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2009年6月23日火曜日

駆け引きの苦手な日本人 (mixi05-u459989-200906231141)

ミクシ内で書かれた旧おかあつ日記を紹介します。
駆け引きの苦手な日本人
2009年06月23日11:41
日本人は駆け引きが苦手だ。

NTTがフランスで i-mode の サービスを始めたが、あまり普及しなかった。 新聞かなんかで、その時の感想をインタビューで答えているNTT社員がいた。 いわく「いいものなら使ってもらえるかと思った」 とのことだった。

僕は思うけど、いいものならなおさら使ってもらえるわけがない。 フランス人にとって、いいものの存在は利益ではなくて、逆に脅威だ。 脅威だから積極的に排除するのが当然で、「いいものなら使ってもらえる」なんて、平和ボケもいいところではないか。

このことは、同時に、ホンダがF1を撤退したことを思い出させる。

F1でターボ技術を駆使して無敵を誇ったホンダはずっと独り勝ちになってしまって、正直見ているほうは面白くなかったし、ゲームとしてはあまり公平でなくなってしまっていた。 これを是正しようとした連盟が、ターボに規制を掛けた。 それが面白くなかったホンダは撤退してしまった。

ホンダや、一部の右よりな人が「日本人は差別されている」というようなことを言っていたが、それは違う。 これは差別などではなくて、単に駆け引きの一部だ。

日本人は駆け引きが下手だ。

こういうときにしなければいけないのは、みんながねたんでいることをいち早く察知したうえで、みんなの不満が高まったころを見計らって、逆にターボの技術を、無条件か、あるいは多少の条件付きでも構わないので、広く公開してしまうことではないか。 こうすることで、みんなを、ターボなしでは生きていけない依存状態にしてしまう。 そうすることで逆に主導権を握ることができる。

撤退などせずに、むしろ主導権を握るほうが、ずっとよかったはずだ。 みんなをターボ依存状態にしたところで、おもむろに「で、お値段のほうは...」という話をすればビジネス的にもよかったはずで、ホンダはF1の世界で主導権が握れただろうし、そればかりでなく、みんなも喜んだだろう。 そう思うのは僕だけだろうか。


日本ってナイーブなガキ大将みたいだ。 広場の草野球大会で、ひとりだけ金属バットを持っていて、みんなから「ずるい!」といわれて非難される。 ガキ大将は、逆にすねてしまって「じゃぁいいよ!」ってうちに帰ってしまう。 そんなガキ大将は、ちょっとナイーブだ。

そうじゃなくて、みんなに「おう!もってけ!つかってけ!」と金属バットを貸しまくってしまうガキ大将のほうが好かれるだろう。 好かれるだけでなく、気に入らないやつには金属バットを貸さないというオプションがつく。 お菓子をくれないやつには金属バットを貸さない、ということもできる。

「海外目線」でみれば、こちらのほうがずっと自然な行動じゃないか。


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で、以下のこのニュースは、日本の携帯会社がようやくというか危機感を持ち始めたという記事で、面白いと思った。 僕は5年以上まえから、そうなるだろうと思っていたけど、明らかに気がつくのが遅すぎるよね。

余談だけど「海外目線」って言う言葉は、便利だなと思った。 視点っていうと難しく聞こえるが、目線っていうと簡単に聞こえる。 イントネーションは、別々に発音すると 「↑かいがい↓ 」・「↓めせん↑」 だけど、くっつくと 「↑かい↑がい↑め↓せん」 って変わる。 違う意味になることをはっきりさせるためだろう。

(ニュース引用)

海外目線で見る、日本のケータイメーカーの弱点とは
http://www.itmedia.co.jp/promobile/articles/0906/23/news006.html

第3回目となるIT国際競争力研究会(俗称:超ガラパゴス研究会)に登場したのは、ユーロテクノロジー・ジャパンの代表取締役社長、ゲルハルト・ファーソル氏。日本の端末メーカーが抱える問題を、海外目線で分析した。

6月11日、虎ノ門フォーラムで「第3回超ガラパゴス研究会」が開催された。この研究会は、NPO法人ブロードバンド・アソシエーション IT国際競争力研究会(俗称:超ガラパゴス研究会)が主催する有識者懇談会。委員長に慶應義塾大学 政策・メディア研究科特別招聘教授の夏野剛氏、副委員長に日立コンサルティング 取締役マネージングデレクターの芦辺洋司氏を迎え、ITや通信分野の各企業、大学からメンバーを募って毎月開催している。


これまで同研究会では、日本における通信産業の変遷や歴史的経緯をたどるとともに、電機産業が抱える本質的な問題やコンテンツ業界が直面している市場変化への対応などについて、企業の枠を超えた意見交換を行ってきた。第3回となる今回は、日本の携帯電話産業をテーマに据え、ユーロテクノロジー・ジャパン 代表取締役社長のゲルハルト・ファーソル氏が「世界の携帯電話市場のパラダイム変更と日本の携帯電話メーカーのチャンス」と題した講演を行った。

 ファーソル氏は、現在の日本の携帯電話について「性能も品質も世界一。世界で使われている最近の通信、携帯電話関連のサービスや技術のほとんどは、日本が初めて導入したもの。海外の携帯電話も高性能になってきているが到底追いつかない」と述べ、日本の携帯電話の先進性と高品質性を高く評価した。

ファーソル氏は全世界における携帯通信産業の市場規模は2005年時点で53兆円にも上り、携帯電話端末だけでも10兆円の市場規模があると紹介。産業として非常に巨大なだけでなく、今後さらに拡大することが確実な優良市場であると説明する。また、全世界における日本メーカーのシェアについては「日本製の携帯電話はたったの5000万台。日本にとってビジネスチャンスはたくさんある」と述べ、日本人特有の真面目さや職人気質についても「外国人には真似のできないもの」と評価した。

 日本の携帯通信産業界が抱える問題点については、リーダーシップの欠如からくる責任転嫁の応酬や自社ブランドに対する考え方の甘さなどを指摘し、「日本のブランド力は世界でも非常に低いレベル。例えばナビタイムは非常に優れたサービスであるにもかかわらず、Nokiaの社員は誰も知らなかった。また日産自動車ではカルロス・ゴーン社長が自社ブランドの価値を自ら調査したところ、マイナス20万円の価値だった。つまり日産の自動車は店頭価格よりも 20万円安くないと売れないということだった」といい
コメント一覧
ちえぞう   2009年06月23日 12:07
おかあつさんの文章がすんごくわかり易かったです。
自分も駆け引きは苦手ですが、ビジネスならば苦手とかお国柄とかそんなことよりも利益優先してがんばろーよって思いました。
がんばれないお国柄、ですかね。。。
フェン   2009年06月23日 12:26
ニュースから失礼します。非常に面白い記事でした。いや、本当に面白い…。色々と考えさせられました。ありがとうございます!
おかあつ   2009年06月23日 12:28
ビジネスの駆け引きは苦手なちえぞうも、恋愛の駆け引きになると、何故か無敵の強さをほこってたりして...
^^;


知り合いに、暗算・計算は大の苦手なのに、つり銭の計算は妙に速い人とか、たくさん居ます。
人間、欲望に直結すると、なにかが変わるというか...^^

おかあつ   2009年06月23日 12:29
フェン様、
>色々と考えさせられました。

(^-^) よかったです ! ^^
ジャコビ   2009年06月23日 23:34
ビジネスワークショップに通っていて思うのですが、私以外の参加者は、皆さんマーケティング戦略が凄いです。殆どの参加者がたった一人の事業形態にも関わらず、ネットワーキングを駆使した advisory board (社員ではないけれど、たまにビジネスの方向性や効率に関して相談をすることの出来るその道のエキスパート達)を持っている人も少なくありません。1人の知恵よりも10人で出し合った知恵の方が良いに決まってます。

それでも参加者全員が business savvy な訳でもなく、自分のビジネスがあまり上手く行っていないと思うからこそワークショップに参加しているわけで、その辺の学ぼうという意識が大変高いのです。

ビジネスの成功って、コミュニケーションを通して良い人間関係を構築する事にかかっているんだなとつくづく感じます。
退会したユーザー   2009年06月24日 11:12
ニュースからです。駆け引きに関して、納得でした!ビジネスにしても外交にしても駆け引きが下手ですよね(*_*)
 
出展 2009年06月23日11:41 『駆け引きの苦手な日本人』