もよく知っていることらしいが、怒らせると厄介なので言い返せないらしい。

オーナーは西洋人らしく、彼女を信じてホテルを任せていて、不在なんだそうだ。

たまにこういうヤツって居るんだけど、西洋人がタイの悪口とかを理解しないことをいいことに、へたくそな英語を操ってこうやって西洋人に取り入って、こういう風に周囲に毒を撒き散らしているヤツというのは、我慢ならん!

「ワーンパク・コンプリアオ」っていうらしいのだけど、やさしそうな声色で、チクチクとイヤミを言うヤツってムカツク。 しかも言い返さない外人を相手に言っているっていうのもムカツク!



マジで、このオーナーにこのオバサンの醜態を英語できちっと説明した手紙書こうかと思った。

僕はホワイトロッジが好きだし、この裏で何を言うかわからない毒舌オバサンを信じて任せているオーナーも気の毒だし、オーナーが任せたおかげで、つまらないとばっちりを食っている従業員も気の毒だ...


      ◇ ◇ ◇


これで日記は終わりです。

という訳で、そのオバサンもイサーン人な訳です。

どおりで...考えてみれば、タイ語が聞き取りやすいなと思ったのです。

僕がタイ人を相手にタイ語で口げんかで快勝できる理由は、まさに、彼女がタイ語のネイティブスピーカーじゃないからで、ウドンからきた僕とむしろもっと仲良くなれてもいいはずなのに、何でこういうことを言うかなと思いました。
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出展 2007年03月18日 17:09 『ホワイトロッジでの闘い』

著者オカアツシについて


小学生の頃からプログラミングが趣味。都内でジャズギタリストからプログラマに転身。プログラマをやめて、ラオス国境周辺で語学武者修行。12年に渡る辺境での放浪生活から生還し、都内でジャズギタリストとしてリベンジ中 ─── そういう僕が気付いた『言語と音楽』の不思議な関係についてご紹介します。

特技は、即興演奏・作曲家・エッセイスト・言語研究者・コンピュータープログラマ・話せる言語・ラオ語・タイ語(東北イサーン方言)・中国語・英語/使えるシステム/PostgreSQL 15 / React.js / Node.js 等々




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