FLAGS

MENU

NOTICE

2006年11月23日木曜日

すごい! 「100ドルノートPCは子どもを救うだけではない」 (mixi05-u459989-200611230402)

ミクシ内で書かれた旧おかあつ日記を紹介します。
すごい! 「100ドルノートPCは子どもを救うだけではない」
2006年11月23日04:02
100ドルノートPCって... ま~た某社の考えた WEBサーバー駆動式の低機能端末の事か ... 下らない... と思ったら!

ぜ~んぜん大間違いだった!

これは、すごい...。 天然光で写る液晶。 発電機付きで、電源が無くても使える。 100ドルというコストパフォーマンス。 なんといっても、FEDORACORE 搭載というのがいい。 オモチャではない。 プログラミングも出来る。Java動く。Eclipseだって動くだろう。 CPUも500MHZという事で、十分実用として使用可能だ。

このあたり(ラオス)だと 電気供給がよくないし、土地柄ものすごくホコリっぽい。 そして、熱帯は雨が多いので、すぐぬれてしまう。 気候からいって、この辺の人は、濡れながら生活する事が多い。 そういう場所でコンピューターみたいな機械をとりあつかうのは、正直非常に面倒で、子供でなくても、その辺にボンって投げてしまいたくなる。 (即壊れる)

そういうところで使う事まで考えられているなんて、なんて素晴らしい発想だろう。

消費電力が2ワット?! PCの基本操作ではそんな電気を食う高機能はいらないのだと、昔っから思っていた。 モバイル機能という観点から見れば、そんなゴージャスな機能よりは持続時間の方がよっぽど大切なのだ。 それに! 昼間の日の下でも見える液晶! 考えてみればすごく当たり前なことなのに... 普通のノートは出来ないのだ。 「何でこんな機能がないの?」というようなアイデアがごっそり詰まってる!

これこそが、真のモバイル環境なのだと思う。

この人は、間違いなく、何が問題なのか見抜いている。 そして、それの解決策を知っている。 それに対して行動を起こす行動力がある。 人を動かすカリスマも持っている。 そして、息の長い活動を続ける情熱がある。

この人は、全ての条件を備えている。

間違いなく、近年中に、この人は世界を変えるだろう。

ネグロポンテ。 変った名前の人だけど、やるなぁ...。

僕もそれに合わせて行動を変えなければ...。

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0606/28/news029.html

100ドルノートPCは子どもを救うだけではない

貧しい子どもたちのために作られた100ドルノートPCだが、その省電力性や頑丈さなど、ノートPCメーカーにとって学ぶべきところもある。
2006年06月28日 10時18分 更新
Jim Rapoza

 最近、ボストンで開かれたテクノロジーアワードの授賞式に参加したが、そのイベントで「One Laptop Per Child」創設者にして会長のニコラス・ネグロポンテ氏が100ドルノートPCのワーキングモデルを披露した。

 人道的な観点から見て、このプロジェクトには好ましい点が多数ある。ノートPCのような強力なツールを貧しい子どもたちに与えることは、彼らが自分自身を磨き、地域社会を向上させるチャンスを増やす上で大いに役立つ可能性がある。このコンセプトは基本的には、「(人に魚を与えればその日の糧となるが)魚の釣り方を教えれば一生の糧になる」という古い格言を教育に応用したものだ。

 だが100ドルノートPC(最初は135ドルになる可能性が高い。数年のうちに50ドルノートPCになるかもしれない)には、わたしのオタク的な面にも訴えるものがある。明るいオレンジ色とFisher Price(玩具メーカー)のようなスタイルさえ克服すれば、これは非常にクールなマシンだ。

 ハードウェアスペック――500MHz CPU、128MバイトRAM、512Mバイトフラッシュメモリ――はおそらく皆さんを感動させるほどではないだろう。だが、100ドルノートPCはビジネス指向ノートPCのベンダーに教訓を与えるかもしれない。

 1つ目の教訓は消費電力だ。100ドルノートPCは消費電力が2ワットを切るよう設計されており、電源ユニットにつながれたクランクを回したり、ペダルを踏んで発電して動かすことができる。これに対して最新のノートPCは、消費電力は通常20~25ワットだ。

 クランクとフットペダルをさておいても、標準的なノートPCバッテリーに接続した100ドルノートPCは、1回の充電で一般的なノートPCより10倍長く動く可能性がある。

 100ドルノートPCには、ノートPC同士を接続できる無線メッシュネットワーキングなど、ほかにも興味深い機能が搭載されている。しかも電源が入っていないときにもワイヤレスメッシュルータとして作動し続けられるという。

 100ドルノートPCは折りたたんでボード型にすることもでき、頑丈で携帯しやすいように設計されている。ディスプレイは直射日光の下でも見える(どうしてそんなノートPCが見つからないんだろう)。

 皆さんはおそらく、これらの特長はどれもほとんどのビジネス向けの用途に関係ないと思うだろう。だが、考えてみてほしい。One Laptop Per Childは現在、7カ国を数える政府と協力し、各国で100ドルノートPCを導入しようとしている。ネグロポンテ氏は最初の1年で1億台を導入すると見込んでいる。

 だが、この予測が大きく外れたら? 導入数がその半分だったら? それでも5000万台というのは、1年間のノートPCの販売台数よりもずっと大きい。

 わたしに言わせれば、どんな製品でも5000万~1億台となれば大きな影響力を持つ。Microsoftは公には100ドルノートPCを批判しているが、このノートPCで動くバージョンのWindowsを開発しているとも伝えられている。このシステムがより安いコストで導入できてより効率が高いと購入者コミュニティーが理解したら、ノートPCメーカーにも同様のもの――特に消費電力に関して――を提供しなければならないという圧力がかかるだろう。

 100ドルノートPCのシンプルな利用範囲は、メーカーがわたしたちに提供するオプションに影響するだろう。

 確かに、ハードウェアスペックは控えめだが、100ドルノートPCではユーザーがWebサーフィンや電子メール、オフィスの作業を簡単にこなせる――つまり、ノートPCプラットフォームを必要とする人の99%の作業をカバーする。多数の企業とビジネスモバイラーは頑丈で省電力、ポータブルで500ドルを切るコンピューティングシステムに関心を持つだろう。

 わたしも、100ドルノートPCほど効率的に作られたシステムがあったら興味を持つと思う。正直なところ、企業にとっては折り紙でできた白鳥のように役に立たない見せかけの携帯ゲーム・エンターテインメントシステムよりも、100ドルノートPCの方がわたしにはずっと便利に、魅力的に思える。

 わたしたち企業向けITの世界に関わる者は、One Laptop Per Childプロジェクトを歓迎し、支持するべきだ――その慈善的な側面(この計画が進む中で、ITコミュニティーが寄付や支援をする機会がきっとあるはずだ)と、この計画がもたらす技術的な変化の両方において。





100ドルノートPC登場:ネグロポンテ氏によると、100ドルノートPCは初め約135ドルで、2010年までには50ドルに値下がりする見通し。

100ドルノートPCの設計:荒涼とした土地や頑丈な設計が必要な状況で機能し、さまざまな照明の下で画面が読めるよう設計されている。

ワイヤレスメッシュ機能:ノートPCの電源をオフにしているときでも機能するワイヤレスメッシュ技術を採用、ノートPCを村のワイヤレスハブに変える。

簡易版のFedoraを搭載:画面上のFの飾り文字が示すように、Red HatのFedora Linuxの簡易版を搭載している。


1人の子どもに1台のノートPCを:ネグロポンテ氏は、「One Laptop Per Child」はノートPCが中心なのではなく、子どもに勉強ができるツールを与えることが主眼だと語る。

人々に囲まれた100ドルノートPC:スペックはやや控えめだが、100ドルノートPCは人々を引きつけている。

ニコラス・ネグロポンテ氏:One Laptop Per Childの会長ニコラス・ネグロポンテ氏と100ドルノートPC。


コメント一覧
HN   2006年11月23日 12:56
これは良いPCですね。
たしかOSにフェドラコア使うとか言ってたような記憶がありますんで、比較的楽に弄れるような気がします。
足こぎペダルで発生した電力をとってきて「こぎ量」をデータ化して、GoogleMapをサイクリングするゲームとか作れそう。
ネグロポンテさんは日本で売るつもりは無いんでしょうかね?
ねこ☆ミ。   2006年11月23日 19:36
>荒涼とした土地や頑丈な設計が必要な状況で機能し、さまざまな照明の下で画面が読めるよう設計されている。

自、、、、自分がほしいです。
本体価格だけでなく、電気代も安そうだし、、、
(今利用しているZaurusよりもよさげ(^^  )

ネグロポンテさん、世の中の役に立つ革新的なアイデアを実現していくところがすごいなぁ。


ガクムラ   2006年11月23日 22:57
実物を触りたくなりました。
構想は知っていましたが、それを現実にしていくネグロポンテさんのエネルギー、情熱、行動力…言葉が出ません。
学校で配ったこのパソコンを使って、子どもたちはウィキペディアなどにつなぎ、自分の好きな知識をどんどん増やしていくのだと思います。
分野によっては、先生よりも専門知識をもった子どもたちがたくさん増えそうですね。
どんどん専門知識が一般化して、それと同時に専門知識の細分化と複合化が進み、知識のグラフがなんとなくひしがたの縦長のグラフになるような気がするのですが…。

おかあつさんの「間違いなく、近年中に、この人は世界を変えるだろう。 」に深く同感します。

また、このパソコンが日本ではなく、中国の工場から生み出されたというのもある意味で世界の流れを感じます。
でも、数年後にはインドで生産していたり(笑)。

おかあつ   2006年11月23日 23:42
取り敢えず、僕は、今日、すごく書き込みしたかったんですが、なんと言ってもネットが無予告で止まるので、参るのです。

特に、日本に住んでいると感じないですが、地球上のほとんどの場所は、そんなもんだと思います。(僕は、ロシアの人が日本の高速なネットを見て感動しているのを見たことがあります。) タイなんてつながるだけマシです。 しかも、これは、ついここ1~2年の話なんだそうです。

タイのネットカフェは、ADSL512kbpsで 20人ぐらいで共有してます。そんなところで、全員が、ネット殺し合いゲームやMSN画像付きチャットしてます。 速いわけないのです。

かなり高い比率で、Windows98を使っています。 あまり大きな声では言えませんが、ライセンス機能が甘い事と、 カスタマイズが意外と思ったとおりに行きやすい事(ノウハウを知り抜いていることが大条件ですが) 古くてボロい低機能マシンでも結構サクサク動く事、古くてマイナーなPCでもドライバの相性問題が出にくい事(これは結構盲点だと思います)... などなど ... 98のメリットは、先進国が考えているようなところと全然違うところにあったりします。


僕は、ちょっと、明らかに、ひねくれてますが、でも、そういう低機能パソコンでも動く事を考えるのは、結構大切な事だと思うのです。

800x600対応とか、256色対応とか...

パソコンでやる事は、文章を書くこととか、メールを送るとか、表を作るとか、あるわけですが、それをするのに高価な高性能グラフィックボードが必須だ、というのもちょっと変だと思うのです。

そういう何が必要で何が必要でないのかという、ギリギリな線って、贅沢な環境だと見えなくなるような気がします。

タイに限らず、日本だって、パソコンを必要としているほとんどの人が、そういう環境を持っていないじゃないですか...。

日本だと、そこの隙間を携帯が埋めているように思うんですが... そう人たちを食い物にしているようにどうしてもみえてしまいます。 (って僕はすぐここに結論が帰着しちゃうんですが...。)


僕は、JavaがWindows98をサポートしているという事にちょっと、感じるものがあるのです...。
 
出展 2006年11月23日04:02 『すごい! 「100ドルノートPCは子どもを救うだけではない」』

著者オカアツシについて


小学生の頃からプログラミングが趣味。都内でジャズギタリストからプログラマに転身。プログラマをやめて、ラオス国境周辺で語学武者修行。12年に渡る辺境での放浪生活から生還し、都内でジャズギタリストとしてリベンジ中 ─── そういう僕が気付いた『言語と音楽』の不思議な関係についてご紹介します。

特技は、即興演奏・作曲家・エッセイスト・言語研究者・コンピュータープログラマ・話せる言語・ラオ語・タイ語(東北イサーン方言)・中国語・英語/使えるシステム/PostgreSQL 15 / React.js / Node.js 等々




おかあつ日記メニューバーをリセット


©2022 オカアツシ ALL RIGHT RESERVED