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2008年6月18日水曜日

たいわん・たいわん・行きたいワン (mixi05-u459989-200806180221)

ミクシ内で書かれた旧おかあつ日記を紹介します。
たいわん・たいわん・行きたいワン
2008年06月18日02:21
台湾が何かヘンだ。
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200806/2008061000116&rel=y&g=int

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在留邦人に異例の注意喚起=尖閣問題で対日感情悪化-台湾
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080617-00000079-jij-int

6月17日15時1分配信 時事通信

 【台北17日時事】尖閣諸島(中国名・釣魚島)付近で発生した海上保安庁巡視船と台湾遊漁船の接触事故をきっかけに、台湾で反日感情が高まっているのを受け、日本の対台湾窓口、交流協会台北事務所は16日、在留邦人に注意を促す通知文書を日本人学校など日系の主要団体に配布した。日本との関係が良好とされてきた台湾で、「反日」を理由に危機管理を求める通知文書が出されるのは異例。
 文書は「現在、台湾内で反日の機運がこれまでになく高まっており、台湾で生活する日本人の皆様の安全を脅かす可能性があります」と注意喚起。その上で、(1)政治的な集会に興味本位で参加しない(2)公共空間で政治的な会話・議論をすることを避ける(3)就学中の学生・生徒は可能な限り複数で行動する(4)会社・家庭で非常時に対する準備をしておく-を注意点に挙げている。

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今まで台湾はずっと日本と関係が良かった。
戦前・戦中の関係も実は悪くなかったと聞くし、観光も盛んだった。

だけど、ここ何週間か、手のひらを返したように反日に切り替わったみたいだ。 この間、日本の巡視船と漁船が衝突したという事故があったのだそうだ。これに対して猛烈に反発している、と報道されている。 これがきっかけで猛烈に反日運動が起こっている、というのだ。

これが、あまりにも突拍子も無く、猛烈に変な感じがする。

しかも、日本国内の報道の仕方が、すんごいヘンだ。
隣国で関係も深い国なのに、みんなじっと黙ってる。

とりあえず毎日新聞だけが、何か凄くハデに宣伝している。
毎日新聞によると、台湾は「開戦という選択肢も否定しない」とまで言っているという。
戦争って言葉が出ている。 これは穏やかではないと思う。

あと、こういう勧告が出ているというニュースのわりには、国の公式の情報である「海外安全情報」は、なぜか沈黙している。 すんごいヘンだ。
http://www.pubanzen.mofa.go.jp/info/info4.asp?id=008#header

何か漠然と偏った印象を受ける。 誰かが台湾の緊張を煽ろうとしてる。


だいたい、今までは反中国という色合いが強かったのに、突然、こんな極端に反日に翻るのはすごくヘンだ。

多分、お金がなくて切羽詰ったアメリカが裏で何かしているんだと思う。 なぜかというと、北朝鮮の異様な進展の速さも変だし、それにあわせたような、台湾の変化も凄くヘンだからだ。 お金がかかるアメリカ軍を引っ込めたいのではないだろうか。

もっとも凄くヘンなのが、中国の新聞で、実に公平に淡々と報道してたことだ。 日本で流れている報道とほとんど変わらない。 きちんと日本の見解も報道してたし、どちらが悪いという片寄りは全く感じられなかった。 奇妙なほど普通だった。 いつもこういうことがあると、鬼の首を取ったように反日の宣伝していたのに、だ。 だから、この台湾の動きは、中国の意図とはちょっと違うところにあるように思う。

恐らく、アメリカの動きがあったからなのだと思う。

ところで、今日の田中ニュースは凄く面白かった。 絶対読むべきだと思う。
http://www.tanakanews.com/080617yalta2.htm

日本、このままじゃ、きっとヤバい。
コメント一覧
おかあつ   2008年06月18日 02:32
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20080617AT2M1702417062008.html

このニュースも凄く微妙な書き方だ。
馬総統は凄く言葉を選んでいる感じがある。
おかあつ   2008年06月18日 04:23
http://oka.nu/notes/20080618.taiwan.txt

色々調べてみた。

この台湾の騒動はどうも、「ひとつの中国」という立場を崩したくないけど、日本とも台湾とも仲良くしたい中国がやっていることの様な気がする。

台湾と仲良くするには、「ひとつの中国」という言葉をちょっと引っ込めないといけない。 だけど、「ひとつの中国」という言葉を引っ込めちゃうと、中国の幹部クラスの偉い人に申し訳が立たなくなっちゃうんじゃないだろうか。 だから、台湾には「ひとつの中国」という言葉は微妙にお茶を濁しておいて、あとから台湾で反日機運を高めることで、中国と台湾で結束させて、あわよくば手を汚さずに尖閣諸島問題を解決してやろう、という魂胆なんじゃないだろうか。

ニュースを見てても思うけど、直前まで国を挙げて日本とビジネス交流を盛んにするプログラムをやっている。 なのに、あんなに急に反日機運が高まるのは、どう考えても不自然だ。 またそれと前後して、中国人の台湾への旅行が解禁されているのも無関係とは思えない。


あと、かなり強い反中国の考え方がある香港で、中国よりの考え方である尖閣諸島の活動家が動いてる、なんてすんごいウサン臭い。 多分、これも何かバイアスがかかっていると見たほうが自然だと思う。 それに船長がドタキャンしてポシャったなんてところも、何か裏がありそうな感じだ。

おかあつ   2008年06月18日 04:29
> これは、さきの台湾総統選で、「台湾人意識」を旗印として対中関係では慎重姿勢をとる民主進歩党が破れ、中国国民党の馬英九氏が当選し、同党が政権に復帰したことが背景にある。さらに、総統選で馬氏は、対中融和による経済振興を公約に掲げていることからも、台湾の対中政策への変化を期待した中国側が、中台対話の実現に向け積極的に動いたとみられる。


ちゃんとみてなくて知らなかったけど、いつの間にか政権が交代してたんだ。
馬総統って しかも中国国民党じゃん。こりゃ間違いないな。

となると、選挙の経緯も微妙に怪しいと思う。
選挙の経緯もちゃんと調べてみないといけないと思う。

おかあつ   2008年06月18日 06:43
うちにはおばあちゃんの近所付き合いでとってる赤旗新聞が毎日届くので、ちょっと読んでみた。

おかしなことに、この台湾の話は、全く触れられていなかった。 赤旗はきっと中国よりのことを書くだろうから、赤旗に書いていないというのは、中国が台湾のゴチャゴチャのことを知られたくないと思っている、ということかも知れない。

この件、オリンピックを前に、ことを荒立てたくないけど、台湾と尖閣諸島は欲しい中国が絡んでる可能性が多分高い。

... いやちょっと待てよ、つい最近尖閣諸島のガス田のことで大規模な譲歩が実現したばかりじゃなかったっけ... 。 ということは、ガス田のことはポーズでその後のことをにらんでいるんだろうか。

いずれにしても、何か別な意図があるのは間違いなさそうにおもう。


ところで、この付き合いというのはすごい。
うちのおばあちゃんの友達には、聖教新聞と赤旗新聞を両方取っている人がいる。
こういうことをするのは、政治研究家か、近所づきあいに燃えるおばちゃんだろう。

おかあつ   2008年06月18日 07:13
おかあつ   2008年06月18日 07:33
ここに書いてあることが本当かどうかはわからないけど、そういう暗躍が色々とあったのは、少なくともそうなんだろう。 ある意味、なんというか、日本の報道が偏っているのは、当たり前なのか...。 そんなことも僕は知らなかったのか...。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%92%8B%E4%BB%8B%E7%9F%B3#.E6.97.A5.E6.9C.AC.E3.81.AE.E4.BF.9D.E5.AE.88.E6.B4.BE.E3.81.AE.E8.92.8B.E4.BB.8B.E7.9F.B3.E8.A6.B3.E3.81.AE.E5.A4.89.E9.81.B7

日本の保守派の蒋介石観の変遷

戦後、日本の歴代政権は台湾を反共陣営の一員として、また国連常任理事国として修好につとめていたが、日中国交回復の機運が高まると中国国民党の宣伝機関は危機感を強め、日本の保守メディアに急接近し様々な宣伝活動を行うようになった。代表例としてサンケイ新聞による蒋介石秘録の連載、國民新聞 (1972年-)による反中国共産党パンフレットの発行、マスコミ総合研究所の雑誌アジア・レポートの発行。そのような中で「以徳報怨」は多くの自民党政治家、保守言論人や右翼団体がこの言葉を引用し蒋介石礼賛を行った。

しかし90年代半ば、台湾の民主化が進み、台湾独立派の政党が誕生すると、蒋介石の後継である「ひとつの中国」を標榜する国民党は、むしろ親中共派的な位置に立つ事となった。日本国内において活動する台湾独立運動家たちが、敵の敵は見方、反中国の観点から日本の保守派に接近した。金美齢がコーディネートしたとされる小林よしのりの「台湾論」が成功を収め、日本の若者に対しても蒋介石=悪玉論が広まった。

日中戦争を肯定する立場の右翼系言論人も、中国側に非がある理由として、蒋介石の「侮日政策」をあげつらうようになった。蒋介石を高く評価する理由のひとつである「以徳報怨」も、日本軍に対抗出来ない状況による窮余の策である事が指摘されるようになった。それに引き摺られる形でかつて蒋介石を礼賛していた産経新聞や保守言論人も蒋介石に否定的な意見を述べるようになっている。

このような現況に対し、平沼赳夫は2008年1月28日にマスコミ総合研究所の会合で、蒋介石が日本の天皇制を守ってくれたと擁護し、日本の保守系政治家が台湾を訪れた時は蒋介石の墓に参るのが礼儀であったが近年は行われなくなったとの批判を行った。


おかあつ   2008年06月18日 07:34
産経新聞がまた、微妙な書き方をすることが多いのも、これを読むと納得できる様な気がする。
おかあつ   2008年06月18日 07:40
http://en.wikipedia.org/wiki/Chiang_Kai-shek

英語版の蒋介石の記事には、日本の記事には書いていないエピソードが色々書いてあるのだけど、中国人の英語名って読みづらい!
クレ   2008年06月18日 23:23
このくらい調べてからコメントすべきなのだとは思うのですが、実は読んでいるうちに私の頭は完全にフリーズしました。思考停止して、もう面倒だから台湾ほっておけ!みたいな気分になりました。
人間づきあいより国家付き合いってほんと面倒ですねえ。鎖国したい気分です。
政治的にどうであれ、庶民はたくましく今までどおり商売を続けているのでしょうしねえ。
おかあつ   2008年06月19日 01:38
あれからまた色々考えたんですが、これは多分、台湾ほっとけ、じゃなくて、中国ほっとけだと思います。 恐らくこれを煽動しているのはオリンピック前でことを荒立てたくない中国なんだと思います。 ここで日本で台湾の緊張について盛んに報道されてしまうと、日本国内の反中国に火がついちゃうことになり、台湾は要らぬとばっちりを食らったかたちで反日になってしまいます。 こうして台湾と日本の緊張が高まって、結果的に台湾は中国と反日という点で結束する事になると思います。 つまり、中国にとっては、手を汚さずに、台湾問題解決していきおい魚釣島も手を汚さずに解決できてしまうので、一石二鳥です。 これでは中国の思うツボです。

だから、ある意味、日本が黙殺しているのは、とても妥当な対応なんだと思います。
クレ   2008年06月19日 02:46
解説ありがとうございます。
ありがちな第三者が裏で糸を引いている図なんですねえ。
日本は対面気にしないところが、強みと考える方法もあるわけですね。
考える局面が増えると考えるのがつくづくいやになります。
リアル生活で、面倒な人とは関わらないことで生活しているせいか、問題解決能力が下がっているのかもしれません。
おかあつ   2008年06月19日 05:21
今日の新聞見てぶっ飛びました。 尖閣諸島のガス田に関しては、どうも日本の大幅な譲歩の上に成立しているそうです。

こちらが成立したことは、どでかく新聞に載っていますが、台湾のことは黙殺してます。

何か取引があったんだと思います... でも日本は譲歩で何を引き出したんだろう...。
福田首相が功を焦った... という線もひょっとしたらありえるかも...。

中国はガス田の駆け引きでかなり利を得たはずなのに、更に台湾を使って影から圧力をかけているという構図が見えるのだけど、本当にそうなのだろうか。 これって一体、どういうことだろう。

おかあつ   2008年06月19日 17:17
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=843561956&owner_id=459989

こういう記事があったので、転載しておきました。
僕は外していました。 頑張ったんですが... 残念!
次回頑張ります。
 
出展 2008年06月18日02:21 『たいわん・たいわん・行きたいワン』

著者オカアツシについて


小学生の頃からプログラミングが趣味。都内でジャズギタリストからプログラマに転身。プログラマをやめて、ラオス国境周辺で語学武者修行。12年に渡る辺境での放浪生活から生還し、都内でジャズギタリストとしてリベンジ中 ─── そういう僕が気付いた『言語と音楽』の不思議な関係についてご紹介します。

特技は、即興演奏・作曲家・エッセイスト・言語研究者・コンピュータープログラマ・話せる言語・ラオ語・タイ語(東北イサーン方言)・中国語・英語/使えるシステム/PostgreSQL 15 / React.js / Node.js 等々




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