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2007年3月2日金曜日

(メモ) 深くて巨大な溝 (mixi05-u459989-200703020103)

ミクシ内で書かれた旧おかあつ日記を紹介します。
(メモ) 深くて巨大な溝
2007年03月02日01:03
根をつめてプログラムの設計をしていたら疲れてしまい、ぼんやりしてきてしまいました。

気分転換に、日本から持ってきていた本田宗一郎の本「やりたいことをやれ」を本箱から出して読み始めたら、なんだか、元気が出てきました。

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悩みを乗り越える喜び

現代は激動の時代である。 寸刻も息抜きをすることは許されない。 創意工夫と、数々の失敗とその原因の究明にエネルギーを傾注しなければ、時代のテンポにとてもついていけないと思う。

そもそも、従来の常識などというものは破られるものであり、そのため能力を酷使しなければならないのだ。 苦しいときもある。 夜も眠れぬこともあるだろう。 どうしても壁がつき破れなくて、オレはダメな人間だと劣等感にさいなまされるかもしれない。 私自身、その繰り返しだった。 しかしその悩みを乗り越え、一歩前に進んだときの喜びは大きい。 それがまた、次の壁に挑戦する意欲につながるのだと思う。

本田宗一郎「やりたいことをやれ」 P43



...「人間の幸福を技術によって具現化するという技術者の使命が私の哲学であり、誇りです」...

本田宗一郎「やりたいことをやれ」 P37



市場調査は、ある意味で有効だと思う。 たとえば、既成の製品の評判を探ろうという場合である。 だからといってそれを基礎に改良品を出して売れるかといえば、それは判らない。 ましてや独創的な新製品を作るヒントを得ようとしたら、市場調査の効力はゼロになる。 大衆の知恵は、決して創意などは持っていないのである。 大衆は作家ではなく批評家なのである。 作家である企業家が、自分でアイデアを考えずに、大衆にそれを求めたら、もう作家ではなくなるのである。

大衆が双手を挙げて賞賛する商品は、大衆のまったく気の付かなかった楽しみを提供する、新しい内容のもので無ければならない。 大衆に求められるのは、世にあるものの批評だ。

本田宗一郎「やりたいことをやれ」 P30





... 問題は、これを理屈で理解する事と、実践する事との間に、深くて巨大な溝が存在している事実だ。 この溝は、浮世のしがらみや、義理や人情や、習慣や不文律や、暗黙の了解などによってできている。 これを埋めなければ世の中は進んでいかないのに、たいていの人は、それが分っていながらいざスコップを持つと遠慮してしまうのだ。

本田宗一郎「やりたいことをやれ」 P28



コメント一覧
みにまゆ   2007年03月02日 22:55
オー!!
やりたいことをやれ~っ
です(^^)♪
 
出展 2007年03月02日01:03 『(メモ) 深くて巨大な溝』

著者オカアツシについて


小学生の頃からプログラミングが趣味。都内でジャズギタリストからプログラマに転身。プログラマをやめて、ラオス国境周辺で語学武者修行。12年に渡る辺境での放浪生活から生還し、都内でジャズギタリストとしてリベンジ中 ─── そういう僕が気付いた『言語と音楽』の不思議な関係についてご紹介します。

特技は、即興演奏・作曲家・エッセイスト・言語研究者・コンピュータープログラマ・話せる言語・ラオ語・タイ語(東北イサーン方言)・中国語・英語/使えるシステム/PostgreSQL 15 / React.js / Node.js 等々




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