大分 MacBookに慣れてきた
2006年09月06日07:17
最初の段階でキーボードのことや操作方法、運用方法、出来る事と出来ない事の切り分けをいろいろ考えなければいけなかったので、大変だったけど、大分見えてきた。
事務的なドキュメントを作ったり、計画を練ったり、メモを作ったりする作業は、どう考えてもWindows+Let's Note の方が小回りが利く。 電池も丸一日持つし、キーボードもそこそこ打ちやすい。 キーボードや液晶をつなげば、そのまま本格的な開発にも使えるし...。
こういうのをMACでやろうとすると、結構きつい。 このようなビジネス目的でOpenOffice(※1)がいいのだけど、MACではそのままで動かす事ができない。 X11(※2)を使えば動かせるけど、不具合も多く、そこまでして動かす気には、正直なれない。 NeoOffice(※3)を試してみようとは思うけど、期待通りの結果が出るかどうか...。
しかし、忘れてはならないのが、MACには OMNIというWindowsには無い非常に良質な思考ツール群があることだ。これはこれで非常に魅力的で、捨てがたい。
しかし、こうやっていって、この作業はこちら(MAC)、あの作業はあちら(WINDOWS)、と、ベストな答えが見えてしまえば、こちらのものかなと思う。
少し落ち着いてきたので、ようやく本題のマックっぽい事をして遊んでみた。 ガレージバンドでちょっと曲を作ってみた。
目からウロコっていう感じだった。 すごく使いやすい。
昔、自作マシンで、出たばっかりのCUBASEを使ってコツコツ組み合わせて作曲を試みた時の砂をかむような努力を思い出す。
こうしてMACに触れていると、使い勝手の良さのレベルのあまりの違いの大きさに、いろいろ思う。 あんなにしてWindowsでたわむれていても100年たっても曲なんか出来なかったと思う。 MACで作業してみると、心憎いほどに細かな心配りがなされており、何も考えないでよい。 曲を作る事に完全に集中する事ができる。 ガレージバンドの曲位置の移動は本当に美しいし、直感的に見やすい。 CUBASEは1しか使った事がないけど、あれで本格的な作業をしようとは、夢にも思えない。 曲位置なんか瞬間移動方式なので、すぐに見失ってしまう。 直感的でないのですぐ行き詰る。 すぐにプログラマ的発想を持ち出す必要が出てくる。 出来ない操作が多すぎて疲れる。僕はプログラマなので、それはそれで出来ない事ではないんだけど、結果的に作曲する事に集中できない。 これが致命的なのだ。
唯一好きだったのはSamplitudeというドイツ製のソフトだった。これもガレージバンドとはまた違ったきめ細かい心配りがなされていたが、正にドイツ製という感じがする非常に微細で難解な心配りだった。Windows用にあって非常に操作性は高かった。しかし、機能が多すぎるせいか、ミュージシャンからは評判が悪かった。 正しく理解されてないと思った。 正直、日本のミュージシャンって乱雑で頭が悪い人が多いと思う。
WindowsでDTMにする時は、資金的にも時間的にも厳しい制約があったので、ショップの人や、雑誌などで、いろいろな人の意見を聞いてみて参考にした。 今、こうして自分で試してみて、思うのは、僕にアドバイスをくれた殆どの人は、DTMという作業をわかっていなかったのだな、と言う事だ。 そのへんの素人の意見など参考にする事は無かったと思う。 でも当時はいろいろな制約があったため、素直に人のいうことを聞くしかなかった。 だが、素人の意見に振り回されて、WindowsでDTM環境をそろえるなんて、暴挙をしてしまった。(当時はCUBASEが出たばかりで MACじゃなくてもDTM出来る!と評判になっていた時期だった)
自分の目を信じる、って言う事はとても大切な事だと思った。
でも、自分の目で見て周る時間とお金があればの話しなのかもしれない。 そういう意味で行けば、僕にアドバイスをくれた人は有能ではなかったが、そういうゆとりのある人たちでは会った。 当時、僕は、音楽の能力をつけることに、メチャメチャな努力をしていた。 なんで、こんなに努力しても音楽の能力が付かないのか、と悩んでいたが、それはそうだろうなと今は思う。 当時の僕は、連日徹夜の様な仕事の合間にDTMやギターの研究しているような状況だったし、そんな僕と彼らでは、かけている時間の量が桁違いだ。
俗に言う音楽の才能って言うのは、いろいろなまやかしの中にあるのだと思う。
僕は本当に才能(=クリエイティビティ)がある人が好きだ。 本物の才能のある人は、時間も資金も無いところから創造性を駆使して作り上げる。
そういう人は、意外と地味だったりする。
※1 OpenOffice ... Microsoft Office互換のSUN Microsoft社製のフリーウェア。 公開されたファイル形式を持つ為、将来にわたって高い互換性が保たれる。 クロスプラットフォーム対応でソースコードが書かれているため、Windows / UNIX / Linux / MAC に関わらず動く。
※2 X11 ... UNIXでのウィンドウデスクトップ環境を実現するための仕組み。古くからある為、非常に安定性が高い。 その分最新の機能には疎い。Windowsと比べて利用者が少ない為、細かな不具合が多い。 開発者向け。 今はWindows上でも動かす事ができる。 中身はFreeBSDというUNIXOSであるMAC上でももちろん動く。 OpenOfficeはクロスプラットフォームとして書かれているが、このX11が無いと動かない。
※3 NeoOffice ... OpenOfficeのグラフィックインターフェース部分のクロスプラットフォーム性を捨てて、OS X のユーザーインターフェースで書き直したもの。 OS X との親和性は高いはずだが、OpenOfficeのバージョンアップごとに NeoOfficeも書き換える必要がある為、常に最新のOpenOfficeの機能が利用できるとは限らない。
事務的なドキュメントを作ったり、計画を練ったり、メモを作ったりする作業は、どう考えてもWindows+Let's Note の方が小回りが利く。 電池も丸一日持つし、キーボードもそこそこ打ちやすい。 キーボードや液晶をつなげば、そのまま本格的な開発にも使えるし...。
こういうのをMACでやろうとすると、結構きつい。 このようなビジネス目的でOpenOffice(※1)がいいのだけど、MACではそのままで動かす事ができない。 X11(※2)を使えば動かせるけど、不具合も多く、そこまでして動かす気には、正直なれない。 NeoOffice(※3)を試してみようとは思うけど、期待通りの結果が出るかどうか...。
しかし、忘れてはならないのが、MACには OMNIというWindowsには無い非常に良質な思考ツール群があることだ。これはこれで非常に魅力的で、捨てがたい。
しかし、こうやっていって、この作業はこちら(MAC)、あの作業はあちら(WINDOWS)、と、ベストな答えが見えてしまえば、こちらのものかなと思う。
少し落ち着いてきたので、ようやく本題のマックっぽい事をして遊んでみた。 ガレージバンドでちょっと曲を作ってみた。
目からウロコっていう感じだった。 すごく使いやすい。
昔、自作マシンで、出たばっかりのCUBASEを使ってコツコツ組み合わせて作曲を試みた時の砂をかむような努力を思い出す。
こうしてMACに触れていると、使い勝手の良さのレベルのあまりの違いの大きさに、いろいろ思う。 あんなにしてWindowsでたわむれていても100年たっても曲なんか出来なかったと思う。 MACで作業してみると、心憎いほどに細かな心配りがなされており、何も考えないでよい。 曲を作る事に完全に集中する事ができる。 ガレージバンドの曲位置の移動は本当に美しいし、直感的に見やすい。 CUBASEは1しか使った事がないけど、あれで本格的な作業をしようとは、夢にも思えない。 曲位置なんか瞬間移動方式なので、すぐに見失ってしまう。 直感的でないのですぐ行き詰る。 すぐにプログラマ的発想を持ち出す必要が出てくる。 出来ない操作が多すぎて疲れる。僕はプログラマなので、それはそれで出来ない事ではないんだけど、結果的に作曲する事に集中できない。 これが致命的なのだ。
唯一好きだったのはSamplitudeというドイツ製のソフトだった。これもガレージバンドとはまた違ったきめ細かい心配りがなされていたが、正にドイツ製という感じがする非常に微細で難解な心配りだった。Windows用にあって非常に操作性は高かった。しかし、機能が多すぎるせいか、ミュージシャンからは評判が悪かった。 正しく理解されてないと思った。 正直、日本のミュージシャンって乱雑で頭が悪い人が多いと思う。
WindowsでDTMにする時は、資金的にも時間的にも厳しい制約があったので、ショップの人や、雑誌などで、いろいろな人の意見を聞いてみて参考にした。 今、こうして自分で試してみて、思うのは、僕にアドバイスをくれた殆どの人は、DTMという作業をわかっていなかったのだな、と言う事だ。 そのへんの素人の意見など参考にする事は無かったと思う。 でも当時はいろいろな制約があったため、素直に人のいうことを聞くしかなかった。 だが、素人の意見に振り回されて、WindowsでDTM環境をそろえるなんて、暴挙をしてしまった。(当時はCUBASEが出たばかりで MACじゃなくてもDTM出来る!と評判になっていた時期だった)
自分の目を信じる、って言う事はとても大切な事だと思った。
でも、自分の目で見て周る時間とお金があればの話しなのかもしれない。 そういう意味で行けば、僕にアドバイスをくれた人は有能ではなかったが、そういうゆとりのある人たちでは会った。 当時、僕は、音楽の能力をつけることに、メチャメチャな努力をしていた。 なんで、こんなに努力しても音楽の能力が付かないのか、と悩んでいたが、それはそうだろうなと今は思う。 当時の僕は、連日徹夜の様な仕事の合間にDTMやギターの研究しているような状況だったし、そんな僕と彼らでは、かけている時間の量が桁違いだ。
俗に言う音楽の才能って言うのは、いろいろなまやかしの中にあるのだと思う。
僕は本当に才能(=クリエイティビティ)がある人が好きだ。 本物の才能のある人は、時間も資金も無いところから創造性を駆使して作り上げる。
そういう人は、意外と地味だったりする。
※1 OpenOffice ... Microsoft Office互換のSUN Microsoft社製のフリーウェア。 公開されたファイル形式を持つ為、将来にわたって高い互換性が保たれる。 クロスプラットフォーム対応でソースコードが書かれているため、Windows / UNIX / Linux / MAC に関わらず動く。
※2 X11 ... UNIXでのウィンドウデスクトップ環境を実現するための仕組み。古くからある為、非常に安定性が高い。 その分最新の機能には疎い。Windowsと比べて利用者が少ない為、細かな不具合が多い。 開発者向け。 今はWindows上でも動かす事ができる。 中身はFreeBSDというUNIXOSであるMAC上でももちろん動く。 OpenOfficeはクロスプラットフォームとして書かれているが、このX11が無いと動かない。
※3 NeoOffice ... OpenOfficeのグラフィックインターフェース部分のクロスプラットフォーム性を捨てて、OS X のユーザーインターフェースで書き直したもの。 OS X との親和性は高いはずだが、OpenOfficeのバージョンアップごとに NeoOfficeも書き換える必要がある為、常に最新のOpenOfficeの機能が利用できるとは限らない。
コメント一覧
ちえぞう 2006年09月06日 10:10
私はガレバンって自分用のデモ等にしか使ってない(要するに機能をフル活用できているわけではない)けど、あれだけでも十分にいろんなことできますよね。
本職は音楽系でないのにものすごく計算された曲を作る友だちが何人もいます。
10年前、ドラムの音源を一つ一つ打ち込んだりサンプラーでループつくったりしていたのが嘘のようです。
おかあつさんの印象ってジャズ!なイメージだったのですが、今でもやっているのでしょうか。
本職は音楽系でないのにものすごく計算された曲を作る友だちが何人もいます。
10年前、ドラムの音源を一つ一つ打ち込んだりサンプラーでループつくったりしていたのが嘘のようです。
おかあつさんの印象ってジャズ!なイメージだったのですが、今でもやっているのでしょうか。
おかあつ 2006年09月06日 18:09
>おかあつさんの印象ってジャズ!なイメージだったのですが、今でもやっているのでしょうか。
今でも続けてますよ! でも、今はプログラムを組む事に専念したいので、我慢する事にしています。
でも、この間、我慢できなくて、思いついて自動でジャズの即興演奏をするプログラムを作ってしまいました。
今でも続けてますよ! でも、今はプログラムを組む事に専念したいので、我慢する事にしています。
でも、この間、我慢できなくて、思いついて自動でジャズの即興演奏をするプログラムを作ってしまいました。