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2010年4月20日火曜日

タイのことについて (mixi05-u459989-201004200122)

ミクシ内で書かれた旧おかあつ日記を紹介します。
タイのことについて
2010年04月20日01:22
僕はタイ人じゃないので、超無責任な事を言ってみる。

今回のタイの政変って、ヘタしたら国が割れるんじゃないだろうか。 国際社会の建前、タケヤリで武装したラオ族に銃口を向けるような真似は出来ないと思う。

http://dailynews.yahoo.co.jp/photograph/pickup/?1271683552

もし国が割れるなんてことになったら、下手すると割れた先はラオスに併合するかもしれない。 なんでかというと、それが今台頭している国々の国益にあっているからだ。国が割れるとしたらそれは間違いなくイサーン地方だけが分離してラオスに併合する形になるだろう。

今ラオスは中国の台頭に合わせて中国と関係を非常に強くしている。 ラオスには、去年からすごい勢いで中国の投資が集まっている。 ラオスは元々共産圏で中国との関係は悪くない。 加えてイサーン地方は文化的にも元々ラオが強い地域だし、そればかりか百年くらい前までは実際ラオスだった。

今大騒ぎしている赤シャツのデモはみんなタクシン派だ。 で、加えて、タクシンは元々中国人、中国との関係は非常に緊密だ。 ラオスはベトナム戦争以降、さりげなくアメリカの影響下でやってきた。 例えば、2008年にラオスでクーデターが起きそうになったときもアメリカの政治的圧力で潰された。 (ラオスが民主化すればそれは民主主義にとってとても良いはずなのに、この時、アメリカが率先してクーデターを潰した。 これは何らかの理由でラオスを共産主義国家として置いておいた方がいいってアメリカが判断したからじゃないだろうか。 )

で、今、アメリカは中国をわざと強化しているようなところがある。そういう中で、タクシンが中国とアメリカの両方に接近して、タイのイサーン地方を分離してラオスに併合して中国の影響下に移動すると、アメリカと中国、両方に取っておいしいぞって、話を取りまとめることに成功してしまった、なんてことになると、これは中国アメリカ双方の国益にかなっているので、これはひょっとしたら実現してしまう可能性がある。

タクシンは中国だけでなく、アメリカとも強い関係を持っている。 ひょっとすると、ひょっとするかもしれない。

(でも、僕が見る感じ、タクシンはアメリカよりもイギリスに対してより強い関係を持っているように見える。田中ニュースによると、中国を強化しようとしているのはアメリカの意志で、イギリスはそれに反対しているらしい。 これが本当だとすると、ひょっとしたら、ラオス併合はうまくいかないかもしれない。 推測の域を出ないけど。)

http://www.jiji.com/jc/zc?k=201004/2010041800220&rel=y&g=int

こっちのニュースによると、黄色シャツが赤シャツに対して行動を取るっていうようなことを言っているらしい。 これはおそらくタイの得意技、敵の力で敵を倒す「政治的背負い投げ」だと思う。つまりタイ族(タイ国軍や警察)は、客家系の影響が強い赤シャツと直接対抗することを避けつつ、元々客家と仲が悪い潮州系の黄色シャツを煽動することで、一挙に両方を「共倒れ」させる方向を狙うんじゃないだろうか。

赤シャツが道を閉鎖しているおかげで、バンコクの人は商売上がったりらしい。 家賃は払わないといけないのに、店が開けられないので、借金だけが増えていってしまう。 これは大変なダメージだし、なんといってもすごいストレスだ。 こうやってフラストレーションがたまっているバンコク人(黄色シャツ)は、恐らく煽動するまでもなく、自然に赤シャツと衝突すると思う。 タイ族はそれを黙認して、黙ってみているだけで良い。

タイも、ここまでくると、ほとんど「内戦」って言ってもいいんじゃないだろうか。



ところで、タクシンは今やビデオで王様の悪口をバンバン言っているらしい。 これはタイでは絶対にやってはいけないことだけど、 これはつまり、タクシンは、もうタイに帰る気がないっていう事なんだろう。 そうなると、タクシンは何でもやる。 どうせ逃げるなら「最後っ屁」を放っていった方がすっきりするだろう。 タイ族は、タクシンが20年かけて築き上げた財産を全部没収してしまった。 自分が作った物をメチャメチャに壊してやれ、ってタクシンじゃなくても思うだろう。

もっとも、タイっていうのは元々そういう国なんだと思う。 国を開けっ広げにして誰彼構わず入国させる。 バカを装い、法律を非常に柔軟に適用して、多少違法な事でもジャンジャンやらせる。 バカを装って外人に自由に商売をさせる。 外人はジャンジャン儲ける。で、外人が図に乗ってタイ族に食ってかかってくると、いきなり法律を厳格適用して、逮捕し、国外追放する。 そして、外人が才能を駆使し、血と汗と涙で作り上げた利権やビジネスモデル・財産・貯金等々を「法律違反」とか「脱税」「違法ビジネス」「談合」とかそういう理由をつけて、全部横取りする。

要するに、タクシンもそれをやられたんだと思う。



僕が見るかぎりタイの王様を操っているのはタイの国軍じゃないかと思う。 王様が国軍を操っていると人にはアピールしつつ、実は国軍が王様を操っている。 こうすることで、タイ国軍は夫婦漫才のボケとツッコミを一人でこなしているんだと思う。

普通なら、軍が強引に政治を運営してしまうと、国軍に厳しい批判が集まってしまうけど、タイでは最終決断は王様がするということになっている。 強面の軍がボケをやってしまうと風当たりが強いけど、やさしい顔をした王様がボケをやっても国民はやさしく許してくれる。 軍に取って都合の良い決断でも、王様がしたということにすれば、怒れる人も何となく丸く収まってしまう。 みんな「王様は政治的に若干ボケが入っている」ということを暗黙に悟っているので、怒らない。 これをタイの国軍はわざとやっているんじゃないだろうか。

だからタイの国軍は、いつも念入りに王様の栄光を讃えるコマーシャルを流す。 一日一時間は必ず国王の偉業をたたえる特別番組を放送する。 各県の入り口には必ずタイの王様の(美化された)像が飾られる。 全てのお寺は国営でお坊さんは全て公務員。 お寺には必ず王様の写真が飾られている。 ポスターには王様が全てのお坊さんの頂点であると言うことがしつこいくらいにアピールされている。 こうして王様が祭り上げられているので、王様は一種のアイドルになっている。 加えてタイでは、王様についてあれこれと批判する事は法律で厳しく禁じられている。 タイでは、こうやってアメとムチで極度に美化された王様のイメージが構築されている。

しかし、その本質は国軍の操り人形なんじゃないか、と思う。

おそらくだけど、青年期をタイですごしたタクシンにも内面にそういうプロパガンダが刷り込まれているんじゃないかと思う。

タクシンが軍を批判せずに王様の批判をしたということは、タクシンも国軍の術にハマってしまっているということでもあるのかもしれない。



ところで外人がタイに来て王室不敬罪をやると、すぐ警察とか軍とかに逮捕される。で、裁判で懲役何十年とかそういう重い刑罰が下される。 で、しばらくすると、国王の恩赦が出る。 それで「国外追放」という形を取る。

多分、これも「その線」を狙ってるんだと思う。

腹話術の様にカミナリ親父とやさしい母をひとりで演じているんだろう。



こうやって冷徹に書いてしまえば、これだけの事かもしれないけど、タイにいくとそれがなかなか見えない。 タイの人というのは非常に、他人の気持ちのコントロール術に長けていて、人を気持ち良くさせるのがうまいので、なかなかその本質を見せてくれないのだ。 普段は冷静で論理的な西洋人ですら、タイ人の前にはコロっと参って判断を誤ってしまう。


(追記)
スーブー( ซื่อบื้อ )
何でも意味をまっすぐにしか受け止められない人の事。
多分、日本語の「空気読めない」と同じ意味。

コメント一覧
カオソーイ   2010年04月20日 01:48
王室の親戚が歴史学者だったりして、客観的に間違ったことをいってたりすると、まともに批判したら反王室になるのですごく困るようですね。
そういう場合は、何十年もかけて、そういう意見はなかったことにしたりするみたいですが、空気の読めない日本の学者が、さもl昔の学説もフォローしてますよといういう感じで再発掘したりするので、えらく迷惑がられるとか。
おかあつ   2010年04月20日 02:00
なるほどなぁ...。



そういえば、日本って「本音だけで生きてやる」っていう人、居ます。

でも、タイにはそういう人居ないです。 (スーブーとか言われちゃいます)

というか「本音だけで生きてやる」っていうタイプが居るのは、日本だけなんだと思うんです。 日本はその点アジアの中で凄く例外的なんだと思うんです。 だからこそ、日本ってアジアの中で例外的に学門が発達しやすい国なんだと思います。

だから、日本って、空気読めない人がもっと居心地の良い国になった方が、僕はいいと思うんです。
タビビト   2010年04月20日 21:46
もともと東南アジアには興味があったのですが、なかなか親近感がもてなかった(学生時代の仲のよかった友人はマレーシア人だったな)ですが、おかあつさんと知り合ってからのタイの情勢は、ちょっと注目していました。

でもわからなかったのですよね。タクシン派がどういう立場で、反タクシン派がどうなのか?ついどちらが民主的でどちらが民主的でないか(アメリカの価値観のすりこみです)をとりあえず判断しようとします。でもその判断基準だと今回のタイの騒乱はよくわかりませんでした。

でもおかやすさんの説明で、すっきりわかりました。でもこれは怖いくらいおかやすさんの色眼鏡で見ているんだということも自覚しています。タイには、また穏やかな国になってほしいという思いはありますが、外から外国人があれこれ言うことではないとも思います。とりあえずは見守っていきたいと思います。
ploy   2010年05月20日 17:30
For your understanding about situation, I think the following open letter can clarify.
For more information, i will reply you all after my work time
Thanks, and please read it!!!

Open Letter to CNN International Monday at 4:19pm
(( http://www.facebook.com/note.php?note_id=390511677967&id=277701868&ref=mf ))

Dear Sirs/Madams,

Recently, CNN Thailand Correspondents Dan Rivers and Sarah Snider have made me seriously reconsider your agency as a source for reliable and accurate unbiased news. As of this writing, over thousands of CNN’s viewers have already begun to question the accuracy and dependability of its reporting as regards events in Afghanistan, Haiti, Iraq, Iran, etc., in addition to Bangkok.

As a first-rate global news agency, CNN has an inherent professional duty to deliver all sides of the truth to the global public who have faithfully and sincerely placed their trust and reliance in you. Your news network, by its longtime transnational presence and extensive reach, has been put in a position of trust and care; CNN’s journalists, reporters, and researchers have a collective responsibility to follow the journalist's code and ethics to deliver and present facts from all facets of the story, not merely one-sided, shallow and sensational half-truths. The magnitude of harm or potential extent of damage that erroneous and fallacious news reporting can cause to (and exacerbate), not only a country’s internal state of affairs, economic well-being, and general international perception, but also the real lives and livelihood of the innocent and voiceless people of that nation, is enormous. CNN should not negligently discard its duty of care to the international populace by reporting single-sided or unverified facts and distorted truths drawn from superficial research, or display/distribute biased images which capture only one side of the actual event.

(1) to be continued
ploy   2010年05月20日 17:31
Mr. Rivers and Ms. Snider have NOT done their best under these life-threatening circumstances because many other foreign correspondents have done better. All of Mr. Rivers and Ms. Sniders' quotes and statements seem to have been solely taken from the anti-government protest leaders or their followers/sympathizers. Yet, all details about the government’s position have come from secondary resources. No direct interviews with government officials have been shown; no interviews or witness statements from ordinary Bangkok residents or civilians unaffiliated with the protesters, particularly those who have been harassed by or suffered at the hands of the protesters, have been circulated.

Why the discrepancy in source of information? Why the failure to report all of the government’s previous numerous attempts to negotiate or invitations for protesters to go home? Why no broadcasts shown of the myriad ways the red protesters have terrorized and harmed innocent civilians by burning their shops, enclosing burning tyres around apartment buildings, shooting glass marbles at civilians from high altitudes, attacking civilians in their cars, and worst of all, obstructing paramedics and ambulances carrying civilians injured by M79 grenade blasts during the Silom incident of April 24, 2010, thereby resulting in the sole civilian casualty? The entire timeline of events that have forced the government to take this difficult stance has been hugely and callously ignored in deference to the red ‘underdogs’.

Mr. Rivers and Ms. Snider’s choice of sensational vocabulary and terminology in every newscast or news report, and choice of images to broadcast, has resulted in law-abiding soldiers and the heavily-pressured Thai government being painted in a negative, harsh, and oppressive light, whereas the genuinely violent and law-breaking arm of the anti-government protesters - who are directly responsible for overt acts of aggression not only against armed soldiers but also against helpless, unarmed civilians and law-abiding apolitical residents of this once blooming metropolis (and whose actions under American law would by now be classified as terrorist activities) – are portrayed as righteous freedom fighters deserving of worldwide sympathy and support. This has mislead the various international Human Rights watchdogs to believe the Thai government are sending trigger-happy soldiers out to ruthlessly murder unarmed civilians without just cause.

As a current resident of "war zone" Bangkok who has experienced the effect of the Red protests first hand and is living in a state of constant terror and anxiety as to whether her family, friends, and home would get bombed or attacked by the hardcore anti-government vigilantes/paramilitary forces - I appeal to CNN's professional integrity to critically investigate and scrutinize the misinformed news reporting of your above-named correspondents. If they are incapable of obtaining genuine, authentic facts from any other source except the Red Protest leaders and red-sympathizing Thai translators or acquaintances, or from fellow non-Thai-speaking journalists who are similarly ignorant of Thai language, culture, history, and society, then perhaps CNN should consider reassigning field correspondents to Thailand.


(2) to be continued
ploy   2010年05月20日 17:31
I implore and urge you to please take serious action to correct or reverse the grave injustice that has been done to the Thai nation, her government, and the majority of law-abiding Thai citizens and expatriate residents by having endorsed and widely circulated poorly researched and misrepresented news coverage of the current ongoing political unrest and escalating violence in Thailand.

Copies of this open letter have also been distributed to other local as well as international news media and social networks for public information. Please feel free to contact me further should you require any additional concrete and reputable evidence in substantiation and corroboration of my complaints and claims stated hereinabove.

Thank you.


Yours faithfully,

Napas Na Pombejra, B.A., LL.B. (Lond.)
Bangkok, Thailand
May 17, 2010

End
 
出展 2010年04月20日01:22 『タイのことについて』