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2006年6月8日木曜日

エスニックと武士道 (mixi05-u459989-200606081527)

ミクシ内で書かれた旧おかあつ日記を紹介します。
エスニックと武士道
2006年06月08日15:27
今日あるコミュニティーを辞めた。 話していると、いらだって来るし、かといって何でいらだつのか説明したところで、ケンカになるだけだからだ。

僕は、前Delphi-MLというメーリングリストに所属していた。

このメーリングリストはDelphiというプログラム開発ツールに関する情報交換メーリングリストで、知る人ぞ知る存在だった。また、参加者のレベルが非常に高い事でも知られ、とても厳密に「ネチケット」がまもられ、有意義な討論が繰り広げられている。 このメーリングリストでは、「ネチケット」を守らない人は、理由をはっきりと指摘した上で厳密に非難された。

僕は、そういうメーリングリストで鍛えられた経験があるので、今でもネット上のコミュニティーはこうあるべきだって思っている。

確かに厳しすぎるかもしれない。でも、逆の言い方をすると、このルールが守られてないと何も有意義な事が起こらないので、物足りなく感じる。 つまらない。

でも、最近はどこのコミュニティーもそのルールが守られていない。ルールの存在すら知らないようだ。 知っている人のほうが希少なんじゃないだろうか。

「情報交換」という事がどういうことなのか、全くわかってない人が多いと、本当に疲れる。 情報交換、っていうのは基本的に知っていることを全部出した上で、知らない事を教えてもらう事だ。

だから、知らないことをああだこうだバカにするのも意味がないし、知っている事を自慢するのも意味が無い。 ただ、そこには助け合いっていう行動があるだけだ。

でも、なんか、最近の人は、知らない事を問題だとも思ってないみたいだし、知りたいとも思ってないみたいだ。そういう知識的なことを言う事はタブーにも近い。 知ってれば気取るし、知らないと自己卑下する。 教えれば怒るし、人が知らないとバカにする。

詳細を公開するとオシエテ君がやってきてひたすら教え続けないといけない。 情報のお礼は情報で返す、っていうルールを知らない。

そういう中に居ると、僕は、みんな、何がしたいんだろうって思う。


昔は良かったと懐古しているわけではない。 僕が思うのはこういうことだ。

僕は外国に居て良く思うんだけど、本当に 日本人同士って仲が悪い。 他の国の人は、それぞれ集まって色々情報交換をしたり、助け合ったりしてるけど、日本人って集まると必ず、誹謗中傷をし合って離れちゃう。

逆のパターンもある。 人の欠点は目をつぶって、人間関係が荒れるような話題は避ける。絶対に他人の批判をしない。 こうして付かず離れずの、仲良しクラブになるのだ。

これも意味が無い。 これじゃ人間が成長しないからだ。

だから、ある程度の理解レベルに到達すると、みんな一人で頑張るようになる。 つまらない人間関係に煩わされたくないからだ。 だから、日本人同士の情報交換が無くなる。 だから、みんなで同じ事を繰り返すようになる。

結果的にそれは日本にとってすごい損害だと思う。

---

僕は、「道」っていう考え方が好きだ。 剣道、柔道 転じては マンガ道とかバイク道とか ... そういう「道」っていう考え方。

だから、僕は東南アジアに住む人にも「エスニック道」っていうものがあると思う。

異なる文化の国に行き、そこに住み、その文化に敬意を払い、理解して そこから 自分の文化に無い何かを学ぶ。 そして教えてくれた事に感謝して決して礼を忘れない。 そういうことを通じて、逆に自分の国の文化をより深く知っていく。

そこに住んでいるのに その国の文化に敬意を払わず、何年たってもその国の言葉すら話せないっていうのは、恥ずかしむべき事だ、って心得るべきだと思う。

これが日本の文化の根底に流れる武士道の思想じゃないだろうか。

しかし、大勢の「道」の精神を忘れた「亜日本人」が外国に行って 世界中に厚顔をさらしてる。

これってどういうことかと思う。
コメント一覧
kikuyan   2006年06月09日 00:20
とりあえず、燃料投入しておきますね

( ・▽・)つhttp://q.hatena.ne.jp/1148973626
おかあつ   2006年06月09日 00:32
僕は複数グループ所属派なので、全部反論できるな。

僕はプログラミングがメインだけど、他にもアイスホッケーとかリーダーシップやチームプレーを要求される事もやってたし、ジャズギターとかのアート系にもいたこともあるし、数学系の先生に習っていた時期も結構長い。 少林寺拳法とか語学系とかレース系とかをやっていたこともある。 もちろん、それらのグループに所属してイジメられてたこともある。(切磋琢磨っていういい意味でね)

だから、僕は聞いてきた人に関しては絶対最後まで説明するし、理解できなければ方向も示す。

でもね。 彼らは、なんだかんだいって、結局そうやって相手の欠点をあげつらうことで、やる気が無いのをカモフラージュしてるだけなんだよね。

だから、気にしてらんないや。
 
出展 2006年06月08日15:27 『エスニックと武士道』

著者オカアツシについて


小学生の頃からプログラミングが趣味。都内でジャズギタリストからプログラマに転身。プログラマをやめて、ラオス国境周辺で語学武者修行。12年に渡る辺境での放浪生活から生還し、都内でジャズギタリストとしてリベンジ中 ─── そういう僕が気付いた『言語と音楽』の不思議な関係についてご紹介します。

特技は、即興演奏・作曲家・エッセイスト・言語研究者・コンピュータープログラマ・話せる言語・ラオ語・タイ語(東北イサーン方言)・中国語・英語/使えるシステム/PostgreSQL 15 / React.js / Node.js 等々




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