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2008年5月15日木曜日

ミーのおフランス (mixi05-u459989-200805151133)

ミクシ内で書かれた旧おかあつ日記を紹介します。
ミーのおフランス
2008年05月15日11:33
フィナンシャルタイムズ ドイツ版
FINANCIAL TIMES DEUTSCHLAND
http://www.ftd.de/

ドイツ語の勉強によさそうだ...。



ところで、ドイツ語の教科書を読めばすぐわかるけど、ドイツ語の教科書には ○○○の場合は、3格を取る、△△△の場合は4格を取るってしきりに論理的に書いてある。

確かにこうやって勉強するしかないのかもしれないけど、どことなくばかげているような気もする。 何故かというと、これって、こういうことじゃないかと思ったからだ。 この違和感を説明するために、仮想の語学教室での授業を模して文章を作ってみた。

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... (中略) 英語では、主語は一般的にnominative主格(1格)をとる。 しかし日本語の中で外来語として利用される場合、この規則に従わないことがある。 特に 与格Dative 3格が適用されるべき文脈であっても、稀にAccusative 対格(4格)を取る場合もあり注意が必要である。 次の文例を見よ。

例) 「ミーのおフランス製スーツが台無しザマス!」

この例では、本来であればDative与格(3格)であるマイが適用される場面でAccusative対格(4格)であるミーが利用されている。

なお、一般的に国名には、丁寧語「お」をつけてはならない。 しかし、外来語の文脈中では、場合によって「お」をつける場合がある。 「お」をつけるのが適切かそうでないかを判定するためには、主説がミーであるかマイであるかに注意するとよい。 ミーである場合は、「お」をつけたほうが正しく、マイの場合はつけないほうが正しい。

問1 次の文章を読んで正しい丁寧語を選べ
a)「マイ・アメリカ製スーツが台無しザマス!」
b)「マイおアメリカ製スーツが台無しザマス!」

a)「ミーのフランス製スーツが台無しザマス!」
b)「ミーのおフランス製スーツが台無しザマス!」


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はい、そこ! しゃべってないでね。 ここ、試験に出るから。 ちゃんと覚えておいてね。



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日本の語学教育って、こうやって、すごく感覚的に理解できるものを、わざわざ遠まわしに説明していることって多い様な気がする。 しかもその説明を逐一全部暗記させてテストに出したりして... こんな風に理論的に文法を覚えたって使えっこない。 でも日本の語学本ってこういうヤツムチャムチャ多いような気がする。

もちろん、文法がダメって言っているわけじゃない。 本当は文法ってもっと実践的なものだと思う。 日本の語学本って、何かいつもどこかが抜けてる様な気がする。 その理論が実際に使われるときのことを全く考えてないというか...。


コメント一覧
クレ   2008年05月16日 00:59
いろんな言語を知っていると、語学学習のベスト体系作れそうですね。
おかあつさんのもうひとつの仕事としていかがでしょう。
表現のおもしろさの目の付け所がいつもすごいです。
 
出展 2008年05月15日11:33 『ミーのおフランス』

著者オカアツシについて


小学生の頃からプログラミングが趣味。都内でジャズギタリストからプログラマに転身。プログラマをやめて、ラオス国境周辺で語学武者修行。12年に渡る辺境での放浪生活から生還し、都内でジャズギタリストとしてリベンジ中 ─── そういう僕が気付いた『言語と音楽』の不思議な関係についてご紹介します。

特技は、即興演奏・作曲家・エッセイスト・言語研究者・コンピュータープログラマ・話せる言語・ラオ語・タイ語(東北イサーン方言)・中国語・英語/使えるシステム/PostgreSQL 15 / React.js / Node.js 等々




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