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2010年5月16日日曜日

あいのこ (mixi05-u459989-201005160311)

ミクシ内で書かれた旧おかあつ日記を紹介します。
あいのこ
2010年05月16日03:11
僕の友達にはハーフの人が結構いる。 何故か話があう。

僕は今回四国に行ってひとつのことを知った。 僕は4分の1関西人だということだ。

僕は千葉が4分の2で、残り4分の1は東北だ。 出身がゴチャゴチャである。

僕は関東生まれで、関東育ちだけど、関東では「変わっている」「変わっている」とよく言われた。

実際にこうやって関西地方を歩いてみて思ったのだが、僕は関西では非常に普通だ。

僕は知らない人でも挨拶するし、きちんとまわりを見て気を遣うし、自動車とすれ違う時も運転手の目を見る。 これを関西の人はやる。 関東の人はぜんぜんやらない。

言われてみれば、これまで僕が仲良くなった人には共通点がある。

・関西人
・左利き
・ハーフ
・というかそもそも外人
・在日朝鮮人
・帰国子女
・地方上京組 2世
・プログラマ
・アスベルガー症候群の人
・片目だけ二重でもう片目は一重 (僕がそう)

ここに、何かがあると思う。

ひょっとしたら「先天的なコミュニケーションだけじゃなく、後天的にコミュニケーションを身につける必要がある人」ということかもしれない。わからない。


神戸の街を歩いた。 僕は大荷物を引っ張って歩いていたので、結構人とぶつかる。 だからまわりを見て後ろから来る人に道をゆずったりしながら歩く。 狭い歩道で後ろから来たおじさんに道を譲ったら、にこやかに手を挙げてお礼を言いつつ去っていった。 東京じゃありえない。

東京だとそもそも、どんなにこちらの荷物が人にぶつからないように気を遣って歩いていても、自分からツッコんで来て、激突して、怒って去っていく人が後を絶たない。 そもそもまわりを見てない。 関西の人はそばをあるく人とコミュニケーションがあるので、ぶつからない。

マクドナルドで知らない人にポテトをおごってもらった。 これも東京じゃ絶対ありえない。

何というか、関西を歩くと「人間が丸出し」の人がたくさんいる。 頭がボサボサの人とか。

関西だと「この人仲良くなれそう」と感じられる人がたくさんいる。 気持ちが外に露出している。 東京を歩いていても、この感覚、なかなか感じない。 タイにはたくさんいるが、日本にも居たのか、と思った。 いや、東京だけいないんだろう。 この感覚を持った人。

東京の人ってなんなんやろか。

コメント一覧
ジャコビ   2010年05月16日 04:03
ニューヨークに住んでいる多くの日本人が関西出身です。勿論、東京は首都だから、東京出身者も少なくはないけれど、そういう人達は日本から派遣されて来た駐在員だったり、その家族だったり、学生だったりします。そして、結局居残るのは、関西人ですね。私のような神奈川県出身者、特に逗子や鎌倉辺りの出身者には殆どお目にかかれません。
風我   2010年05月16日 04:10
>東京の人ってなんなんやろか...

いわゆる先住民の江戸っ子と、通学や通勤のために
地方から慣れない都会に集まってきた人たちの集団。

やがて人数が多くなりすぎて、
人間としての普通の感覚が多少麻痺しないことには
生き延びられない環境に無理矢理順応した人たちと
順応できずにプッツン来て宇宙人と化した人たち...
Gourmand   2010年05月16日 05:23
関西の人間の雰囲気には私も驚きました!!

道を聞かれたら教えるぐらいなら誰でもあると思うけど、関西に旅行に行ったとき、自分の目的地へ連れてってくれる人がいました。

そのときは、海外で日本語を話せて親切そうに話しかけてくる外国人は、だまそうとしているというTVの影響を受けていた私は、そのときの親切に関して少し不安になりましたが、今思えばすごくいい人だったと思いました。(失礼だけど、海外とかでみやげ物を売りつけてきそうな外見だったので、少し警戒しました。)

それと、大阪とか京都には神奈川や東京にはない昔の雰囲気というか、昔の気的な物を感じるところがあることに驚きました。

ちえぞう   2010年05月16日 05:35
うちの旦那さんも!>片目だけ二重でもう片目は一重
東京人ですが、大阪好きです。
初めて行った時、路線図見てたら「どこまで行くの?」と話しかけてもらえたし。他にも親切にしてもらえたから。
東京は地方出身者が多いですね。
子供を通じたお付き合いをしている方々は東京以外が圧倒的に多いです。
偏見かもしれませんが、一般人でスカーフをやたら使う男の人は販売員でないかぎり地方出身者が多い気がします。
過剰にお洒落というか…
さい   2010年05月16日 06:07
私は関西だめだったな。
眺めている分には面白いんだけど。
ビジネスの相手というか
客にするのもちょっときついかな。
私は見た目がお人好しすぎるから
どんな土地に行っても
警戒しないといけない。
だからほっといてもらえる
東京がちょうどいい。
おかあつ   2010年05月16日 22:45
ジャコビさん、
>ニューヨークに住んでいる多くの日本人が関西出身です。勿論、東京は首都だから、東京出身者も少なくはないけれど、そういう人達は日本から派遣されて来た駐在員だったり、その家族だったり、学生だったりします。そして、結局居残るのは、関西人ですね。私のような神奈川県出身者、特に逗子や鎌倉辺りの出身者には殆どお目にかかれません。

関西の人ってコミュニケーション能力があるんですよね。
だから外国に行ってもやっていけるというか...いやむしろそれが普通だと僕は思うんですが...。
関東だって、ちょっと北上すれば人間味のある人、居ると思うんです。



何でなんだろうなぁ...。

アメリカだって、日本よりずっとゴチャゴチャですが、でもみんなきちんとコミュニケーションしてる。

何なんだろうなぁ... この日本人の内向性ってどっからくるんだろう。

いやぁでも、戦前とか戦争直後とかは、日本だってもっとコミュニケーション、あったんじゃないだろうか。

おかあつ   2010年05月16日 22:52
>>東京の人ってなんなんやろか...
>
>いわゆる先住民の江戸っ子と、通学や通勤のために
>地方から慣れない都会に集まってきた人たちの集団。
>
>やがて人数が多くなりすぎて、
>人間としての普通の感覚が多少麻痺しないことには
>生き延びられない環境に無理矢理順応した人たちと
>順応できずにプッツン来て宇宙人と化した人たち...

こっちにも書いたんですが、
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1488793901&owner_id=459989&org_id=1488665857

僕も人が多すぎるからコミュニケーションが破綻するんだ、って思えます。

ですが、それだけでないとも思えます。 例えば、香港とか東京なんて比較にならないほど密集しているけど、日本ほど妙な乾燥の仕方してないと思うのです。 日本の人間関係ってほとんどSFの世界に入ってると思います。 人間関係が疎になりすぎて、みんなコミュニケーション能力を失ったために常に内面が破綻の危機に瀕し、そういう現実から逃避すべく仮想空間(ネット)でしかコミュニケーションとれない人が無数にいるとか言って。

ラオでそんな話したら、絶対 (’O’)々 ? って ポカンってされます。
おかあつ   2010年05月16日 22:55
Gourmand さん
>道を聞かれたら教えるぐらいなら誰でもあると思うけど、関西に旅行に行ったとき、自分の目的地へ連れてってくれる人がいました。

いますね。 で、東京には絶対居ませんね。


ある意味、合理化が進みすぎてみんなゆとりがなくなっちゃってる、って見ることも出来るかも知れませんね。

東京って「勝てない人間は死ぬしかない」という面ありますしね...
おかあつ   2010年05月16日 23:01
>うちの旦那さんも!>片目だけ二重でもう片目は一重
>東京人ですが、大阪好きです。

へー! そうなんだ!

ひょっとして遠い親戚に関西の方が居たりしないかなぁ...。 この片目だけ二重の人って、関西以南に多いような気が、今のところしてる。 有名人では村上龍がそうだった。 確か長崎の人じゃなかったか...。
おかあつ   2010年05月16日 23:29
さい
>私は見た目がお人好しすぎるから
>どんな土地に行っても
>警戒しないといけない。
>だからほっといてもらえる
>東京がちょうどいい。

ここに関東人が居た...けど、さいが「コミュニケーション力がない」というと微妙に違和感ある。
決して排他的ではないし、きちんと自分の事を説明出来るし...。 これも「後天的コミュニケーションスキルの獲得」なのかなぁ...。

ちなみに僕、もともとは、人付き合いムチャムチャヘタクソだった。
小学生の頃とか、友達ムチャムチャ少なかったし。 話があう人というのが、どこにも居なかった。
だけど、後天的に身についたというか、苦労する中で身についたというか...。

僕は、生活空間の全てで、よそ者だったので、内輪で固まられるとどうにもならんから。 でもその絶対入れてくれない内輪に無理やり入るコツみたいなものを後天的に獲得したというか...。 (そういう過程として、高校を中退し、バイトし、単位制高校に入り、早大にモグり込み、企業にモグり込み、社会のあちこちに顔を出しまくった。 つまり、どこにも居ない僕の友を探して、あちこちを旅して回ったんだと思う。その結果として、今でも付き合ってる貴重な友が居る。)

そういう中でおもうんだけどね。 ここまで社会が複雑化すると、そういう先天的コミュニケーションだけに、頼っていてはいけないと思うのね。 先天的コミュニケーションっていうのは、つまり「空気を読む」関係だと思うのね。 これは複雑化した社会では、絶対ムリなのよ。

そこくると、後天的コミュニケーションっていうのは、つまり自分を具体的な言葉ではっきりと説明するコミュニケーションだよな。 この世界に来ると、言葉を使ったコミュニケーション、自分の考えを矛盾なく言葉で表現するスキルというのは、極めて大切なのだけど、その意識が日本人にはない。

公私混同とかいう言葉があるくらいだから。 「わたくしごと」を人前で話すなんて言語道断なんだよな。 でも本当はそうじゃない。その「わたくしごと」こそ、きちんと説明しないといけない。 ある人がその人の「心の中の力学」をきちんと具体的に言葉で他人に説明する事は、コミュニケーション上この上ないメリットがあると思うのね。 その人の現在の思考パターンが形成された過程を他人に見せることによって、他人から予測されやすい人間になることができる。 つまり、どんな思考パターンを持っているのかを示して、そしてそれがどうやって形成されたのか= どういう経験があり、どういう事に怒り、どういうことに悲しみ、どういう性格・気質で、どういう感じ方をしているから、形成されたのかを説明する。 こうすることによって、他人が自分の心の力学に反する行動を取らないように理解を求めることが出来ると僕は思う。

ところが、東京だと、こういう「心の力学」にまったく無頓着な人の集団なので、説明するとそれだけであっさり混乱する人っているし、説明するだけ無粋という状況に陥りガチだ。

で、結局みんな「空気読め」とかいって文句いうくらいしか出来なくなる。
ジャコビ   2010年05月17日 06:44
>いやぁでも、戦前とか戦争直後とかは、日本だってもっとコミュニケーション、あったんじゃないだろうか。

私の90才に近い親戚の叔母は、逗子に住んでいるという事もあって、かなり遠縁なのにも関わらず私達兄弟ととても親しくしています。その叔母、戦争中に軍に土地を買収されて逗子に移り住んで来ましたが、それまでは生まれてからずっと早稲田の近辺に住んでいた何代も続く江戸っ子の家系です。おかしいくらいに完璧な東京弁(江戸なまり?)で喋ります。

その叔母のコミュニケーション能力を目の当たりにすると、おそらく昔の人びとは、多かれ少なかれ叔母のような資質を持っていたのではないかと思います。個人的にお喋りであるということもあるのでしょうが、それだけでなく、彼女にとって回りの人びとというのは、素通りできない、放って置けない存在のようです。「袖すり合うも多少の縁」という言葉を叔母は良く使いますが、他人事が彼女にとっては私事のように感じられるのだろうと思います。時には、度が過ぎてしつこい事もしばしばですが。彼女のような人間がかつて日本にも沢山存在したのだろうと思います。

自分というものをどこまでと考えるかというのと関係あるような気がします。自分自身のみが自分か、それとも自分の家族(夫、妻、父、母、子供等)までが自分か、それとも親戚までが自分か、それとも近隣のコミュニティーまでが自分か…。自分の枠組みが大きければ大きい程、それだけ多くの事が気になってしまうのではないでしょうか。

アメリカの場合、それぞれのコミュニティーには色(人種、政治、文化等)があり、自分の枠組に近隣のコミュニティーが含まれている事が多いと思います。そのため、どこに住むかというのをかなり気にします。小さなマンハッタンの中でさえ、アッパーイーストサイド、ミッドタウン、ローワーイーストサイド、チャイナタウン、ハーレムなど、それぞれの街でそれぞれの異なった文化が存在し、そこに生活の場があります。例えば私の夫などは、値段が適当だから、通勤に便利だからと言って、極度に人種による住み分けが進んでいる地域には、住みたがりません。そのため、アメリカ人は日本人に比べ、かなり沢山の引っ越しをしますが、新しく引っ越した土地でもその土地にとけ込むスピードは早いです。

日本では、秋葉原にしても、そこにオタク文化を愛好する人々の生活の場があるわけではないし、強力なマグネットのある地域に惹き付けられた人々は通勤するしかないとすると本当の意味でのコミュニティーというのは形成し辛いですよね。いくらネットでのコミュニティーがあるといっても、実際に顔をつき合わせて臭い息のかかる距離で話し合うのと、簡単に on/off の出来るコンピューターとでは大きな差があります。

日本での政治離れ、社会に対する興味の薄さなども、その辺に原因があるような気がします。
ダヌパット   2010年05月18日 20:50
タイ人も
ルーククルング(あいの子)たくさんいますね。
テレビドラマの女優は大半がファランとのあいのこ。
華人とのあいのこはもう、100%タイ人なんでしょうね・・・。
 
出展 2010年05月16日03:11 『あいのこ』

著者オカアツシについて


小学生の頃からプログラミングが趣味。都内でジャズギタリストからプログラマに転身。プログラマをやめて、ラオス国境周辺で語学武者修行。12年に渡る辺境での放浪生活から生還し、都内でジャズギタリストとしてリベンジ中 ─── そういう僕が気付いた『言語と音楽』の不思議な関係についてご紹介します。

特技は、即興演奏・作曲家・エッセイスト・言語研究者・コンピュータープログラマ・話せる言語・ラオ語・タイ語(東北イサーン方言)・中国語・英語/使えるシステム/PostgreSQL 15 / React.js / Node.js 等々




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